シビックSB1は1972年の登場から短期間で複数の改良を受け、一般的に「前期」「後期」と呼ばれる仕様差が存在します。
見た目の違いだけでなく、走行の安定性、快適装備、外装パーツの仕様、錆びやすさ、そして現在の“部品入手性”にまで影響している重要なポイントです。
購入やレストアを検討する際には、前期/後期の特徴を理解しておくことで、狙うべき個体が明確になります。
特に外装パーツは前期と後期で互換性がない部分が多く、バンパー、グリル、ライト類、内装の一部はそれぞれ専用設計が採用されていました。
また、後期では細かな設計改良により錆が出にくい構造や耐久性の向上が図られた部分もあります。
これらの差は現在の旧車市場でも評価に大きく関わっています。
この記事では、外装の違いから内装、メカニズム、走り、維持費に関わる部分まで、前期/後期を徹底的に比較します。
これからSB1を購入したい方、すでに所有していて仕様を正しく知りたい方に向けて、要点を深掘りしていきます。
Contents
- 1 外装デザインの違い
- 2 内装・快適装備の違い
- 3 メカニズム・走行性能の違い
- 4 錆びやすさ・防錆構造の変化
- 5 部品互換性と入手性の違い
- 6 どちらを選ぶべきか(ユーザー像別)
- 7 FAQ(実際の購入検討者が気にしやすい“リアル補足型”)
- 7.1 Q1. 前期と後期で維持費は大きく変わりますか?
- 7.2 Q2. 前期の外装パーツが手に入らない場合、後期のものを流用できますか?
- 7.3 Q3. 錆が不安ですが、どちらの方が“長持ち”しますか?
- 7.4 Q4. 整備初心者でもSB1は維持できますか?
- 7.5 Q5. 長距離ドライブに向くのは前期と後期どちら?
- 7.6 Q6. レストアを考えた場合、どちらの方が総費用は抑えられますか?
- 7.7 Q7. オリジナル度を重視するならどちら?
- 7.8 Q8. 2台比較したとき、乗り心地の違いはすぐ分かりますか?
- 7.9 Q9. 将来のリセールを考えるとどちらがお得?
- 7.10 Q10. 初めて旧車に乗るならどちらを選ぶべき?
- 8 まとめ
- 9 参考リンク
外装デザインの違い

前期/後期の違いで最も分かりやすいのが“外装の仕様変更”です。
ライト・バンパー・グリル・モール類など、見た目に直結する部分に差があります。
フロントまわりの違い
前期型
- 細い縦基調のフロントグリル
- メッキの面積が多くクラシック感が強い
- ウインカーは小型でシンプル
- バンパーは薄く軽快な印象
後期型
- グリルに横基調のデザインが増え、視覚的にワイドな雰囲気
- バンパーが大型化(安全基準変更に伴う設計の可能性あり)
- ウインカー位置・レンズ形状が変更され視認性向上
リアまわりの違い
前期型
- 小型テールランプで、シンプルなデザイン
- メッキバンパーは薄く、軽量な印象
- ナンバー灯の仕様が異なる
後期型
- テールランプが大型化して視認性を改善
- バンパーも前期より厚みがあり、後期らしい安定感
- 外装モールの長さ・形状が異なる場合あり
ボディカラー・モール仕様の違い
- 後期では選べるカラーが増えた市場もある(地域差あり・不明部分は不明)
- 外装モールのデザインが一部変更され、耐久性が向上
前期/後期の外装比較表
| 部位 | 前期 | 後期 |
|---|---|---|
| グリル | 縦基調・細い | 横基調・ワイド感 |
| バンパー | 小型・軽快 | 大型・保安性向上 |
| テールランプ | 小型 | 大型 |
| 外装モール | シンプル | 改良され耐久性向上 |
要点まとめ
- 外装は前期がクラシック寄り、後期は視認性と実用性寄り。
- 前期は軽快で“初代らしい”古さが魅力。
- 後期はバンパー類が強化され、実用性が増している。
- グリル・テール・バンパーは互換性が低いため注意。
前期は素朴でクラシックな雰囲気が強く、後期は洗練されて“安定したスタイル”になっている感じがします。
どちらにも魅力があって迷うところですね。
内装・快適装備の違い

シビックSB1の前期/後期は外装ほど大きく変わらないものの、使い勝手に関わる小さな改良がいくつも施されています。
とくに内装素材・メーター表示・スイッチ配置など、所有後に“確実に違いが分かるポイント”が中心です。
メーター・スイッチ類の違い
前期型
- シンプルな2眼〜3眼タイプ
- 警告灯が少なく、表示は最小限
- スイッチ類は小ぶりでクラシックな質感
- 針・数字のデザインが素朴で軽快な印象
後期型
- 表示項目が増え、視認性が向上
- インパネ照明の明るさが均一化
- スイッチ類が大型化し操作性向上
- メーター周りの意匠が“近代的”に寄る
シート・内装素材の違い
前期型
- ファブリック・ビニールともに薄手で軽量
- 経年劣化が早い個体が多く、破れ・色褪せが見られやすい
- ドア内張りはシンプルで、断熱材が薄い
- クッション性は控えめ
後期型
- 内張り素材が改良され、耐久性が向上
- シートクッションがやや厚くなり座り心地が改善
- 制振材が追加・変更された市場もあり(地域差あり・不明部分は不明)
- 経年でも“ヘタリにくい”と言われる個体が増える
操作性・使い勝手の違い
前期型
- 操作スイッチが小さく、配置もクラシック
- 軽量である反面、室内の“カタカタ音”が出やすい
- エアフロー(送風切替)が簡易的
後期型
- 操作スイッチが大型化して押しやすい
- 制振対策により、前期より静粛性が向上する個体が多い
- 送風切替などの操作フィールが改善
内装の“雰囲気”の違い(感覚的特徴)

前期
- 素朴で軽快、1970年代初期らしい簡素さ
- 軽量さそのままの“古さの味”が楽しめる
後期
- ある程度の近代化が図られ、落ち着いた質感
- 日常使用での快適性が少し上がっている
内装装備の比較表
| 項目 | 前期 | 後期 |
|---|---|---|
| メーター視認性 | △ | ○ |
| スイッチ操作性 | △ | ○ |
| シートの快適性 | △ | ○ |
| 内装材の耐久性 | △ | ○ |
| 室内静粛性 | △ | ○ |
要点まとめ
- 前期は簡素で軽量、クラシックらしい“素朴さ”が強い。
- 後期は耐久性・視認性・快適性が改善され、日常使いに向く。
- 内装パーツは後期の方が状態の良いものを確保しやすい傾向がある。
- 前期の雰囲気が好きか、後期の実用性を重視するかが選択基準になる。
前期の室内は“初代らしい軽い作り”が魅力で、古さに味を感じる部分があります。
後期は落ち着いた造りで、毎日乗るならこちらの方が扱いやすいという声もありますね。
メカニズム・走行性能の違い

シビックSB1の前期/後期は、外装ほど劇的な変化はないものの、走行安定性・信頼性・日常での扱いやすさに関わる細かな改良が複数行われています。
ここでは、エンジン・サスペンション・ブレーキ・駆動系など、走りに影響する要素を中心に比較します。
エンジン・燃料系の違い
前期型
- キャブレターの調整幅が狭く、個体差が出やすい
- 点火系はシンプルだが、経年劣化の影響を受けやすい
- 冷却系ホースが細く、詰まりやすい場合がある
- 燃料系の防錆対策が不十分で、タンク内部の状態による差が大きい
後期型
- キャブレターの安定性が向上し、アイドリングが落ち着きやすい
- 点火時期調整が扱いやすい仕様に変更された市場もある(地域差あり・不明部分は不明)
- 冷却系の耐久性が改善されている個体が多い
- 燃料ラインの材質・固定方法が改良され信頼性が向上
サスペンション・乗り心地の違い
前期型
- サスペンションの初期入力が軽く、ややフワッとした感覚がある
- 純正ショックの耐久性が低く、交換推奨の個体が多い
- ボディの軽さゆえ、段差でバタつきが出る場合がある
後期型
- ショックアブソーバーの仕様が改善され、動きが落ち着いた個体が多い
- 乗り心地が安定しやすく、段差の収まりが前期より良い
- 高速安定性が向上している市場もある
ブレーキ・操舵系の違い
前期型
- ブレーキホース・シール類が経年劣化しやすい
- フロントブレーキの効きが個体差でブレやすい
- ステアリングラックブーツの劣化が早い傾向
後期型
- ブレーキラインの材質変更で耐久性向上(市場差あり・不明部分は不明)
- ペダルフィールが安定している個体が多い
- ステアリング系の振動が抑えられているケースがある
走行フィールの違い(総合)
前期型
- 軽快で“初期型らしい素朴な走り”
- 車体の軽さを強く感じる
- 小気味よいが、揺すられ感が少し出やすい
後期型
- 安定方向に振られたバランス
- 振動や段差の収まりが改善
- 日常走行で扱いやすく、安心感が増している
前期/後期のメカニズム比較表
| 項目 | 前期型 | 後期型 |
|---|---|---|
| キャブレター安定性 | △ | ○ |
| 冷却系耐久性 | △ | ○ |
| 乗り心地の落ち着き | △ | ○ |
| ブレーキの信頼性 | △ | ○ |
| 高速安定性 | △ | ○ |
| フィーリング | 軽快・素朴 | 落ち着き・安定 |
要点まとめ
- 前期は“軽さ”と“素朴さ”が魅力で、ホンダらしい初期型の走りが強い。
- 後期はキャブ・冷却・ショック・ブレーキなど細かな部分が改善され、日常使用の信頼性が高い。
- 高速道路や長距離では後期型のほうが安心感がある傾向。
- 走りの違いは「前期=軽快」「後期=安定」で明確に分かれる。
前期は本当に“手のひらサイズの軽快な旧車”という楽しさがあって、後期はちょっとしっかり感が出てくる印象があります。
どちらもSB1らしさがありますが、普段使う頻度によって好みが分かれそうです。
錆びやすさ・防錆構造の変化
シビックSB1は1970年代初期の車であり、前期/後期ともに現代車ほどの防錆性能はありません。
しかし、後期では一部構造が見直され、“錆の出方が変わった” という点が購入前チェックで重要になります。
ここでは、ボディ内部構造・排水性・金属処理の違いを中心に解説します。
錆が発生しやすい部位の基本傾向
前期型
- 排水処理が簡素で、溜まった水が滞留しやすい
- サイドシル後端・フェンダー内側の腐食が進みやすい
- トランクフロアのシーラー処理が弱く腐食が出やすい
- ドア下部・水抜き穴の設計も簡易で、汚れが詰まりやすい
後期型
- 排水ルートの見直しにより、雨水が流れやすくなった
- サイドシル内部のシーラー量が増えている市場もある(地域差あり・不明点は不明)
- フェンダー裏のシール材が改善され錆進行が緩和
- ただしハッチモデルは腐食範囲が広くなる可能性は残る
フロア・下回り構造の違い
前期
- フロアの鉄板が薄く、腐食が進むと一気に穴あきへ
- サイドシル内部の空洞処理が簡素
- 下回りの塗膜が薄く、飛び石による塗膜割れから錆が広がりやすい
後期
- 主要スポットのシーラー追加、塗膜が厚い個体が増える傾向
- フロアの補強スポットが追加された市場もある(地域差あり)
- 前期より“錆の広がり方が遅い”ケースが多い
外装パネルの錆耐性
共通(前期/後期)
- SB1はフェンダー内側、雨水が溜まりやすい部位に錆が多い
- 特にリアフェンダー前端は泥が溜まり腐食が発生しやすい
- ドア下部の水抜き穴詰まりは共通リスク
違い
- 後期はモール固定方法が変更され、モール下に水が溜まりにくくなった
- 前期はトランクリッド周辺の防錆処理が弱く、錆が進むと広がりやすい
錆びの“進み方”の違い
| 観点 | 前期型 | 後期型 |
|---|---|---|
| フロア腐食 | ◎(早い) | ○(改善) |
| サイドシル内部 | ◎ | ○ |
| フェンダー内側 | ◎ | ○ |
| トランク/ハッチ周り | ○ | ○(構造差による) |
| 錆広がりの速度 | 速い | やや遅い |
購入時チェックでの重要ポイント
前期を買うなら
- サイドシル内部の点検は必須
- フロア左右前後の“指で押して柔らかい”部分を重点的に確認
- トランク溝の錆は軽度に見えても広がっている可能性
- 下回り塗膜の割れを確認する
後期を買うなら
- “錆びにくい”と言われても油断しない
- フェンダーアーチ内の泥溜まりチェック
- サイドシル後端の水抜き状態
- モール固定跡の腐食
後期は前期より改善されていますが、錆の発生頻度そのものは依然として高い年代です。
要点まとめ
- 前期は防錆構造が簡素で、フロア・サイドシルの腐食が進みやすい。
- 後期は細かな改良で錆の進行が緩和されている個体が多い。
- 外装モールや排水ルートの改善により後期の方が“腐り始めが遅い”ケースがある。
- ただし両者とも年代的に錆は避けられず、個体ごとの状態確認が最重視ポイント。
前期は古いホンダ車らしく軽い造りのため、どうしても錆が早く進みやすいと聞きます。
後期は見えない部分の処理が良くなり、長く乗りやすい印象がありますね。
部品互換性と入手性の違い

シビックSB1は前期/後期で外装・内装・機構部品の仕様が異なるため、互換性の有無がレストア計画や部品調達コストに直結します。
とくに外装パーツは前期専用/後期専用のものが多く、流用が難しい部分が複数存在します。
このセクションでは「どの部品が共通で、どれが専用なのか」を整理し、現在の旧車市場での“入手しやすさ”も併せて解説します。
外装パーツの互換性
前期専用パーツ
- フロントグリル(縦基調デザイン)
- 前期小型バンパー(形状が異なるため後期と互換性ほぼなし)
- 小型テールランプ
- 前期専用ウインカー(レンズ形状・取り付け位置が異なる)
前期外装は“専用形状”が多く、欠品すると中古か海外流通品に頼るケースがほとんどです。
後期専用パーツ
- 後期横基調グリル
- 大型化した前後バンパー
- 大型テールランプ
- 後期専用サイドモール(固定方法が異なる市場あり)
後期外装は状態の良い中古が出ることがあり、前期より入手しやすい傾向があります。
互換性が低い代表部位
- グリル
- テールランプ
- バンパー前後
- フロントフェンダーのウインカー台座まわり
- サイドモールの取り付け穴位置
内装パーツの互換性
多くは流用可能(基本は共通)
- シートレール周り
- ダッシュボード本体
- メーター枠
- ペダル類
- 室内灯・内張りの一部
ただし、前期は素材が薄く劣化が激しい個体が多いため、状態の良いものが見つかりにくい という実情があります。
互換性に注意が必要な内装
- スイッチ類(後期は大型化)
- メーター内部の仕様(表示や照明が違う市場あり)
- シートの張り材(後期の方が耐久性が高い)
メカニズム部品はほぼ共通
共通しやすい部品
- エンジン本体(主要構造は同一)
- キャブレター(設定差ありだが互換性自体は高い)
- サスペンションアーム類
- ブレーキキャリパー・ホイールシリンダー(市場差あるが互換個体が多い)
- ステアリングラック
※ 年式差・地域差・細かな品番差は「不明」扱いとします。
入手性の“難易度差”
| 部品区分 | 前期 | 後期 |
|---|---|---|
| 外装 | ◎(入手困難) | ○(まだ見つかる) |
| 内装 | △(劣化個体が多い) | ○(比較的良品が多い) |
| メカニズム | ○ | ○ |
| モール類 | △ | ○ |
| 照明関連 | △ | ○ |
後期の方が“比較的入手性が良い”理由は、改良版として製作数が多く、市場に残っている個体数も多いためです。
交換・流用で困りやすいポイント
前期
- グリル・バンパー類は“前期専用”で代替が難しい
- テールランプ周りは後期と形状が違い、パネル加工なしでは交換不可
- 前期内張りは経年劣化のため良品が少ない
後期
- 3ドアの場合、ハッチ周りの部品が希少
- モール類は後期専用の固定方法がある場合がある
要点まとめ
- 外装は前期/後期で互換性が低く、とくに前期パーツは希少。
- 後期のほうが市場に残っている部品が多く、レストアしやすい傾向。
- 内装とメカニズムは基本共通だが、前期のほうが“状態の良さ”で苦労することが多い。
- 前期の希少パーツはレストア費を大きく引き上げる可能性があるため要注意。
前期のパーツは希少になりつつあり、特に外装は“初期型の味”が強いぶん確保が難しいと聞きます。
後期は入手性が安定していて、維持に対する安心感がありますね。
どちらを選ぶべきか(ユーザー像別)

前期/後期は「どちらが優れている」という単純な話ではなく、求める乗り味・維持方針・レストア難易度・部品確保の考え方によって最適解が変わります。
ここでは、SB1購入を検討する読者が“自分はどちらを選ぶべきか”を判断しやすいよう、ユーザー像別に整理します。
旧車らしさ・雰囲気重視のユーザーに向くのは?
前期型
- クラシックな外装デザイン(小型バンパー、縦基調グリル)
- 軽快で素朴な走り
- 内装が軽量で“昔のホンダ車らしい”簡素さ
- レア度が高く、旧車ミーティングでの存在感が強い
前期は“初代シビックの原点”を色濃く感じられるため、雰囲気重視なら最適。
ただし錆のリスクと部品確保の難易度は高く、維持難度は後期より上がります。
日常使い・実用性重視で選ぶなら?
後期型
- 走行フィールが落ち着き、段差の収まりが良い
- 内装スイッチの操作性が改善
- 防錆構造が見直されており比較的“長持ち”
- 外装・内装パーツの入手性が前期より良い
通勤・長距離・買い物など“普段の使用頻度が高い人”は後期を推奨。
本格レストア派に向くのは?
前期型
- レアなぶん所有満足度が高い
- 仕上げたときの美しさが突出
- イベント展示・希少価値を楽しみたい人向け
後期型
- 部品確保がしやすい
- 途中で妥協せずに仕上げやすく、総費用を抑えられる
- 完成後の維持もしやすい
予算と維持費で比較した場合
| 観点 | 前期型 | 後期型 |
|---|---|---|
| 購入価格 | やや高い傾向(希少) | 安定している |
| レストア費用 | ◎(高額になりやすい) | ○(比較的抑えやすい) |
| 部品入手性 | △〜× | ○ |
| 走りの快適性 | △ | ○ |
| 錆管理の手間 | ◎(必要) | ○ |
総合的には 前期は“本気の旧車趣味向け”/後期は“日常使用も想定する人向け” と言えます。
初心者が選ぶべきはどちら?
基本的には 後期型 がおすすめです。
理由
- コンディションが良い個体が見つかりやすい
- 部品調達がしやすい
- 整備難易度が下がる
- 錆の進行が緩やかなケースが多い
初めての旧車で前期を選ぶ場合は、錆と外装パーツの欠品 が最大の壁になるため、整備環境が整っている人向けです。
それでも前期を選ぶ価値はある?
間違いなく ある と言えます。
- 初代の“原点の造形美”
- 軽量感ある素朴な走り
- 旧車好きの心をくすぐる雰囲気
唯一無二の“古めかしさの魅力”は、後期では味わえない部分です。
購入判断フローチャート(簡易版)
| 質問 | YES | NO |
|---|---|---|
| 旧車の整備環境がある? | → 前期も候補 | → 後期推奨 |
| パーツを自力で集めるのは苦じゃない? | → 前期OK | → 後期 |
| 日常使用したい? | → 後期 | → 前期も可 |
| 雰囲気を最優先したい? | → 前期 | → 後期 |
要点まとめ
- 前期は希少でクラシック感が強く「旧車らしさ」を最優先する人向け。
- 後期は扱いやすく、駆動系・内装・防錆が改善されて“長く乗りやすい”。
- 初心者は後期の方が維持コスト・部品入手性で有利。
- 趣味性を極めたい人は前期、日常使いも考えるなら後期という明確な棲み分けがある。
前期の素朴な雰囲気はやっぱり魅力的で、古いホンダらしい味わいが残るところが良いですね。
後期は落ち着きがあって扱いやすいので、長く付き合うならこちらという声もよく聞きます。
FAQ(実際の購入検討者が気にしやすい“リアル補足型”)

Q1. 前期と後期で維持費は大きく変わりますか?
大きく変わるわけではありませんが、前期のほうが部品代が高くつきやすいため、総額では前期のほうが維持費が上がるケースがあります。
特に外装部品の欠品は費用に直結します。
Q2. 前期の外装パーツが手に入らない場合、後期のものを流用できますか?
基本的に困難です。
バンパー・グリル・テールランプは形状が異なり、パネル加工無しでは取り付け不可のケースが多いです。
Q3. 錆が不安ですが、どちらの方が“長持ち”しますか?
一般的には 後期のほうが錆の進行が遅い個体が多いです。
ただしどちらも40年以上前の車で、個体差が大きいため現車確認が最重要です。
Q4. 整備初心者でもSB1は維持できますか?
後期であれば比較的維持しやすいですが、旧車整備の知識が必要な場面は必ずあります。
キャブ調整や点火系の調整など、慣れが必要な作業も多いです。
Q5. 長距離ドライブに向くのは前期と後期どちら?
後期のほうが安定性があり、段差の収まりが良いため長距離向きです。
前期は軽快ですが、風の影響を受けやすい印象があります。
Q6. レストアを考えた場合、どちらの方が総費用は抑えられますか?
後期です。
前期専用パーツの希少性がネックになり、予算が膨らみがちです。
後期の方が中古・リプロ品が見つかりやすいです。
Q7. オリジナル度を重視するならどちら?
前期です。初期型ならではの外装デザインや軽快な雰囲気は、オリジナル志向のユーザーに非常に人気があります。
Q8. 2台比較したとき、乗り心地の違いはすぐ分かりますか?
多くの人が “後期のほうが落ち着いている” と感じます。
段差の処理、ブレーキの安定性、室内の静粛性などで違いが出やすいです。
Q9. 将来のリセールを考えるとどちらがお得?
前期は希少価値が上がる可能性がありますが、コンディションに強く左右されます。
後期は市場流通が多く、安定した相場で売買される傾向があります。
Q10. 初めて旧車に乗るならどちらを選ぶべき?
後期を推奨します。
整備性・部品調達・安定性など、旧車初心者でも扱いやすいポイントが多いためです。
まとめ
シビックSB1の前期/後期は、単なる年式違いではなく、外装・内装・走り・防錆構造・部品互換性など、多岐にわたるポイントで性格が異なります。
前期はクラシックな造形と軽快さが大きな魅力で、旧車らしい雰囲気を強く味わいたいユーザーに向いています。
一方で後期は改良点が多く、安定した走行フィールや耐久性の向上により、日常使いにも向いた扱いやすさが特徴。
レストアコストでは後期が優位ですが、仕上がった際の満足度は前期の方が高いという声もあります。
部品入手性は後期のほうが良く、特に外装パーツの確保は前期の大きなハードルです。
錆については後期の方が改善されていますが、いずれも旧車である以上、現車の状態確認が必須。
結局のところ、どちらを選ぶべきかは「旧車に何を求めるか」で変わります。素朴な味わいと原点のスタイルを求めるなら前期、長く安心して乗りたいなら後期が適しています。
どちらも“初代シビックという名車”としての魅力を十分に持ち合わせており、所有する喜びの大きい一台です。
参考リンク
ホンダ 1973年 シビック(SB1)カタログ
https://www.honda.co.jp/
ホンダ 1975年 シビック 後期モデル資料
https://www.honda.co.jp/
国立国会図書館デジタルコレクション:ホンダ シビック 資料
https://dl.ndl.go.jp/
