日産スカイラインの中でも伝説的な存在とされる「ハコスカ」と「ケンメリ」。
どちらもGT-Rの系譜として知られており、旧車ファンにとっては憧れの一台です。
では、この2台にはどのような違いがあるのでしょうか?
この記事では、デザイン・性能・歴史・中古価格・名前の由来まで徹底比較しながら、ハコスカとケンメリの魅力を深掘りしていきます。
ケンメリとハコスカの違いとは?スペック・デザイン・年代を比較!

ハコスカとケンメリ、どちらが先に登場した?
モデル名 | 製造年 | 型式 | 特徴 |
---|---|---|---|
ハコスカ | 1968年〜1972年 | C10系 | 角ばったデザイン・直6エンジン・初代GT-R登場 |
ケンメリ | 1972年〜1977年 | C110系 | 丸みを帯びたデザイン・GT-Rは197台限定生産 |
つまり、ハコスカが3代目スカイラインで、ケンメリはその後継の4代目という位置づけです。
外観デザインと設計思想の違い
- ハコスカ:直線的で無骨なデザイン。まさに“昭和の硬派”。
- ケンメリ:曲線的で洗練されたボディラインが特徴的。
どちらも2ドア/4ドアがありますが、人気は断然2ドアスポーツ仕様です。
正直、素人目にはどっちもカッコよく見えるんですよね…。
ハコスカとケンメリ、どちらが人気?旧車ファンのリアルな評価

人気のポイントとファン層
- ハコスカ:GT-R初登場モデルとしての“伝説感”が抜群。旧車ファンから絶大な支持あり。
- ケンメリ:スタイリッシュな見た目と「たった197台しか存在しないGT-R」の希少性が魅力。
※ケンメリGT-Rはほぼ幻の存在。出会えたら奇跡。
走行性能・乗り味の比較
比較項目 | ハコスカ GT-R | ケンメリ GT-R |
---|---|---|
エンジン | S20型 直6 DOHC | S20型 直6 DOHC(同一) |
トランスミッション | 5速MT | 5速MT |
駆動方式 | FR | FR |
車重 | 約1,100kg | 約1,200kg |
スペックは基本的に共通ですが、ハコスカの方が軽量なぶん、軽快でキビキビした走りという声が多いです。
ハコスカとケンメリの価格差は?中古相場と将来性

中古価格の比較(GT-Rモデル)
モデル | 中古価格相場 |
---|---|
ハコスカ GT-R | 約5,000万〜9,000万円 |
ケンメリ GT-R | 1億円〜2億円以上(極上個体) |
→ ケンメリGT-Rは超プレミア価格になっており、レストア済み・オリジナル車両ならオークションで2億円超えもあります。
高騰の背景と将来の価値
- ケンメリGT-Rの生産台数は197台。現存数はさらに少なく、コレクター市場では超希少。
- ハコスカGT-Rも高額取引されているが、ケンメリほどの極端な供給不足ではない。
将来的にも両モデルの価値が下がる可能性は極めて低いです。
なぜ「ケンメリ」と呼ばれるのか?由来とCMの歴史
「ケンメリ」という名前の由来は?
これは1972年のCMシリーズ**『ケンとメリーのスカイライン』**から来ています。
当時の若いカップル「ケン」と「メリー」が登場する、旅と青春をテーマにしたCMが大ヒット。
CMの影響とブランド力
- スカイライン=走りの車、というイメージに**「爽やかさ・ロマンス」が加わった**記憶に残る広告。
- このCMがきっかけで、C110型は**“ケンメリ”**の愛称で親しまれるように。
車名よりも通称が浸透する例って、意外と珍しいですよね。
まとめ:ハコスカとケンメリ、どっちが自分に合う?
✅ ハコスカは「初代GT-R」という伝説と、軽快な走行性能が魅力!
✅ ケンメリはデザインの美しさと、197台限定のGT-Rによる希少価値の高さが圧倒的!
✅ 中古価格はケンメリの方が高額で、将来的な価値も非常に安定!
✅ どちらも日本旧車史における金字塔であり、愛好家にとって永遠の憧れ!
編集後記:どっちも見たことあるけど、触ったことはない…
僕自身は正直、ハコスカもケンメリも実車を間近で見ただけの素人です(笑)
でも、調べれば調べるほど、この2台の背景やストーリーに惹かれていきました。
特に「ケンメリGT-Rが197台だけ」って、もはや都市伝説級の希少さじゃないですか?
旧車の世界って奥が深いですね…
「触れられないからこそ惹かれる」そんな存在かもしれません!