セリカGT-FOURは、トヨタが誇るフルタイム4WDの高性能スポーツカー。
WRC(世界ラリー選手権)でも活躍したことから、「ラリーの血統を持つ名車」として今も多くのファンを惹きつけています。
ただし、ターボ×4WDという構成上、維持費が高めと言われることも…。
今回は、そんなセリカGT-FOURの年間維持費・車検費用・壊れやすい箇所・買取相場など、気になるポイントをまとめてみました!
Contents
まず、セリカGT-FOURとは?【概要とラリーの血統】

セリカGT-FOURの基本プロフィール
セリカGT-FOURは、1986年に誕生したトヨタの4WDスポーツモデル。
ベースはカローラやスープラとは異なり、WRC(世界ラリー選手権)参戦を前提に開発された本格派ラリーマシンです。
型式と特徴を整理すると以下の通りです。
| 世代 | 型式 | 生産年 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代(ST165) | 1986–1989 | 初の4WD+ターボセリカ。WRCデビュー | |
| 2代目(ST185) | 1989–1993 | カルロス・サインツがWRC制覇。名実ともに黄金期 | |
| 3代目(ST205) | 1994–1999 | 最高出力255PS。限定モデル「RC」「GT-FOUR WRC」登場 |
ST205型を最後にGT-FOURの名は消滅しますが、その後も「GRヤリス」などにその精神が受け継がれています。
WRCでの功績
特筆すべきは1990年代初頭の**トヨタ・チーム・ヨーロッパ(TTE)**による活躍。
セリカGT-FOURは、カルロス・サインツ、ユハ・カンクネンらの手で世界中のラリーを制し、日本車として初めてWRCマニュファクチャラーズタイトルを獲得しました。
WRCの歴史の中で、セリカは「日産のZ」「スバルのインプレッサ」と並び称される存在です。
名称の由来と意味
「GT-FOUR(ジーティーフォー)」の“FOUR”は、4WD(四輪駆動)+4バルブエンジン+4シーターの“3つの4”を意味していると言われています。
つまり、単なる駆動方式の表現ではなく、トヨタの総合技術力を象徴する言葉なのです。
要点まとめ
- セリカGT-FOURはWRC参戦のために生まれた“ホモロゲーションモデル”
- 黄金期はST185・ST205世代。世界タイトルを獲得した伝説的車両
- “FOUR”にはトヨタの技術思想が込められている
セリカGT-FOURの年間維持費はいくら?【40万〜60万円が目安】

年間維持費の内訳
セリカGT-FOURの年間維持費は、おおよそ40万〜60万円が一般的な目安です。
以下は、ST185・ST205型をベースにした主要コストの内訳です。
| 項目 | 金額の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 約39,500円(排気量2.0L) | 年1回。地域差あり |
| 車検費用 | 約10万〜15万円 | 点検内容・交換部品により変動 |
| 任意保険 | 約8万〜12万円 | 年齢・等級・使用状況で上下 |
| 燃料代 | 約15万〜20万円 | 年間走行1万km/ハイオク使用前提 |
| タイヤ・オイル・消耗品 | 約5万〜10万円 | ターボ車ゆえ定期交換推奨 |
| 修理・整備費 | 約5万〜10万円 | 経年劣化対応が中心 |
合計すると年間40〜60万円前後。
走行距離や保管環境によっては、70万円を超えることもあります。
維持費が高くなりやすい理由
セリカGT-FOURの維持費が高くなる主な要因は以下の通りです。
- 燃費の悪さ:街乗りで8〜10km/L前後(ハイオク指定)
- 部品入手の難易度:特に純正パーツは生産終了が多い
- 4WD+ターボ構成の複雑さ:整備費用が高め
- 車齢による劣化:ホース・マウント・ゴム類の交換が必須
つまり、走る楽しさの代償が維持コストというわけです。
学生・若者でも維持できる?
結論から言えば、年間50万円前後の予算を確保できれば維持は可能です。
ただし、以下のような工夫が求められます。
- オイル交換や軽整備をDIY化してコストダウン
- 保険は家族限定・距離制限を設定して節約
- 燃費を意識した運転(アイドリング短縮・空気圧管理)
それでも、**突発的な修理(タービンやデフのトラブル)**が起きれば10万円単位の出費も。
「憧れのGT-FOURを維持する覚悟」が必要です。
維持費を安く抑えるコツ
維持費を抑えたいなら、次の3点を意識するだけでも効果があります。
- 走行距離を抑える(年間5,000km程度)
- 定期点検を怠らず“壊れる前に交換”を徹底する
- 保険や税金をシミュレーションで最適化する
これにより、維持費は年間30万円台前半まで下げられる可能性があります。
要点まとめ
- セリカGT-FOURの年間維持費は約40〜60万円。
- 主な要因は燃費・整備費・部品入手性。
- DIY整備や定期点検でコストダウン可能。
- 維持には“情熱と覚悟”が求められる。
やっぱりGT-FOURって“走らせるほど可愛いけど、財布には厳しい”タイプですね(笑)
それでも維持するオーナーさんの愛情、本当にすごいと思います。
セリカGT-FOURの車検費用と壊れやすいポイント【注意すべき経年劣化】

車検費用の目安と内訳
セリカGT-FOURの車検費用は、おおよそ10万〜15万円が一般的です。
ただし、古い個体ほど「部品交換」が発生しやすいため、実際には20万円を超えるケースも少なくありません。
| 項目 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 自賠責保険 | 約27,000円 | 24か月分(2025年時点) |
| 重量税 | 約38,000円 | 初年度13年超で増税対象 |
| 印紙代 | 約1,800円 | 地域による差は小さい |
| 整備費用 | 約5〜10万円 | 足回り・油脂類・電装交換など |
| 部品交換費 | 約2〜5万円 | 経年パーツ交換が必要な場合 |
→ トータル10〜15万円前後が基本ラインですが、ブレーキ回りやエンジンマウントの交換が重なると一気に跳ね上がります。
壊れやすい箇所とその理由
セリカGT-FOURの泣きどころは、ターボ+4WDの構造に由来する「熱」と「負荷」にあります。
とくに以下の部位は劣化が進みやすいため、要チェックです。
1. タービン(過給機)
- 症状:オイル滲み、排気煙(白煙・青煙)
- 原因:高温+回転数の高負荷によるシール劣化
- 対策:オイル交換を3,000〜5,000kmごとに実施。社外リビルトで対処可(約10万〜20万円)
2. 4WD系統(デフ・トランスファー)
- 症状:異音、振動、駆動バランス不良
- 原因:潤滑油劣化・長年の熱疲労
- 対策:定期オイル交換+ジャッキアップ点検を推奨。修理費は高額(20万〜40万円規模)
3. エンジンマウント/足回りブッシュ
- 症状:加速時のガタつき・車体振動
- 原因:ゴム部品の経年劣化
- 対策:リビルト品または社外強化マウントで交換可。費用5万〜10万円前後。
4. 電装系トラブル(ECU・センサー)
- 症状:チェックランプ点灯・エンジン始動不良
- 原因:経年によるハーネス腐食や接触不良
- 対策:点火系統・O2センサー交換で安定性回復。
修理・整備の現実
GT-FOURは構造が複雑なため、一般的な整備工場では対応できない場合もあります。
ラリー車やターボ4WDの整備実績がある専門店を選ぶのがベストです。
特に、ST205型以降は電子制御が増えており、診断機(OBD-I対応)を持つショップでの点検が安心です。
壊れにくくするためのポイント
- オイル・冷却水・デフオイルを定期的に交換
- アイドリング後のクールダウン走行を習慣化
- ターボ車特有の“熱害”を避けるため、エンジンルームの熱管理を重視
これらを守るだけで、トラブル発生率を大幅に減らせます。
古い車ほど、整備記録とオーナーの扱い方が寿命を左右します。
要点まとめ
- 車検費用は10〜15万円が相場。部品交換が増えると20万円超も。
- 壊れやすいのはタービン・デフ系・電装系。
- 定期点検と熱管理が寿命延命のカギ。
- 整備は4WDターボ車の経験がある専門店に依頼。
GT-FOURは“壊れる”というより、“手をかければ応えてくれる”タイプ。
きちんと整備された個体は驚くほどタフなんですよね。
やっぱり愛情を注いだ分だけ長く走ってくれる、そんなクルマです。
RCモデルとの違いとスペック比較【WRCホモロゲーションモデルの真実】

GT-FOUR RCとは?
セリカGT-FOUR RCは、1992年に登場したWRC参戦用のホモロゲーションモデル。
正式名称は「GT-FOUR Rally Competition」で、ST185型をベースにわずか5,000台限定生産されました。
(うち、日本国内販売は1,800台ほどといわれています)
目的は明確で、「レース用マシンに限りなく近い市販モデルを作る」こと。
そのため、通常のGT-FOURとは外観こそ似ていても、構造・冷却・軽量化の面で大きく異なります。
RCの主要スペック
| 項目 | GT-FOUR 通常モデル | GT-FOUR RC |
|---|---|---|
| エンジン | 3S-GTE 2.0L直4ターボ | 同左(改良型) |
| 最高出力 | 225PS / 6,000rpm | 235PS / 6,000rpm |
| トルク | 31.0kgm / 3,200rpm | 32.0kgm / 3,200rpm |
| 駆動方式 | フルタイム4WD(センターデフ) | 同左+ビスカスLSD強化 |
| 車両重量 | 約1,440kg | 約1,390kg(約50kg軽量化) |
| 特徴装備 | 標準ボンネット | RC専用ダクト・薄型ガラス・軽量バンパー |
RC専用のインタークーラー冷却ダクトが特徴的で、WRCラリー仕様の「セリカGT-FOUR ST185グループA」と同じ吸気構造を採用しています。
さらにボンネット形状や前後バンパーも専用品。
一見すると地味な違いですが、すべてが“実戦用”の改良です。
WRCとの関係性
このRCモデルこそ、カルロス・サインツがドライブしたWRCマシンのベース車。
トヨタ・チーム・ヨーロッパ(TTE)は、この市販RCを基礎にグループAマシンを製作し、1992年にはドライバーズチャンピオンを獲得しました。
つまり、GT-FOUR RC=世界を制したトヨタのDNAそのもの。
“RC”の3文字には、トヨタの栄光が詰まっています。
ST205型の特別仕様「WRCモデル」
後継のST205型にも、1994年にGT-FOUR WRCという限定仕様が存在。
こちらもホモロゲーション目的で、リストリクターや水噴射用の装備スペースを備えた“合法的WRC仕様”。
| 項目 | ST205 GT-FOUR 通常 | ST205 GT-FOUR WRC |
|---|---|---|
| 最高出力 | 255PS | 同左 |
| 特徴 | 電動アクティブリヤスポイラー | 専用ボンネットダクト+大型リアウイング |
| 製造台数 | 約2万台 | 約2,500台限定 |
ST205型では電子制御が進化し、サスペンションも強化。
これにより“市販最強の4WDセリカ”として今も語り継がれています。
RCモデルの中古市場動向
RCやWRCモデルは、現在旧車市場でプレミア化が進行中です。
| モデル | 当時の新車価格 | 現在の中古相場 |
|---|---|---|
| ST185 GT-FOUR | 約350万円 | 150〜400万円 |
| ST185 GT-FOUR RC | 約380万円 | 300〜600万円 |
| ST205 GT-FOUR WRC | 約400万円 | 400〜800万円 |
希少性・オリジナル度・整備履歴の3条件がそろった個体は、2025年現在でも500万円超えが当たり前。
輸出需要も高く、オーストラリア・英国など右ハンドル市場で人気が高い傾向です。
要点まとめ
- RC=WRC参戦用ホモロゲーションモデル(限定5,000台)
- エンジン・冷却・軽量化が専用仕様で、実戦直系のチューニング
- ST205にも“WRCモデル”が存在し、現在はプレミア価格化
- 世界的に再評価され、輸出市場でも人気上昇中
RCのボンネットダクトを見ると、もう心が躍ります。
あの無骨さ、最高ですよね。
「公道を走るWRCマシン」なんて、今じゃもうありえない時代。
そう考えると、このクルマの価値は計り知れません。
セリカGT-FOURの中古価格と価値が下がらない理由【旧車ブームと再評価の波】

中古市場の動向と価格帯
セリカGT-FOURは2020年代以降、世界的な旧車ブームの影響で中古価格が高騰しています。
特にRC/WRCモデルは希少性が高く、状態が良い個体は年々価格が上昇しています。
| モデル | 中古価格帯(2025年現在) | 状態の目安 |
|---|---|---|
| ST185 GT-FOUR | 150万〜400万円 | 程度良好/整備済車両 |
| ST185 GT-FOUR RC | 300万〜600万円 | 低走行・オリジナル重視 |
| ST205 GT-FOUR | 250万〜500万円 | 改造車や輸出仕様も多数 |
| ST205 GT-FOUR WRC | 400万〜800万円 | コレクター市場中心 |
10年前(2015年頃)には200万円前後で購入できたRCモデルも、今では倍以上の相場に達しており、プレミアカーとして扱われています。
価格が下がらない3つの理由
① WRCでの実績とブランド力
セリカGT-FOURは、トヨタが世界ラリーで勝利した“象徴的モデル”。
カルロス・サインツ、ユハ・カンクネン、ディディエ・オリオールら名ドライバーの手で**WRCタイトルを3度(1990・1992・1993)**も獲得しました。
この栄光が、世界的に「セリカ=本物のラリーマシン」という印象を定着させています。
② 生産台数の少なさと純正パーツの希少化
特にRCやWRCモデルは、ホモロゲーション目的の限定生産。
そのため現存数が少なく、補修用の純正部品も入手困難になっています。
一方で、GRヘリテージプログラムによって再生産が始まった部品もあり、**維持可能な“走れる旧車”**として価値が高まっています。
③ 海外での人気と輸出需要
近年、オーストラリア・イギリス・アメリカなどで旧車人気が急上昇。
特にアメリカでは**25年ルール(25年超で輸入可能)**を超えたことで、セリカGT-FOURの需要が一気に拡大。
右ハンドルの日本仕様が「本物」として高値取引されているのです。
投資・コレクションとしての価値
セリカGT-FOURは、単なる旧車を超えた資産価値を持つモデルになりつつあります。
近年では、オークションハウス「BH Auction」や海外サイト「Bring a Trailer」でRCモデルが500〜700万円で落札されるケースも確認されています。
将来的にも、
- オリジナルの状態
- 記録簿・整備履歴
- 錆や事故歴の有無
この3条件を満たす個体は確実に価値を維持するでしょう。
高く売るためのポイント
セリカGT-FOURを手放す際は、次の3つを意識するだけで査定が大きく変わります。
- 整備記録(記録簿)をすべて保管
- 純正パーツの維持(改造は最小限)
- 屋内保管・ボディケアを徹底
→ 旧車市場では「改造よりもオリジナル重視」が鉄則。
一度社外タービンなどに交換しても、純正部品が残っていれば高評価になります。
現代の車と比べた魅力
GT-FOURを今改めて見ると、最新の車にはない“手応え”があります。
重めのクラッチ、機械式4WDのトルク感、ターボラグすら味わい。
現代の電子制御車とは違い、ドライバーの技術が試される一台です。
「壊れるから手がかかる。でも、それが楽しい。」
そんな所有体験こそ、セリカGT-FOUR最大の魅力だといえます。
要点まとめ
- 中古相場は年々上昇、RC/WRCモデルはプレミア化。
- WRCの実績・限定生産・海外需要が価格上昇の三大要因。
- オリジナル状態の個体ほど高値維持。
- “壊れるけど愛せる”唯一無二の旧車。
セリカGT-FOURって、乗るだけじゃなく“守る”楽しさもあるんですよね。
昔は普通の中古車だったのに、今は宝物。
時代が変わっても、この車の魂はずっと熱いままです。
まとめ:セリカGT-FOURの維持費とオーナーになるための覚悟
維持費は“高い”けれど、それ以上の価値がある
セリカGT-FOURは、燃費も整備費も決して安くはありません。
年間維持費はおよそ40万〜60万円、ターボ4WDゆえ修理費も高額です。
しかし、その一方で、この車には「数字では測れない価値」があります。
走り出した瞬間に伝わるターボの立ち上がり、グリップする4WDの安心感、そしてボンネット越しに感じる“機械を操る喜び”。
それこそがGT-FOURが今も愛され続ける理由です。
旧車を維持するための3つの心構え
- 整備を惜しまないこと
古い車は、壊れてから直すよりも「壊れないように整える」が基本。
定期的なオイル交換とメカ点検が最大の節約です。 - 専門ショップと信頼関係を築くこと
GT-FOURを本当に理解している整備士は限られています。
長く付き合える“主治医”を見つけることが、所有の第一歩です。 - 手間を楽しむ気持ちを持つこと
燃費も悪いし、パーツも高い。
でも、手をかけた分だけ確実に応えてくれるのがこの車。
それを「苦労」と感じるか「愛着」と感じるかで、満足度は180度違います。
これからGT-FOURを目指す人へ
もしこれからGT-FOURを購入しようとしているなら、「維持費よりも、走らせる喜びをどう感じたいか」を考えてほしい。
現代車のような快適さはありませんが、走る・止まる・曲がるという原始的な楽しさが凝縮されています。
そして何より、GT-FOURは“トヨタが本気で作ったWRC直系マシン”。
どんなに年月を経ても、その魂は失われていません。
時代を超えて愛される理由
かつて世界を制したWRCマシンが、今も街を走れる。
それだけで奇跡のようなことです。
GT-FOURは「古い車」ではなく、トヨタが生んだ名作。
所有するということは、ただの趣味ではなく、“モータースポーツの歴史を受け継ぐ”という特別な行為でもあります。
要点まとめ
- 維持費は年間40〜60万円前後。
- 修理・税金・保険を含めても「手間を楽しむ」姿勢が大切。
- 専門店との関係構築と予防整備が長寿のカギ。
- 走り・音・感触がすべて“本物”。
- 旧車を超えた、トヨタの誇りと歴史を体感できる一台。
よくある質問(FAQ)【記事外の補足・リアルな疑問編】

Q1. セリカGT-FOURは今でも部品が手に入りますか?
A. トヨタの「GRヘリテージパーツプログラム」で一部の純正部品が再生産されています。
ただし対象は限られるため、現状では中古パーツや社外品の活用が一般的です。
足回りやゴム類はリビルト対応が多く、専門ショップのネットワークが命綱になります。
Q2. ターボ車の熱害対策って何かできる?
A. 純正断熱板やヒートシールドを維持し、走行後のクールダウンを徹底すること。
追加でヒートラップや遮熱シートを使うオーナーもいます。
「エンジンを止めてすぐにキーを抜かない」——これだけでも寿命は大きく変わります。
Q3. ST185とST205、どちらを選ぶべき?
A. 「純粋なラリー感」を味わいたいならST185。
「パワーと快適性の両立」を求めるならST205がおすすめです。
ST205のほうがパーツ互換性が高く、維持のしやすさでも優位です。
Q4. DIY整備でどこまで対応できますか?
A. オイル・プラグ・エアクリーナー交換などの軽整備はDIYでも可。
ただし、4WD系統やターボ周りは構造が複雑なため、プロ任せが無難です。
「触って壊すより、診てもらう」方が結果的に安上がりになるケースも多いです。
Q5. 旧車保険って使えるの?
A. 条件を満たせば、セリカGT-FOURも**クラシックカー保険(旧車限定保険)**の対象になります。
走行距離制限やガレージ保管が条件になることがありますが、
年間保険料を抑えられるメリットがあります。
編集後記:旧車の維持ってやっぱり覚悟がいる…でも憧れは消えない
こうして調べていくうちに、セリカGT-FOURの魅力がどんどん伝わってきました。
正直、自分は
「GT-FOURって名前は聞いたことあるけど…」
くらいの素人でしたが、WRCの血筋や独自の機構、そして価格の高騰ぶりに驚きました。
維持費の高さにためらう気持ちはあるけど、それでも「いつか乗ってみたい」と思わせてくれる、そんな一台です!