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【カペラ CB】中古相場の価格推移と現実的な購入価格ガイド

カペラ CBは1980年代の主要セダンとして高い人気を持つ一台ですが、旧車市場における 中古相場の価格推移 は年々変化しています。

現代の相場を正しく理解することは、購入検討者にとって不可欠です。

なぜなら、旧車は単に年式や走行距離だけで価値が決まるわけではなく、「装備」「保存状態」「修復歴」「希少仕様の有無」といった複合的な要素が価格に影響するからです。

本記事では、過去から現在にかけてのカペラ CB中古価格の動向を整理し、実際の購入時にどの価格帯を目安にすべきかを分かりやすく解説します。

さらに、人気グレード別の傾向や、年式・装備差による価格差の実例も取り上げ、今後の相場見通しについても検討します。

これから購入を検討している方が「適正価格で買う」「売却時に損をしない」ための判断材料としてお役立てください。

Contents

カペラ CB 中古相場の基礎知識

カペラ CBの中古相場を正しく理解するには、「旧車市場の構造」と「流通量の少なさ」という2点を押さえる必要があります。

CB系は1985年登場モデルであり、現在は一般的な中古車市場というよりも、旧車・趣味車市場の枠組みで取引されています。

そのため、年式が新しい車のように“走行距離相場”だけで価格が決まるわけではありません。


現在の流通状況

2020年代以降、CB系の国内流通台数は極めて少ない状態が続いています。

大手中古車サイトに常時掲載される台数は数台〜十数台程度で、未掲載の個人売買を含めても流通母数は限定的です。

項目状況
常時掲載台数少数(不定期)
個人売買一定数あり
専門店在庫極少数
海外流出一部あり

流通量が少ないため、価格は「相場」よりも「個体条件」に左右されやすいのが特徴です。


現在のおおよその価格帯(参考レンジ)

※年式・状態・修復歴により大きく変動します。

状態価格帯目安
不動・要レストア20万〜60万円
走行可・現状販売60万〜120万円
良好コンディション120万〜200万円
希少仕様・極上車200万円超(例外的)

※GT系やDOHC仕様は上限帯に入りやすい傾向があります。


旧車市場特有の価格決定要素

CB系は以下の要素が価格に強く影響します。

  • 錆の進行度
  • 純正装備の残存率
  • 修復歴の有無
  • 希少グレード(GT/GT-X)
  • サンルーフ・デジタルメーターなどの仕様

特にボディ状態は最重要要素であり、エンジン以上に価格差を生みます。


価格が安定しにくい理由

CB系は以下の理由から価格が固定化しにくい傾向があります。

要因内容
流通母数が少ない比較対象が少ない
個体差が大きいレストア歴に差
需要層が限定的趣味性が高い
海外相場の影響一部輸出

そのため、「前回売れた価格」が次回の基準になるとは限りません。


現在の市場傾向

2020年以降、80年代車全体が緩やかな上昇傾向にあります。

ただし、CB系は爆発的な高騰というよりも「じわじわ評価が見直されている段階」と言えます。

  • スポーツ系は評価上昇
  • ベースグレードは横ばい
  • 改造車は価格が伸びにくい

要点まとめ

  • CB系は流通台数が少ない
  • 価格帯は20万〜200万円超まで幅広い
  • ボディ状態が最重要
  • GT系は上限帯に入りやすい
  • 爆発的高騰ではなく緩やかな評価上昇

80年代の国産セダンは、今見ると控えめで落ち着いた雰囲気がありますね。

派手ではないからこそ、好きな人にしっかり刺さる一台だと感じます。

過去〜現在の中古価格推移データ

カペラ CBの価格推移を把握するには、旧車市場全体の動きと照らし合わせて考える必要があります。

CB系は長らく「実用旧車」の位置づけでしたが、2020年前後から80年代車への再評価が進み、緩やかな上昇傾向が見られます。

ただし、GT-RやAE86のような急騰モデルとは性質が異なり、あくまで限定的な上昇です。

※正確な統計データは公的に体系化されていないため、流通実例ベースの整理になります。


2010年前後の相場水準

2010年前後はCB系の評価が低迷していた時期です。

状態価格帯目安(当時)
走行可能車20万〜60万円
良好個体80万円前後
GT系100万円未満が中心

この時期はまだ“旧車ブーム前”であり、維持困難車両は廃車になる例も多かったとされます。


2015〜2019年の動向

80年代車への関心が徐々に高まり始めた時期です。

状態価格帯目安
現状販売車40万〜90万円
良好車100万〜150万円
GT系上物150万円前後

スポーツ仕様や純正度の高い個体が徐々に評価され始めました。


2020年以降の傾向

近年は流通台数減少と希少性の認識により、価格は下支え傾向にあります。

状態価格帯目安
要レストア20万〜70万円
実動車80万〜150万円
上質車150万〜220万円
希少仕様200万円超例あり

ただし、価格が成立するかは個体状態に大きく依存します。


価格推移の特徴

CB系の価格推移には以下の特徴があります。

  • 急騰型ではなく緩やかな上昇
  • GT系が先に評価される
  • ベースグレードは横ばい傾向
  • 錆の多い個体は上昇しにくい

相場推移をグラフ的に整理(概念)

年代相場傾向
2010年頃底値圏
2015年頃緩やか上昇
2020年頃上昇安定期
現在横ばい〜微上昇

※実取引は個体差が大きく、参考レンジと捉えるべきです。


今後の見通し

  • 極端な高騰は考えにくい
  • 保存状態の良い車は安定
  • 部品供給が相場を左右
  • 海外需要が出れば変動あり

CB系は「投資車両」というよりも「堅実な趣味車」の立ち位置です。


要点まとめ

  • 2010年頃は底値圏
  • 2020年以降は緩やか上昇
  • GT系が先行して評価
  • ベース車は横ばい傾向
  • 爆発的高騰モデルではない

資料を並べて見ると、CB系はじわじわと再評価されてきたことが分かります。

急騰型ではない分、落ち着いた魅力を持つ存在だと感じますね。

グレード別・仕様別の相場差と実例

カペラ CBの中古相場は、単純な年式や走行距離よりも「グレード」「エンジン仕様」「純正度」に大きく左右されます。

同じ年式でも価格が倍以上異なるケースもあり、その差は主に機構的な違いと希少性によるものです。

ここでは代表的な仕様ごとの価格差を整理します。


グレード別相場傾向

グレード相場傾向備考
1.6 GL低〜中価格帯実用仕様・装備簡素
1.6 LX中価格帯流通数多め
2.0 LX中〜上価格帯実用+動力余裕
2.0 GT上価格帯DOHC搭載
2.0 GT-X最上位帯専用装備多数

DOHCエンジン搭載車は価格上限帯に入りやすく、特に純正状態が保たれている個体は評価が安定しています。


エンジン仕様による価格差

仕様価格影響
キャブ仕様控えめ
EFI仕様標準評価
DOHC仕様高評価

DOHCは整備コストが上がる傾向にありますが、それでも需要があるため価格は維持されています。


ボディタイプ別傾向

ボディ傾向
セダン主流・安定
ハッチバックやや希少
クーペ個体差大

セダンが流通中心ですが、ハッチバックやクーペは好みが分かれ、状態次第で価格が跳ねることもあります。


仕様差による価格上振れ要素

以下は価格上昇要素になりやすい項目です。

  • 純正アルミホイール残存
  • サンルーフ付き
  • デジタルメーター仕様
  • 低走行かつ記録簿付き
  • 完全ノーマル

一方で、社外改造や過度なローダウンは評価が割れる傾向にあります。


実例的な価格レンジ比較(概算)

条件価格目安
1.6 GL 現状車40万〜80万円
2.0 LX 良好車100万〜150万円
2.0 GT 上質車150万〜200万円
GT-X 極上車200万円超

※あくまで近年の取引傾向ベースの整理です。


相場差が生まれる本質

  • 生産台数の差
  • 機構的価値
  • 維持難易度
  • 保存状態

CB系は「グレード差」と「状態差」の両方が価格を左右するモデルです。


要点まとめ

  • GT/GT-Xは価格上位帯
  • DOHC仕様は高評価
  • セダンが流通中心
  • 純正状態が価格を押し上げる
  • 改造車は評価が割れる

直線的なセダンボディにDOHCエンジンを積む当時の設計思想は、今見るととても真面目で潔い印象がありますね。

資料を見ていると、その時代の空気感が伝わってきます。

価格に影響する要素と適正価格の見極め方

カペラ CBの中古価格は、単純な年式やグレードだけでは決まりません。

実際の売買現場では、「その個体にどれだけ将来コストが潜んでいるか」が価格に直結します。

つまり、見た目の価格よりも“総所有コスト”を考えることが重要です。

ここでは価格を左右する主要因と、購入時に適正価格を判断するための視点を整理します。


① ボディコンディション(最重要)

旧車市場ではエンジンよりもボディ状態が重視されます。

確認箇所影響度備考
フェンダーアーチ非常に大修復困難
フロア下部非常に大構造腐食は高額修理
ドア下端部品交換可
トランク床水漏れ歴確認

軽度の表面錆と構造腐食は価値が大きく異なります。

構造錆がある場合、相場より大幅に安くても慎重判断が必要です。


② 純正度(オリジナリティ)

価格を押し上げる要素:

  • 純正ホイール
  • 純正ステアリング
  • 当時内装トリム
  • 純正色塗装

評価が下がりやすい要素:

  • 社外エアロ
  • 極端なローダウン
  • エンジンスワップ
  • 内装改造

CB系は“ノーマル回帰志向”が強い傾向にあります。


③ 整備履歴

項目価格影響
記録簿あり安定評価
タイベル交換済加点要素
足回り刷新済安心材料
不明整備歴減額要因

特に2.0L系はタイミングベルト交換歴の有無が重要です。


④ 走行距離の扱い

旧車では距離よりも状態が優先されます。

  • 5万kmでも放置車は要注意
  • 12万kmでも整備済なら安心材料

距離は補助的要素と考えるべきです。


⑤ 適正価格の判断フレーム

購入前に次の計算を行うと判断しやすくなります。

車両価格+初期整備費(想定30〜80万円)=実質取得コスト

例:

車両価格想定整備費実質総額
120万円50万円170万円
80万円80万円160万円

安く買っても整備費で逆転する場合があります。


⑥ 売却時の価格安定要素

  • GT系
  • 純正色
  • 無事故ボディ
  • フルオリジナル

これらは価格下落を緩和する傾向があります。


要点まとめ

  • ボディ状態が最重要
  • 純正度が評価を左右
  • 整備履歴は価格安定要素
  • 距離よりコンディション
  • 実質総額で判断する

資料写真を見ると、当時の質実剛健な造りが伝わってきます。

大切に維持された個体は、年月を経ても静かな存在感がありますね。

中古購入時の予算感と注意ポイント

カペラ CBを中古で購入する場合、単純な車両価格だけで判断するのは危険です。

旧車は購入後の整備費・修復費が発生する前提で考える必要があります。

ここでは、現実的な予算感と購入時に注意すべき具体項目を整理します。


① 現実的な総予算イメージ

価格帯別に想定される総額目安を整理します。

車両価格帯想定初期整備費想定総予算
50万〜80万円50万〜100万円100万〜180万円
100万〜150万円30万〜80万円130万〜230万円
180万円超20万〜50万円200万〜250万円

※状態が良いほど初期整備費は抑えられる傾向がありますが、保証はありません。


② 初期整備で想定される主な費用項目

項目備考
タイミングベルト交換未交換なら必須
冷却系刷新ラジエーター・ホース
足回りブッシュ類経年劣化大
ブレーキ系固着確認
エアコン修理R12仕様は要注意

特に冷却系とゴム部品は経年劣化が進んでいる個体が多いです。


③ 車検・税金面

  • 自動車税(2.0L):39,500円
  • 重量税:13年超増税対象
  • 車検整備費:10万〜20万円目安

旧車は税制面で優遇はありません。

長期所有を前提に予算化が必要です。


④ 購入時の現車チェック優先順位

  1. ボディ腐食
  2. 修復歴
  3. 電装系動作
  4. 冷却系状態
  5. 書類・型式一致

エンジン音よりも、構造部の腐食確認が優先です。


⑤ 販売形態別リスク

販売形態特徴
専門店価格高め・安心度高
一般中古店知識差あり
個人売買価格安いがリスク高

保証の有無は大きな判断材料になります。


⑥ 長期保有前提の考え方

CB系は投機対象ではなく、趣味車としての所有が前提です。

  • 保管環境確保
  • 予備費確保
  • 部品ストック

これらを準備できるかが重要です。


要点まとめ

  • 車両価格+整備費で総額判断
  • 初期整備費は30万〜100万円想定
  • ボディ腐食確認が最優先
  • 税金・車検費用も計算に入れる
  • 長期保有前提で検討する

落ち着いた80年代セダンは、派手ではありませんが静かな存在感がありますね。

丁寧に手をかけられた個体には、年月を重ねた魅力が感じられます。

海外相場と将来価格の見通し

カペラ CBの中古価格を語るうえで、近年無視できないのが海外市場の動向です。

1980年代の日本車は北米・オセアニア・東南アジアを中心に一定の需要があり、流通台数の少ないモデルは国内相場にも影響を与える可能性があります。

CB系はスカイラインGT-RやAE86のような象徴的スポーツモデルではありませんが、当時の日本製ミドルセダンとして再評価されつつあります。


① 海外市場での位置付け

CB系は北米市場では「Mazda 626」として販売されていました。

輸出仕様は装備や安全基準が国内仕様と異なります。

項目国内仕様海外仕様
名称カペラMazda 626
ハンドル
安全基準国内基準米国基準
装備差年式差ありバンパー形状差

海外仕様の存在により、部品互換性の可能性はありますが、完全互換とは限りません。


② 輸出による国内流通減少

近年の旧車市場では、以下の流れが見られます。

  • 低走行・ノーマル車が海外へ流出
  • 国内流通台数が減少
  • 良質個体の価格が安定

CB系も例外ではなく、特に状態の良いGT系は輸出対象になりやすい傾向があります。


③ 為替と価格の関係

円安局面では、海外バイヤーにとって日本車が割安になります。

為替状況国内相場影響
円安上昇圧力
円高横ばい傾向

ただし、CB系は投機モデルではないため、為替の影響は限定的と考えられます。


④ 今後の価格シナリオ

将来価格の可能性を整理すると、次の3つに分かれます。

緩やかな安定上昇

  • 保存状態の良い個体が減少
  • GT系の希少性上昇
  • 部品確保が可能な範囲で維持される

横ばい安定

  • 需要層が限定的
  • 若年層の認知度が低い
  • 投機対象化しない

下落リスク

  • 部品供給困難化
  • 修復不能個体増加
  • 維持コスト高騰

CB系は「急騰型」よりも「安定型」に近いモデルです。


⑤ 投資視点ではなく所有視点

CB系は以下の特性を持ちます。

特性内容
爆発的人気低い
実用性比較的高い
維持難易度中程度
将来価値緩やか推移

短期的な売却益を狙う車種ではなく、長期所有に向く性格です。


⑥ 将来価格を左右する要素

  • 純正度維持
  • 保管環境
  • 記録簿保存
  • 事故歴なし
  • オリジナル塗装

これらを維持できれば、価格下落は緩やかになる可能性があります。


要点まとめ

  • 海外市場の影響は限定的だが無視できない
  • 円安は上昇要因
  • 急騰型ではなく安定型
  • 純正度と保存状態が将来価値を左右
  • 投資より長期所有向き

海外仕様との違いを資料で見比べると、同じ車でも印象が微妙に異なるのが興味深いですね。

落ち着いた佇まいは、時代を越えて評価される魅力があるように感じます。

まとめ

カペラ CBの中古相場は、2010年前後の底値圏から緩やかに上昇し、現在は安定〜微上昇傾向にあります。

GT系や純正度の高い個体は上位価格帯に入りやすく、状態の良い車両は200万円を超える例も見られます。

一方で、ベースグレードや要レストア車は比較的手の届く価格帯にとどまっています。

価格判断の鍵は、グレードよりも「ボディ状態」「純正度」「整備履歴」です。

安価な車両でも整備費を含めると上位車と総額が変わらないケースもあり、実質総額で考える視点が不可欠。

CB系は急騰型の投機モデルではなく、堅実に評価される趣味車の位置づけです。

適正価格を見極め、余裕ある予算で向き合うことが、後悔しない購入への近道と言えるでしょう。

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