プレリュード

【プレリュード BA5・BA4・BB1】世代ごとの違いを徹底比較|設計思想・装備・維持の現実まで整理

ホンダ・プレリュードは、世代ごとに明確な設計思想の違いを持つクーペとして知られています。

なかでもBA4・BA5(3代目)とBB1(4代目)は、外観の印象こそ連続性があるものの、ボディ設計、足まわり、エンジン構成、装備思想、そして維持やレストアの難易度まで含めると、同一線上で語れない差があります。

購入を検討するうえでは「どれが速いか」「どれが人気か」ではなく、自分がどの時代の思想に共感できるか、そして現在の保管・部品事情に耐えられるかを冷静に見極める必要があります。

本記事では、当時の公式資料で確認できる範囲を軸に、BA4・BA5・BB1の違いを一つずつ整理し、維持費、錆リスク、車検対応、部品入手性といった現実的な観点から「今どう選ぶべきか」を明確にしていきます。

Contents

BA4・BA5・BB1の世代区分と開発背景の違い

プレリュードBA4・BA5・BB1を理解するうえで最初に整理すべきなのが、「単なる型式違い」ではなく世代思想そのものが異なるという点です。

BA4・BA5は3代目プレリュードに属し、BB1はそれに続く4代目となります。

BA4・BA5(3代目プレリュード)の位置づけ

3代目プレリュードは1980年代後半の登場で、当時のホンダが掲げていた「FFスポーツクーペの完成形」を強く意識したモデルです。

低いノーズ、ワイド感のあるボディ、そして4WS(四輪操舵)といった先進技術の投入が象徴的でした。

BA4とBA5は基本設計を共有しつつ、エンジン仕様や装備の違いによって型式が分かれた関係にあります。

BA4とBA5の関係

BA4とBA5は同世代・同設計であり、決定的な世代差はありません。

違いは主に以下に集約されます。

項目BA4BA5
主なエンジンB20A系B20A系(高出力仕様含む)
グレード展開標準〜上位スポーツ志向グレード中心
装備傾向快適装備寄り走り重視

※細かなグレード差・出力差は年式・仕様で異なり、資料上でも一律に整理できない部分があり、不明な点も残ります。

BB1(4代目プレリュード)で何が変わったのか

BB1に代表される4代目プレリュードは、単なる正常進化ではありません。

ホンダはここで明確に「上質なスペシャリティクーペ」への方向転換を行っています。

ボディサイズの拡大、エンジンの刷新(H22A系)、内装の質感向上などが特徴で、走りの鋭さよりも総合性能と質感を重視した世代と位置づけられます。

項目BA4/BA5(3代目)BB1(4代目)
開発思想FFスポーツの先鋭化上質なスペシャリティ
技術的特徴4WSなど先進装備大排気量・高トルク
キャラクター軽快・シャープ安定感・余裕

この思想転換は、現在の維持やレストアにも直接影響します。

BA系は軽量・構造が比較的シンプルな一方、BB1は装備増加による重量増や補機類の複雑化が見られ、維持スタンスが大きく異なる点は見逃せません。


要点まとめ

  • BA4・BA5は3代目、BB1は4代目で世代が異なる
  • BA4とBA5の差は仕様・装備差が中心
  • BB1では「走り重視」から「上質志向」へ明確に転換
  • 世代思想の違いは、維持やレストア難易度にも影響する

この時代のホンダは、世代ごとにクルマの性格をはっきり変えてくる印象があります。

資料を追っていくと、BA系の尖った雰囲気と、BB1の落ち着いた佇まいは、数字以上に思想の違いが表れているように感じますね。

ボディサイズ・構造・シャシー設計の違い

BA4・BA5・BB1の違いをより具体的に理解するには、ボディ寸法と車体構造の変化を押さえることが欠かせません。

ここは見た目以上に「乗り味」「劣化ポイント」「維持の難しさ」に直結します。

ボディサイズの違いと世代変化

まず、公式資料で確認できる範囲の基本的なボディ寸法の傾向を整理します。

数値の細かな年式差は存在しますが、世代間の方向性としては明確です。

項目BA4 / BA5(3代目)BB1(4代目)
全長比較的コンパクト明確に拡大
全幅ワイド感ありさらにワイド
全高低めやや上昇
ホイールベース短め延長

BB1ではホイールベースが延びたことで、直進安定性と高速域での落ち着きが向上しています。

一方で、取り回しの軽快さや視覚的なシャープさはBA系の方が強いと感じる人も多いようです。

ボディ構造と剛性の考え方

BA4・BA5は、軽量かつスポーティな走りを重視した設計思想が色濃く、ボディ構造も比較的シンプルです。

対してBB1では、ボディ剛性の向上と静粛性の確保が重視され、補強材や遮音材が増加しています。

観点BA4 / BA5BB1
剛性の方向性軽さと反応性安定性と快適性
遮音材少なめ多め
重量傾向軽量重量増

この違いは、レストア時の作業量にも影響します。

BB1は内装脱着や床下作業で「外すものが多い」傾向があり、整備コストが積み上がりやすい側面があります。

シャシー設計と足まわりの考え方

シャシー設計も世代で性格が異なります。

BA系は、前後とも比較的シンプルで、4WS搭載車では独特の操舵フィールを持ちます。

BB1ではサスペンションのセッティングが見直され、穏やかで扱いやすい挙動を志向しています。

項目BA4 / BA5BB1
操舵感シャープマイルド
4WS設定あり設定あり(制御変更)
乗り心地硬質寄りしなやか

4WSに関しては、どの世代も経年劣化によるトラブルリスクがあり、現存車では状態確認が必須です。

内部構造や制御内容の詳細は公的資料で一律に確認できないため、ここは不明点が残ります。

保管・錆リスクへの影響

ボディサイズ拡大と構造複雑化は、錆の出方にも影響します。

BB1は内部構造が複雑な分、見えない部分で腐食が進行しやすい傾向があります。

一方、BA系は構造が比較的単純で、進行状況を把握しやすい反面、防錆性能自体は当時基準であり過信は禁物です。


要点まとめ

  • BB1はBA系よりボディが明確に大型化
  • BA系は軽快さ、BB1は安定性を重視した設計
  • BB1は構造が複雑で整備・レストアの手間が増えやすい
  • 錆リスクはBB1の方が把握しにくい傾向

数字だけを見るとわずかな差に見えますが、資料を読み比べると設計思想の違いはかなりはっきりしています。

BA系の引き締まった佇まいと、BB1の余裕あるボディは、実車を想像するだけでも印象が大きく変わってきますね。

エンジンラインナップと走行特性の違い

BA4・BA5・BB1の性格差を最も強く決定づけているのが、エンジン設計の世代差です。

ここは単なる排気量や出力の違いではなく、ホンダが当時どのような走りを理想としていたかがはっきり表れています。

BA4・BA5に搭載されたB20A系の特徴

BA4・BA5(3代目)では、B20A系エンジンが主軸となっています。

このエンジンは、当時としては先進的な設計思想を持ち、高回転まで滑らかに回る特性が重視されていました。

項目BA4 / BA5
エンジン型式B20A系
排気量約2.0L
気筒配列直列4気筒
キャラクター高回転型・軽快
主な魅力レスポンスの良さ

B20A系は、低速トルクよりも回転上昇の気持ちよさを優先した設計とされ、街乗りではやや回転数を使う場面が多い一方、踏み込んだ時の伸び感に魅力があります。

なお、年式やグレードごとの正確な最高出力値には資料差があり、ここでは一律に断定できないため不明とします。

BA4とBA5でのエンジン性格差

BA4とBA5は同じB20A系でも、制御や補機類の違いによって性格差があります。

観点BA4BA5
出力志向実用域重視スポーツ寄り
回転フィール穏やかシャープ
走行印象扱いやすい積極的に回す楽しさ

この差は数字以上に体感で現れる部分で、どこを楽しいと感じるかで評価が分かれやすい世代でもあります。

BB1で刷新されたH22A系エンジン

BB1(4代目)では、エンジンがH22A系へと刷新されます。

ここでホンダは、明確に「大排気量・高トルク路線」へ舵を切りました。

項目BB1
エンジン型式H22A系
排気量約2.2L
気筒配列直列4気筒
キャラクター高トルク・余裕
主な魅力中高速域の厚み

H22A系は、回して楽しむ要素を残しつつも、低〜中回転域での力強さが明確に向上。

高速巡航や追い越し時の余裕は、BA系との差として分かりやすいポイントです。

走行特性の世代差

実際の走行フィールを整理すると、以下のような傾向になります。

観点BA4 / BA5BB1
発進時軽快力強い
高回転域伸びが楽しい余裕を感じる
運転スタイル回して楽しむ流して速い

BA系はドライバーの操作に対して反応が早く、クルマと対話する感覚が強い一方、BB1は安定感があり、長距離でも疲れにくい方向性。

維持・レストア面での注意点

エンジンが大型化・高性能化したBB1は、補機類や制御系が増えています。

そのため、センサー類や補機トラブルのリスクはBA系より高いとされています。

一方で、B20A系も年数が経過しており、ゴム部品や補機の劣化は避けられません。

どの世代も「壊れにくい」という前提は置けず、状態重視で選ぶ必要があります


要点まとめ

  • BA4・BA5はB20A系、高回転型で軽快
  • BA5はBA4よりスポーツ志向
  • BB1はH22A系でトルク重視・余裕ある走り
  • 世代が新しいほど構造は複雑で整備難易度は上がる

B20AとH22Aは、数字以上に「走らせ方」が違うエンジンだと感じます。

資料を読み比べると、BA系はドライバー主体、BB1はクルマ側の完成度で走らせる、そんな印象を受けますね。

内装デザイン・装備思想の世代差

プレリュードBA4・BA5・BB1の違いは、走行性能だけでなく内装の作り方や装備に対する考え方にもはっきり表れています。

ここは購入後の満足度や維持の難易度に直結する重要なポイントです。

BA4・BA5の内装思想

BA4・BA5(3代目)の内装は、「ドライバー中心設計」が強く意識されています。

ダッシュボードは水平基調ながら、メーター周辺は包み込むような形状で、操作系が手の届く範囲に集約されています。

項目BA4 / BA5
デザイン傾向スポーティ・直線基調
メーター視認性重視
スイッチ配置運転席集中型
質感実用本位

素材自体は現代基準ではシンプルですが、軽量化と操作性を優先した割り切りが感じられます。

電動装備は必要最低限に抑えられ、故障リスクの面では比較的有利です。

BA4とBA5の装備差

同世代のBA4とBA5でも、装備思想には差があります。

観点BA4BA5
快適装備標準的充実傾向
スポーツ演出控えめ強め
インテリア仕様落ち着き走り重視

BA5ではシート形状や内装加飾にスポーティさが強調される傾向があり、雰囲気の違いは意外と大きいとされています。

ただし、年式やグレード差が多く、完全な線引きは資料上でも難しいため、細部は不明な部分も残ります。

BB1で変わった内装の方向性

BB1(4代目)では、内装の方向性が大きく変わります。

単なるスポーツクーペではなく、上質さと快適性を両立する空間を目指した設計。

項目BB1
デザイン傾向曲線多用・高級志向
素材ソフトパッド増加
電装装備明確に増加
静粛性向上

ダッシュボードやドアトリムには柔らかい素材が多用され、視覚的にも触感的にも質感が向上しています。

その一方で、経年劣化によるベタつきや割れといった問題が出やすい世代でもあります。

装備増加がもたらす維持面への影響

BB1では電動装備や電子制御が増えたことで、快適性は向上しましたが、トラブル時の切り分けが難しくなる側面があります。

観点BA4 / BA5BB1
電装点数少なめ多め
故障時の特定比較的容易難易度高
修理コスト抑えやすい上がりやすい

内装部品はすでに純正供給が限られており、状態の良い個体を選ぶ重要性はBB1の方が高いと言えます。


要点まとめ

  • BA4・BA5は操作性重視のスポーティ内装
  • BA5はBA4より演出面が強い
  • BB1は質感・快適性を重視した内装へ転換
  • 装備増加は快適だが維持リスクも高まる

資料写真を見ていると、BA系の無駄を削ぎ落とした雰囲気と、BB1の落ち着いた空間づくりは好みが分かれそうですね。

どちらも時代背景がはっきり反映されていて、内装だけでも世代差を楽しめそうだと感じます。

錆・劣化しやすい部位と保管時の注意点

BA4・BA5・BB1を現実的に維持していくうえで、錆と経年劣化の把握は避けて通れません。

どの世代も新車時からすでに30年以上が経過しており、「どこが傷みやすいか」を理解しているかどうかで、購入後の負担は大きく変わります。

共通して注意すべき錆ポイント

まず、世代を問わずプレリュード全般で注意が必要とされる部位を整理します。

部位注意点
フロントフェンダー下部水・泥が溜まりやすい
サイドシル内部腐食が進行しやすい
リアホイールアーチ塗膜下で錆が進む
フロア下防錆処理の劣化

これらは外観から判断しにくく、リフトアップしないと確認できない箇所も多いため、購入前点検が重要。

BA4・BA5で見られやすい劣化傾向

BA系は構造が比較的シンプルな分、錆の進行ルートも把握しやすい傾向があります。

一方で、防錆技術は当時水準であり、無対策車両では進行が早いケースもあります。

項目BA4 / BA5
錆の出方点的に進行
視認性比較的高い
対処部分補修しやすい

ゴムモール類やウェザーストリップの劣化も目立ちやすく、ここから水が侵入することで、内装下の腐食につながる例も報告されています。

BB1特有の注意点

BB1ではボディ構造が複雑化したことで、見えない部分の腐食リスクが高まっています。

部位リスク内容
リア周辺構造内部腐食の把握が困難
フロア二重構造部湿気がこもりやすい
電装周辺錆による接触不良

特に問題となるのが、「外見はきれいだが内部が進行している」ケース。

BB1では内装を剥がさないと判断できない劣化が多く、購入後に発覚する例もあります。

保管環境による差

世代を問わず、保管環境は車両状態に大きな影響を与えます。

環境影響
屋外・未舗装錆進行が早い
屋外・舗装中程度
屋内保管劣化抑制

特にBB1は内装材や電装が多いため、湿度管理の重要性が高い世代。

除湿対策が取れない環境では、BA系より維持難易度が上がります。


要点まとめ

  • 全世代共通で下回り・フェンダー周辺は要注意
  • BA系は錆の把握がしやすい
  • BB1は見えない腐食リスクが高い
  • 保管環境が維持難易度を大きく左右する

資料や写真を見比べていると、BB1は外観の美しさと裏腹に内部構造が複雑だと感じます。

BA系は素直な作りゆえに、状態が読みやすいという安心感があるようにも思えますね。

部品の入手性とレストア難易度の違い

BA4・BA5・BB1を検討する際、現実的な分岐点になるのが部品の入手性です。

走る・止まる以前に、「直せるか」「維持できるか」という問題は、世代ごとに難易度が大きく異なります。

純正部品の供給状況(共通認識)

まず前提として、BA4・BA5・BB1はいずれもメーカー純正部品の新規供給は極めて限定的

消耗品の一部を除き、基本は以下の選択肢になります。

  • 在庫として残っている純正部品(極少)
  • 中古部品(取り外し品)
  • リビルト・代替品
  • 他車種流用(要知識)

この前提を踏まえたうえで、世代別の傾向を整理します。

BA4・BA5の部品事情

BA系は構造が比較的シンプルで、機械部品の流用や代替がしやすい世代とされています。

項目BA4 / BA5
機関部品比較的対応しやすい
足まわり流用・代替の余地あり
内装部品状態差が激しい
電装部品構造が単純

B20A系エンジン関連は、補機類の劣化が主な課題ですが、完全に手詰まりになるケースは比較的少ないとされています。

一方、内装トリムや専用スイッチ類は入手難易度が高く、見た目を完璧に戻すレストアは難易度が上がります

BB1の部品事情

BB1は年式こそ新しいものの、部品点数の多さと専用設計の増加により、入手性では必ずしも有利とは言えません。

項目BB1
エンジン関連H22A系で高負荷
電装部品専用品が多い
内装部品劣化・入手難
センサー類代替困難な例あり

特に問題になりやすいのが、電子制御系・センサー類です。

型番が限定されている部品も多く、中古部品頼みになるケースが現実的です。

また、内装部品はBA系以上に経年劣化が進んでいる個体も多く、外観重視のレストアでは苦労しやすい世代です。

レストア難易度の比較

世代ごとのレストア難易度を、現実的な観点で整理すると以下のようになります。

観点BA4 / BA5BB1
分解・整備性比較的良好複雑
部品流用しやすい限定的
電装対応比較的容易難易度高
外観再生難しい非常に難しい

BB1は「走らせる」だけなら対応可能な場合もありますが、新車状態に近づけるレストアを目指すと難易度が一気に跳ね上がります。

中古部品・再生部品という現実

現状では、両世代とも中古市場に頼る場面が多くなります。

ただし、状態の見極めが極めて重要

同じ部品でも保管環境や使用歴による差が大きく、「付けたがすぐ不具合が出る」例も珍しくありません。


要点まとめ

  • 全世代で純正新品部品はほぼ期待できない
  • BA系は構造が単純で対応余地が広い
  • BB1は専用品が多くレストア難易度が高い
  • 外観まで含めた完全再生はBB1が最難関

資料を整理していくと、BA系は「直しながら付き合う」余地が残されている印象があります。

一方でBB1は完成度が高い分、崩れた部分を元に戻すのが大変そうですね。

維持費・車検・現行保安基準との関係

BA4・BA5・BB1を所有するうえで、最後に必ず直面するのが維持費と法規対応の現実

ここは憧れや好みだけでは乗り切れない部分であり、事前に理解しておくことで「思っていたより大変だった」という後悔を避けやすくなります。

基本的な維持費構造(共通)

まず、世代を問わずプレリュードを維持する際に発生する主な費用項目を整理します。

項目内容
自動車税排気量区分による
車検費用2年ごと(重量税含む)
任意保険年齢・条件で大きく変動
消耗品タイヤ・ブレーキ・油脂類
突発修理電装・補機・ゴム部品

ここで重要なのは、突発修理費を前提に考える必要があるという点。

どの世代も「壊れない前提」での維持計画は現実的ではありません。

排気量と税金の違い

BA4・BA5は約2.0L、BB1は約2.2Lクラスとなり、自動車税区分に差が出ます。

世代排気量区分税負担の傾向
BA4 / BA52.0Lクラス標準的
BB12.2Lクラスやや高め

この差は年間で見ると小さいように感じますが、長期所有では積み重なる要素です。

燃費と実用性

燃費性能は年式相応で、現代車と比べると見劣りします。

観点BA4 / BA5BB1
燃費傾向やや不利さらに不利
実用域回転数高めトルクで補える
長距離疲れやすい比較的楽

BB1はトルクに余裕がある分、実用走行では意外と扱いやすいと感じる人もいますが、燃費面では不利です。

車検時に注意すべきポイント

現行保安基準との関係では、以下の点がチェックされやすいです。

項目注意点
排ガス経年劣化で数値悪化
ブッシュ類ひび割れ・ガタ
灯火類光量・色
足まわり純正外パーツの扱い

特にBB1は電子制御部品が多く、警告灯関連で指摘を受ける可能性があります。

BA系は構造が単純な分、調整で対応できる余地が残るケースもあります。

維持スタンスの世代差

世代ごとの「向いている維持スタンス」を整理すると、以下のようになります。

世代向いている人
BA4 / BA5自分で手を入れたい
BB1ある程度任せたい

BB1は完成度が高い分、不調が出た時の対応コストが高くなりやすい点は覚悟が必要です。


要点まとめ

  • 全世代で突発修理費を見込む必要がある
  • BB1は税金・燃費面でやや不利
  • 車検では電装・排ガス関連が要注意
  • BA系は調整で対応できる余地が広い

維持費の資料を整理していくと、どの世代も「安く乗れる旧車」ではありませんが、BA系は付き合い方次第で負担を抑えられそうな印象があります。

BB1は余裕ある走りと引き換えに、維持の覚悟が求められる世代ですね。

今から選ぶならどの世代か

BA4・BA5・BB1を一通り比較してきたうえで、最後に整理すべきなのが**「今、この時代にどれを選ぶのが現実的か」**という視点です。

これは性能や人気ではなく、維持・保管・修理を含めた総合判断になります。

BA4・BA5を選ぶ意味

BA4・BA5は、現在ではすでに「完全に旧車の領域」に入っていますが、その分構造の分かりやすさと対応余地の広さが残っています。

観点評価
構造理解しやすい
修理対応工夫次第で可能
維持の自由度高い
覚悟の必要度

自分で調べ、考え、必要に応じて手を動かすことを楽しめる人にとっては、BA系は今でも「付き合えるプレリュード」です。

一方で、完全な快適性や即戦力を求めると厳しい世代でもあります。

BA4とBA5、どちらを選ぶか

BA4とBA5で迷う場合は、「走りを取るか、扱いやすさを取るか」で判断するのが現実的です。

タイプ向いている世代
穏やかに乗りたいBA4
積極的に走りたいBA5

ただし、現在では個体差の方が圧倒的に重要であり、型式より「状態」を最優先すべき段階に入っています。

BB1を選ぶ意味

BB1は、プレリュードとしての完成度が高く、現代交通でも通用する性能と快適性を持っています。

観点評価
走行性能高い
快適性高い
整備難易度
維持コスト

「乗っている時間の満足度」は高い一方で、不調が出た際の対応力や予算には余裕が求められます。

保管環境と相談できる整備先が確保できるかが、BB1を選ぶかどうかの分岐点になります。

今後の価値と現実的な選び方

価格や評価は市場要因に左右されるため、ここでは断定できませんが、少なくとも言えるのは以下の点です。

  • 状態の良い個体は今後さらに減る
  • 世代差より個体差が重要
  • 「直せる前提」で考える必要がある

どの世代も、「憧れ」だけで選ぶと後悔しやすく、維持スタンスと生活環境に合っているかが最重要になります。


要点まとめ

  • BA系は工夫しながら楽しめる世代
  • BB1は完成度が高いが維持難易度も高い
  • 世代より個体状態を最優先すべき
  • 今後は選べる個体自体が減っていく

資料を整理していると、どの世代にもそれぞれの良さがはっきりありますね。

BA系の尖った雰囲気と、BB1の余裕ある佇まいは、数字や性能表だけでは語りきれない魅力があるように感じます。

よくある質問

Q1. BA4・BA5・BB1の中で、初心者が選びやすいのはどれですか?

現実的には状態の良い個体であればBA4またはBA5が比較的選びやすいと考えられます。

構造がシンプルで、整備や不具合の切り分けがしやすい点が理由です。

ただし「初心者向け」という意味で楽に乗れるわけではなく、旧車としての理解と覚悟は必要です。

Q2. BB1は現代の交通環境でも問題なく使えますか?

走行性能や安定性の面では問題ありません。

ただし、電装系やセンサー類の突発トラブルが起きた場合、即対応できないケースもあり、日常の足として一本化するのは慎重に判断した方がよいでしょう。

Q3. 部品が出なくて動かなくなるリスクはありますか?

あります。

特に内装部品・専用電装部品は入手が難しく、故障=長期不動につながる可能性があります。

そのため、購入時点での状態確認が非常に重要です。

Q4. レストア前提で選ぶならどの世代が向いていますか?

フルレストアを前提とするなら、BA4・BA5の方が現実的です。

BB1は部品点数が多く、完全再生を目指すと難易度とコストが大きく跳ね上がります。

Q5. 4WSは維持できますか?

維持は可能ですが、状態確認が必須です。

正常に作動していない個体も多く、修理には専門知識や部品確保が必要になる場合があります。

Q6. 錆が少ない個体なら安心ですか?

外観上の錆が少なくても、内部腐食が進行しているケースはあります。

特にBB1では見えない部分の確認が重要です。

Q7. 年間の維持費はどれくらい見ておくべきですか?

走行距離や保管環境によりますが、突発修理費を含めて余裕を持った予算設定が必要です。

明確な金額は個体差が大きく、一律には示せません。

Q8. 通勤など毎日使う用途に向いていますか?

どの世代も毎日使用は推奨しにくいのが現実です。

代替手段を確保したうえでのセカンドカー的な位置づけが無難です。

Q9. 今後、さらに維持が難しくなりますか?

部品供給や整備環境を考えると、年々難しくなる可能性は高いと考えられます。

その前提で長期計画を立てる必要があります。

Q10. 結局、選ぶ基準で一番大事なことは何ですか?

型式や世代よりも、**「今その個体がどれだけ健全か」**が最重要です。

履歴・保管状況・現状把握を優先してください。


まとめ

プレリュードBA4・BA5・BB1は、同じ車名でありながら設計思想も維持の現実も大きく異なる世代です。

BA4・BA5は軽快で素直な構造を持ち、工夫しながら付き合える余地が残る一方、BB1は完成度と快適性を高めた代わりに、維持や修理には相応の覚悟が求められます。

どの世代にも共通して言えるのは、「憧れ」だけで選ぶと後悔しやすいという点。

錆、部品、保管、車検、予算といった現実的な条件を冷静に整理し、自分の生活環境と照らし合わせることが重要になります。

資料を追っていくと、それぞれの世代が生まれた時代の価値観や思想がはっきりと感じられます。

自分がどの考え方に共感できるのかを見極めたうえで選ぶことが、後悔の少ないプレリュード選びにつながるはずです。

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