トヨタ・セリカ TA22は、1970年代初頭に登場した初代セリカの中でも、現在も根強い人気を誇るモデルです。
コンパクトなボディと直線基調のデザイン、FRレイアウトという構成から「いつかは所有してみたい旧車」として検討する方も多い一方で、実際に気になるのは購入後の維持にどれだけの費用と手間がかかるのか、という現実的な部分ではないでしょうか。
本記事では、セリカ TA22を「本気で所有する」ことを前提に、燃費性能の実態、毎年・毎月かかる維持費、自動車税や重量税といった税金、さらに任意保険の考え方までを、一次資料と公的制度を軸に整理していきます。
あわせて、旧車ならではの車検時の注意点や、日常使用と趣味用途で維持費がどう変わるのかにも触れます。
結論から言えば、セリカ TA22は決して安く維持できる車ではありませんが、条件を整理すれば「無理なく付き合える旧車」でもあります。
これから購入・保管・維持を検討している方が、今どの程度の予算感と覚悟を持つべきかを判断できるよう、事実ベースで深く掘り下げていきます。
Contents
セリカ TA22の年間維持費の全体像と内訳

セリカ TA22を所有するうえで、まず把握しておくべきなのが「年間でどの程度の固定費・変動費が発生するのか」という全体像です。
旧車の場合、購入価格よりも維持費の見積もりが甘いことが後悔につながりやすいため、ここは最初に整理しておく必要があります。
前提として、セリカ TA22は1970年代初頭の車両であり、現代車と比較すると燃費・整備性・部品供給の面で不利な点があります。
一方で、ボディサイズや排気量は比較的コンパクトなため、「大型旧車よりは抑えやすい」という側面もあります。
まずは、一般的な所有形態(自家用・週末メイン・屋外または簡易ガレージ保管)を想定した、年間維持費の目安を整理します。
年間維持費の目安(概算)
| 項目 | 年間目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 約39,500円 | 排気量1.6Lクラス(13年以上重課) |
| 重量税 | 約15,000〜20,000円 | 車検時に2年分まとめて支払い |
| 自賠責保険 | 約10,000円 | 車検時に2年分 |
| 任意保険 | 約40,000〜80,000円 | 条件により大きく変動 |
| 燃料代 | 約80,000〜120,000円 | 年間5,000〜8,000km想定 |
| 消耗品・軽整備 | 約50,000〜100,000円 | オイル・点火系など |
| 車検・点検費用 | 約50,000〜100,000円 | 年平均換算 |
| 合計 | 約28万〜45万円 | 大きな故障なしの場合 |
※上記はあくまで目安であり、実際の状態・使用頻度・整備環境によって大きく前後します。
固定費として必ず発生するコスト
セリカ TA22で避けられないのが、税金・保険・車検関連費用です。
特に注意すべきなのは、初年度登録から13年超となるため、自動車税・重量税ともに「重課対象」になる点です。
これは制度上の問題であり、車両状態が良くても免除されることはありません。
また、自賠責保険は金額自体は大きくありませんが、車検とセットで必ず支払う必要があります。
これらは「走らせなくても発生する費用」として認識しておく必要があります。
変動費で差が出やすいポイント
一方、所有者ごとに差が出やすいのが以下の項目です。
- 任意保険の加入条件
- 年間走行距離による燃料代
- 整備をどこまで外注するか
特に整備費用は、「予防整備を重視するか」「壊れてから直すか」で年間コストが大きく変わります。
旧車の場合、突発的な修理を避けるために消耗部品を早めに交換する考え方が主流ですが、その分、年間の整備費は高めになりがちです。
大きな修理費用は別枠で考える
ここで示した年間維持費には、エンジン・ミッション・ボディ腐食などの大規模修理費用は含まれていません。
これらは発生すると一度に数十万円単位になることもあり、「年平均」に均すのが難しい費用です。
そのため、セリカ TA22を所有する場合は、上記の年間維持費とは別に、予備費として数十万円単位の余裕資金を確保しておくという考え方が現実的です。
要点まとめ
- セリカ TA22の年間維持費は、おおよそ 約28万〜45万円が一つの目安
- 税金・保険・車検といった固定費は必ず発生する
- 整備費・燃料代は使い方と考え方で大きく変動する
- 大規模修理費用は別枠で備える必要がある
この年代のクーペとしては、数字だけ見ると極端に高額という印象はありません。
ただ、資料を追っていくと「現代車の感覚で考えるとギャップがある車」だということは伝わってきます。
余裕を持って構えられるかどうかが、楽しめるかどうかの分かれ目になりそうですね。
セリカ TA22の燃費性能は実用レベルか
セリカ TA22を維持するうえで、多くの人が気にするのが燃費性能です。
旧車である以上、現代車と同じ感覚で数値を期待するのは現実的ではありませんが、「趣味車として許容できる範囲かどうか」を判断するためには、燃費の実態を整理しておく必要があります。
カタログ燃費と実燃費の考え方
セリカ TA22が販売されていた1970年代初頭は、現在のような統一された燃費測定基準が存在していません。
そのため、当時のカタログには燃費数値が明記されていない、もしくは条件が不明確なケースが多く、公式なカタログ燃費は不明とするのが正確です。
このため、燃費を考える際は「構造・排気量・時代背景」から現実的な範囲を把握する必要があります。
セリカ TA22の主なエンジンは1.6Lクラスのキャブレターエンジンで、燃料供給や点火制御はすべて機械式です。
電子制御がないぶん、運転状況や整備状態による差が非常に大きくなります。
実用上の燃費目安
一般的な使用条件(市街地中心・週末走行)を想定した場合、実用上の燃費は以下の範囲に収まることが多いと考えられます。
| 走行条件 | 燃費の目安 |
|---|---|
| 市街地走行 | 約6〜8km/L |
| 郊外・流れの良い道路 | 約8〜10km/L |
| 高速道路巡航 | 約10km/L前後 |
※上記は構造と時代背景から見た一般的な目安であり、車両状態・キャブ調整・点火系の状態によって大きく変動します。
燃費に影響する要素
セリカ TA22の燃費は、以下の要素によって大きく左右されます。
- キャブレターの調整状態
- 点火時期・デスビのコンディション
- エンジン内部の摩耗状況
- タイヤサイズ・空気圧
- 走行環境(渋滞・短距離走行)
特にキャブレター車は、調整が適切でないと燃費が一気に悪化します。
逆に、機関状態が良好であれば、年代を考えれば「極端に悪い」と感じるほどではない数値に落ち着くケースもあります。
現代車との燃費差をどう考えるか
同クラスの現代コンパクトカーと比較すると、燃費はおおよそ半分以下になることが多く、ガソリン代は確実に高くつきます。
ただし、年間走行距離が少ない趣味用途であれば、金額差そのものは限定的です。
例えば、年間5,000km走行した場合、燃費8km/Lと仮定すると消費燃料は約625Lとなり、ガソリン価格次第ではありますが、年間の燃料代は無視できない金額になります。
この点をどう受け止めるかが、セリカ TA22を日常的に使えるかどうかの判断材料になります。
要点まとめ
- セリカ TA22の公式カタログ燃費は不明
- 実用燃費は 約6〜10km/L 程度が現実的な範囲
- キャブ・点火系の状態で燃費差が非常に大きい
- 趣味用途なら許容できるが、日常使用では燃料代の覚悟が必要
数字だけを見ると厳しく感じるかもしれませんが、この年代のFRクーペとしては特別に悪い印象はありません。
むしろ、整備状態がそのまま燃費に表れる点は、機械としての分かりやすさがあるとも言えそうです。
資料を眺めていると、当時は燃費よりも走りの感覚が重視されていたことが伝わってきますね。
セリカ TA22にかかる税金(自動車税・重量税)の考え方

セリカ TA22を所有するうえで、毎年確実に発生するコストが税金です。
旧車の場合、車両価格や整備費ばかりに目が向きがちですが、税制上の扱いを正しく理解していないと、想定外の負担に感じやすい部分でもあります。
ここでは、自動車税と重量税を中心に、制度ベースで整理します。
自動車税の区分とセリカ TA22の位置づけ
自動車税(種別割)は、排気量によって金額が決まる制度です。
セリカ TA22は主に1.6Lクラスのエンジンを搭載しているため、排気量区分としては「1.5L超〜2.0L以下」に該当します。
この区分の標準税額は39,500円ですが、セリカ TA22は初度登録から13年を大きく超えているため、環境負荷を理由とした重課税率の対象となります。
結果として、実際に支払う自動車税は約45,400円となります。
| 排気量区分 | 標準税額 | 重課後 |
|---|---|---|
| 1.5L超〜2.0L以下 | 39,500円 | 約45,400円 |
※金額は制度上の区分によるもので、自治体ごとの差異は基本的にありません。
重課は回避できないのか
旧車オーナーからよく聞かれるのが「重課は回避できないのか」という点ですが、通常の自家用登録では回避手段はありません。
セリカ TA22がヒストリックカーであるかどうかは、現行制度では税額に影響しないためです。
例外としては、登録抹消して保管する、もしくは一時的にナンバーを返納する方法がありますが、その間は公道走行ができなくなります。
日常的に動かす予定がある場合、重課を前提に考えるのが現実的です。
重量税の扱いと車検時の負担
重量税は、車両重量と登録年数に応じて課税され、車検時に2年分まとめて支払う仕組みです。
セリカ TA22は車両重量が比較的軽いため、区分としては「1.0t以下」に該当するケースが多くなります。
ただし、こちらも経年車両として重課対象となるため、2年分でおおよそ30,000〜40,000円前後になるのが一般的です。
年平均に換算すると、約15,000〜20,000円程度と考えるとイメージしやすいでしょう。
| 区分 | 2年分重量税(目安) |
|---|---|
| 1.0t以下(重課) | 約30,000〜40,000円 |
※正確な金額は車検証記載の重量により決まります。
不明な場合は事前確認が必要です。
税金をどう捉えるべきか
セリカ TA22の税金は、同排気量の現代車と比べると確実に割高です。
ただし、これは個別車種の問題ではなく、制度全体の設計によるものです。
旧車であること自体が、税制上の不利として反映されていると理解する必要があります。
一方で、排気量が比較的抑えられているため、V8や大型6気筒の旧車ほど極端な金額にはなりません。
「旧車の中ではまだ現実的な税額」という位置づけになります。
要点まとめ
- セリカ TA22の自動車税は 約45,400円/年(重課後)
- 重量税は車検ごとに支払い、年平均 約15,000〜20,000円
- 重課は通常の自家用登録では回避できない
- 税金面では旧車として標準的な負担感
数字だけを見ると負担感はありますが、制度を整理すると特別に不利な扱いというわけではなさそうです。
このクラスの旧車を動かす以上、ある程度の税負担は「維持費の一部」として受け入れる前提で考えるのが自然ですね。
セリカ TA22の任意保険|加入条件と現実的な保険料
セリカ TA22を公道で使用する以上、自賠責保険だけでなく任意保険の加入も現実的には欠かせません。
ただし、旧車の場合は「そもそも入れるのか」「どのくらいの保険料になるのか」といった点で不安を感じる人が多い分野でもあります。
ここでは、制度と実務の両面から整理します。
旧車における任意保険加入の基本
セリカ TA22は年式が古いため、保険会社によっては車両保険の引き受けを行っていない、もしくは条件付きになるケースがあります。
一方で、対人・対物賠償を中心とした任意保険そのものは、多くの場合で加入可能です。
重要なのは、「旧車だから入れない」というよりも、
- 車両保険をどう扱うか
- 年間走行距離や使用目的をどう申告するか
という点です。
車両保険は付けられるのか
結論から言うと、セリカ TA22に一般的な車両保険を付けられるケースは限定的です。理由は以下の通りです。
- 市場価格の算定が難しい
- 修理費用が想定を超えやすい
- 部品供給が安定していない
このため、多くの保険契約では「車両保険なし」、もしくは「協定価額を低く設定した限定的な車両保険」となります。
実務上は、対人・対物を厚くし、車両は自己責任で管理するという考え方が一般的です。
任意保険料の目安
セリカ TA22の任意保険料は、年齢条件・等級・使用目的によって大きく変動しますが、以下は一つの目安です。
| 条件例 | 年間保険料目安 |
|---|---|
| 30歳以上・ゴールド免許・20等級 | 約40,000円前後 |
| 30歳以上・中間等級 | 約60,000円前後 |
| 若年層・等級低 | 80,000円以上 |
※車両保険なし、対人・対物無制限を想定。
ここで重要なのは、「旧車だから極端に高額になる」というより、一般的なリスク評価がそのまま反映されるという点です。
使用頻度が低く、走行距離を抑えた申告ができれば、保険料も一定程度は抑えられます。
使用目的と申告の注意点
任意保険では、使用目的を「日常・レジャー」「通勤・通学」などから選択します。
セリカ TA22の場合、実態としては週末中心の使用になるケースが多く、「日常・レジャー」に該当することが一般的です。
ここで注意したいのは、実態と異なる申告は避けるべきという点です。
万一の事故時、申告内容と使用実態が大きく異なると、補償に影響する可能性があります。
要点まとめ
- セリカ TA22でも任意保険への加入は可能
- 車両保険は付けられない、または限定的になることが多い
- 年間保険料は 約4万〜8万円前後が一つの目安
- 使用目的・走行距離の正確な申告が重要
旧車の任意保険は構えてしまいがちですが、制度を整理すると意外と現実的なラインに収まる印象です。
車両そのものよりも「万一の対人・対物リスクをどう考えるか」が主軸になる、という点はこの年代の車らしい考え方かもしれませんね。
車検・整備費用から見るセリカ TA22の維持リスク

セリカ TA22を維持するうえで、税金や燃費以上に「読みにくいコスト」となるのが車検と整備費用です。
旧車の場合、同じ車検制度であっても、現代車とは前提条件が大きく異なります。
ここでは、制度面と実務面を切り分けながら、セリカ TA22特有の維持リスクを整理します。
車検制度そのものは現代車と同じ
まず前提として、セリカ TA22であっても車検制度自体は現代車と同一です。
保安基準を満たしていれば、年式に関係なく車検を通すことができます。
ただし、「当時の基準で良い」のではなく、現行の保安基準を満たす必要がある項目が存在します。
代表的な確認ポイントは以下の通りです。
- 灯火類の色・明るさ
- 排気音量
- ブレーキ性能
- タイヤ・足回りの状態
これらは、純正状態に近い車両であれば大きな問題になりにくい一方、改造内容によっては調整や修正が必要になる場合があります。
車検費用の目安
セリカ TA22の車検費用は、整備内容によって幅がありますが、一般的な目安は以下の通りです。
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 法定費用 | 約60,000〜70,000円 |
| 基本点検・調整 | 約30,000〜50,000円 |
| 軽整備・消耗品交換 | 約20,000〜50,000円 |
| 合計 | 約10万〜17万円 |
※大きな修理が発生しない場合の目安です。
この金額だけを見ると「旧車としては標準的」ですが、注意すべきなのは車検ごとに必ず何かしらの整備が発生しやすいという点です。
整備費用が膨らみやすい理由
セリカ TA22の整備費用が読みにくい理由は、以下の要素が重なります。
- ゴム・樹脂部品の経年劣化
- 過去の修理履歴のばらつき
- 部品の供給状況が一定でない
特にブレーキホース、燃料ホース、冷却系ホースといった部品は、見た目に問題がなくても内部劣化が進んでいるケースがあります。
そのため、「壊れてから直す」よりも「予防的に交換する」判断が多くなり、その分コストが積み上がります。
突発的な修理リスク
セリカ TA22で避けにくいのが、突発的な不具合です。代表的なものとしては、
- キャブレター不調
- 電装系トラブル
- 冷却系トラブル
などが挙げられます。これらは走行不能に直結することもあり、結果としてレッカー対応や追加整備が必要になる場合もあります。
ここで重要なのは、「毎年必ず壊れる」という話ではなく、一定の確率で発生する前提で備える必要があるという点です。
要点まとめ
- 車検制度は現代車と同じだが、現行基準への適合が必要
- 車検費用は 約10万〜17万円 が目安
- 整備費用は予防整備次第で上下する
- 突発的な修理リスクは常に想定しておく必要がある
資料や整備記録を見ていくと、この年代の車は「整備しながら付き合う」ことが前提だったことがよく分かります。
手間やコストをネガティブに捉えるか、車との関係性として受け止められるかで、満足度は大きく変わりそうですね。
セリカ TA22は日常使用できる旧車なのか
セリカ TA22を検討する際、最終的に多くの人が行き着く疑問が「この車は日常的に使えるのか」という点です。
維持費や税金、保険の話を踏まえたうえで、実用性という観点から現実的に整理しておく必要があります。
現代の交通環境との相性
セリカ TA22は設計思想そのものが1970年代の交通環境を前提としています。
ボディサイズは比較的コンパクトですが、安全装備や運転支援機能は当然ながら存在しません。
ブレーキ性能や操縦安定性も、現代車と比べると余裕があるとは言えないのが実情です。
また、エンジンの始動性やアイドリングの安定性は、気温やコンディションに左右されやすく、毎日の足として気軽に乗るという使い方には向いていません。
日常使用で負担になりやすい点
日常的に使用する場合、以下の点が負担として表れやすくなります。
- 渋滞時の操作負担(クラッチ・ブレーキ)
- 短距離走行によるエンジンコンディション悪化
- 突発的なトラブルへの不安
- 雨天時や真夏・真冬の快適性
特に短距離移動を繰り返す使い方は、キャブレター車にとっては厳しい条件になります。
現実的な使い方のライン
一方で、使用頻度と環境を整理すれば、セリカ TA22は十分に「使える旧車」となります。
多くのケースで現実的なのは以下のようなスタイルです。
| 使用スタイル | 現実性 |
|---|---|
| 週末のみ・趣味使用 | 高い |
| 天候を選んだ使用 | 高い |
| 通勤・毎日使用 | 低い |
| セカンドカー運用 | 現実的 |
日常使用という言葉を「毎日必ず使う」と定義すると難易度は高くなりますが、「生活の一部として無理のない頻度で使う」のであれば、現実的な選択肢に入ります。
保管環境の重要性
日常使用以上に重要なのが、保管環境です。屋外保管の場合、ボディや内装の劣化が早まり、結果として整備費用が増える可能性があります。
逆に、屋根付きや簡易ガレージであっても保管できれば、トラブル発生率を下げる効果が期待できます。
要点まとめ
- セリカ TA22は毎日の足としては現実的ではない
- 週末・趣味用途であれば十分に成立する
- 使用頻度を抑えることで維持リスクは下げられる
- 保管環境が実用性を大きく左右する
資料を見ていると、セリカ TA22は「使うこと自体を楽しむ車」というより、「使うまでの時間も含めて味わう車」だと感じます。
生活の中心に据えるより、少し距離を保ちながら付き合うほうが、この車の良さは自然に伝わってくる気がしますね。
まとめ
セリカ TA22は、旧車の中でも比較的コンパクトで扱いやすい一方、維持費・燃費・税金・保険といった現実的な負担を正しく理解しておかないと、所有後にギャップを感じやすい車でもあります。
年間維持費は大きな故障がなければおおよそ30万円前後からが一つの目安となり、これに突発的な整備費用が加わる可能性を考慮しておく必要があります。
燃費性能は現代車と比べると見劣りしますが、週末中心の使用であれば致命的な負担になるほどではありません。
税金については重課を避けることはできず、制度上の不利は受け入れる前提で考える必要があります。
任意保険も車両保険を割り切ることで現実的な保険料に収まるケースが多く、対人・対物補償を重視する考え方が基本になります。
実用性の面では、毎日の足として使うには厳しい部分があるものの、セカンドカーや趣味車としてであれば十分に成立します。
保管環境や使用頻度を整理し、無理のない付き合い方を選べるかどうかが、セリカ TA22を長く楽しめるかどうかの分かれ目と言えるでしょう。
数字と現実を冷静に整理したうえで、それでも惹かれるものがあるなら、この車は所有する価値のある一台だと思います。