トヨタ2000GTは、日本が世界に誇る伝説のスポーツカー。
1967年から1970年までのたった3年間、わずか337台しか生産されなかったという事実にまず驚きます。
そんな希少車には、実は「前期型」と「後期型」の2タイプが存在します。
それぞれに個性と魅力があり、コレクターの間でも人気が分かれているようです。
今回はその違いを徹底比較しつつ、相場・現存台数・所有者の情報まで深掘りしてみました!
【比較表】前期型と後期型の違いまとめ

まずは主な違いをざっくり比較表でどうぞ。
項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
ヘッドライト | フラットなガラスカバー | わずかにカーブしたカバー |
ホイール | スチールホイール | 軽量マグネシウムホイール |
内装 | ウッドパネル多め | 一部仕様変更あり |
エンジン | 3M型 DOHC直6 | 改良版3M型 DOHC直6 |
生産台数 | 約200台 | 約137台 |
正直、自分もこの記事を書くまで「そんな違いあったのか…」って思ってました。
デザイン・パーツ面での違いとは?
ヘッドライト
- 前期型はフラットなガラスカバーで、クラシック感が強め。
- 後期型はカーブしたカバーで、空力性能を意識したデザインに。
→ 個人的にはフラットな方が“レトロ感”があって好みかも…。
ホイール
- 前期型:重めのスチール製。どっしりした存在感あり。
- 後期型:軽量マグネシウム製。軽快な走りに貢献。
→ レース志向なら後期型、クラシック重視なら前期型?
エンジン性能の違い
両型ともに「3M型DOHC直列6気筒エンジン」を搭載。
ただ、後期型では燃料供給系の改良が施され、よりスムーズな加速が可能に。
→ 「後期型の方が乗って楽しい」っていう声もあるみたいです。
前期型と後期型、どちらが人気なのか?

- 希少性で見ると**前期型(約200台)**の方がレア。
- 走行性能や実用性で見ると後期型が評価される傾向。
とはいえ、どちらも今ではコレクターズアイテム。
オークションでは前期型の方が若干高値で取引されることが多いようです。
→ もし仮に選べるなら…自分だったら悩みすぎて夜眠れなさそう(笑)
トヨタ2000GTの新車価格と中古市場の推移
当時の新車価格は?
- 1967年発売時:238万円
- 1970年生産終了時:約250万円
当時の大卒初任給が約2万円なので…まさに「夢のクルマ」だったことが分かります。
中古価格の推移と現在の相場
年代 | 中古価格相場 |
---|---|
1980年代 | 500万〜1000万円 |
1990年代 | 2000万〜4000万円 |
2000年代 | 5000万〜7000万円 |
2010年代 | 1億円超え |
2020年代 | 1.5億円以上の落札例あり |
→ いや、本当に桁違い。もはや「家を何軒買えるのか」ってレベルですね…。
レストア車・事故車の価格差は?
- 完全オリジナル維持:1.5億円以上
- 純正パーツ未使用レストア車:7000万〜1億円
- 事故歴あり車両:5000万円前後
→ 「オリジナルかどうか」が価格を大きく左右するようです。
現存台数はどのくらい?

- 生産台数:337台
- 現存推定台数:約200台
- 国内残存数:50〜80台前後
事故や劣化で失われた車両もあるため、完全オリジナルで残っている車は超希少とのこと。
→ 実際に現車を見る機会があったら、めちゃくちゃ貴重です!
トヨタ2000GTを所有する芸能人は?
有名オーナーたち
- 唐沢寿明(俳優)
- ジェイ・レノ(アメリカのコメディアン)
- ポール・ウォーカー(映画『ワイルド・スピード』俳優)
唐沢さんはテレビでも「旧車好き」としてよく登場しますよね。
しかも本当に自分で所有しているのがスゴい…ガチ勢すぎる。
まとめ:前期型・後期型の違いとその魅力
✅ トヨタ2000GTには前期型と後期型が存在し、それぞれに独自の魅力がある
✅ 主な違いはヘッドライト・ホイール・内装・エンジン性能など
✅ 前期型の方が希少性が高く、高値で取引される傾向あり
✅ 現在の中古相場は7000万円〜1.5億円超えとプレミア価格
✅ 国内には50台〜80台ほどが現存。レア中のレア
✅ 芸能人や海外セレブも2000GTに魅了されている!
編集後記:違いを調べていくうちに2000GTがさらに好きになった件
今回、前期型と後期型の違いを調べていくうちに、この車の奥深さに改めて惹かれました。
「ただのクラシックカー」じゃなくて、それぞれの個体に物語があるっていうか…。
細部にまでこだわった設計や、日本の技術力がぎゅっと詰まった名車。
本当に「伝説」と呼ばれるにふさわしい1台だと思います。