クラウンMS50は、フロントがダブルウィッシュボーン、リアがリジッド+リーフスプリングという当時の高級車らしい構造を持っています。
しかし、登場から50年以上が経過した現在では、足回り部品の劣化が避けられず、走行安定性や安全性を大きく左右する項目になっています。
この記事では、MS50の足回りで交換必須となる部品、現時点での供給状況、流用品の有無、リプロ品の有無などを丁寧に整理します。
購入検討中の方、レストア中の方、これから足回りをリフレッシュしたいオーナーに向けて、実用的な情報をわかりやすくまとめました。
Contents
- 1 フロント足回りの交換部品:ブッシュ・アーム・ショック
- 2 リア足回りの交換部品:リーフスプリング・ショック・各種ブッシュ
- 3 ブレーキ系部品の供給状況:マスター・ホイールシリンダー
- 4 入手しづらい部品と代替流用の実例
- 5 代替流用が可能な足回り部品(整備現場での実例)
- 6 入手が難しい部品のポイントまとめ
- 7 よくある質問(FAQ)
- 7.1 Q1. クラウンMS50の足回り部品は今でも新品で購入できますか?
- 7.2 Q2. 足回りの総リフレッシュ費用はどれくらいかかりますか?
- 7.3 Q3. 足回りの純正形状にこだわらなくても大丈夫ですか?
- 7.4 Q4. 足回りの交換は部分的にやっても効果がありますか?
- 7.5 Q5. 足回りを現代流用すると乗り心地はどう変わりますか?
- 7.6 Q6. リーフスプリングの再生はどこでできますか?
- 7.7 Q7. ブレーキホースはステンメッシュにした方が良いですか?
- 7.8 Q8. ステアリングギアボックスのオイル漏れは治りますか?
- 7.9 Q9. 部品を探す際に最も効率的な方法は?
- 7.10 Q10. 今後、足回り部品の供給はさらに悪くなりますか?
- 8 まとめ
フロント足回りの交換部品:ブッシュ・アーム・ショック
クラウンMS50のフロント足回りは、経年で最も劣化が進む部分でもあり、交換が必要になる部品が多岐にわたります。
ここでは、交換頻度の高い主要部品と供給状況をまとめます。
主要交換部品と供給状況
| 部品名 | 状況 | 補足 |
|---|---|---|
| ロアアームブッシュ | リプロあり/流用も可能 | 劣化で「コトコト音」「ふらつき」の原因。 |
| アッパーアームブッシュ | リプロあり | ゴム硬化で直進安定性低下。 |
| スタビライザーブッシュ | 汎用品流用可 | 外径・内径を合わせれば対応しやすい。 |
| ボールジョイント | 中古再生 or 流用 | 純正は絶版。ガタのある個体は要交換。 |
| ショックアブソーバー | 現代車流用あり | カローラKE70系ショックの流用実例あり。 |
| ステアリングギアボックス | リビルト対応 | オイル漏れがMS50の持病。 |
フロントの特徴と注意点
- ブッシュ類はすべて交換すると効果が大きい
- ショックは現代流用品で走行安定性が改善
- ステアリングギアは漏れる前提で点検が必須
動画で整備シーンを見ると、MS50のフロント足回りは“ゴム部品が命”という印象です。
逆に言えば、ゴムさえ新しくすれば走りが大きく変わる、とも言えます。
要点まとめ
- フロントはゴム部品が徹底的に劣化している前提でOK
- ショックは流用パーツで現代的な乗り味に改善
- ステアリングギアのオイル漏れ対策が大切
MS50のフロント周りは、構造がシンプルで整備性が良いと感じます。
ブッシュ交換だけでも、「こんなに変わるのか」と驚くほど走りが安定するようです。
旧車らしいしなやかさを残しつつ、安心して走れる状態にできるのは魅力ですね。
リア足回りの交換部品:リーフスプリング・ショック・各種ブッシュ

クラウンMS50のリア足回りは、リジッドアクスル+リーフスプリングという当時の高級セダンらしい構造で、耐久性に優れている一方、経年劣化が進むと乗り心地や直進安定性に大きな影響が出ます。
特に 板バネの“ヘタリ”やブッシュの硬化、ショックの抜け は、MS50では非常に多い持病として知られています。
リア足回りの主要交換部品と供給状況
| 部品名 | 供給状況 | 補足 |
|---|---|---|
| リーフスプリング本体 | 国内リプロあり/再生加工対応 | 板バネの反り・ひび割れは要交換。 |
| リーフスプリングブッシュ | 汎用品流用可 | ゴム硬化でギシギシ音やふらつきの原因。 |
| リアショックアブソーバー | 現代車流用可 | カローラKE70系の流用が実例多い。 |
| Uボルト | 特注製作対応 | 錆び・伸びが出ると保持力が低下。 |
| バンプラバー | リプロ入手可 | ちぎれやすく、底付きの原因に。 |
| リアアクスル関係(シール・ベアリング) | 汎用品で代替可 | 寸法一致のオイルシールが多数。 |
リーフスプリング(板バネ)の交換・再生について
MS50の板バネは重量級ボディを支える重要部品で、50年超の個体では反りが変形し、車高が下がってしまっているケースが多く見られます。
- 1枚目のバネがひび割れ
- 全体が“へたり”車高が左右で違う
- 段差で「ガンッ」と底付きする
- 後ろが沈み込んで安定しない
これらが見られたら、板バネの交換または再生加工が必要です。
✅ 板バネの再生加工(現実的な選択肢)
旧車専門店では、板バネを分解して
- 反り角度を戻す
- バネ鋼を再熱処理
- リプロ製バネ板を追加
といった“再生リフレッシュ”が一般的に行われています。
リアショックアブソーバーの流用事情
純正ショックは廃番ですが、現代車の流用ショックが実用的で費用対効果が高いです。
特に有名なのが
✅ カローラ KE70系ショックの流用
で、取り付けピッチや長さが近似しています。
- 乗り心地が「ふわふわ→しっとり」へ改善
- 高速道路での安定性向上
- 車体の揺れ戻りが少なくなる
実際に整備動画を見ると、MS50の純正ショックは経年でほぼ機能していない個体が多く、流用ショックへの交換だけで“別の車のように良くなる”と紹介されていました。
各ブッシュ類の交換
リア周りには複数のゴムブッシュがあり、これらの硬化や亀裂が走行安定性を大きく損ないます。
交換推奨ブッシュ一覧
- リーフスプリング前側ブッシュ
- リーフスプリング後側ブッシュ
- シャックルブッシュ
- アクスルブッシュ
- スタビライザーブッシュ(装着車)
これらは汎用ウレタンブッシュでも代替可能な場合が多く、加工精度も比較的合わせやすい部類です。
Uボルト・バンプラバーの供給状況
- Uボルト:特注製作が主流
錆び・伸びがあると板バネを正しく締結できず、車体の「横ゆれ」の原因になります。 - バンプラバー:リプロ品が入手可能
ゴムがちぎれている個体が多いため、整備のついでに交換がおすすめです。
要点まとめ
- リア足回りは板バネの劣化が想像以上に大きい
- ブッシュ類は総交換すると走りが劇的に改善
- ショックは現代車流用で性能アップが期待できる
- Uボルトは特注が前提、バンプラバーはリプロ品で対応可能
ブレーキ系部品の供給状況:マスター・ホイールシリンダー

クラウンMS50のブレーキ系統は、**「フロント:ディスク or ドラム(グレード差)」「リア:ドラム」**という構成で、旧車では定番のトラブルが多発します。
ブレーキは安全性に直結するため、MS50を維持する際には“最優先でリフレッシュすべき分野”と言えます。
ここでは、ブレーキ周りの交換部品と供給状況、入手難度、リプロ品情報、代替品の有無を徹底的に整理します。
主要ブレーキ部品の交換箇所と供給状況
| 部品名 | 供給状況 | 補足説明 |
|---|---|---|
| ブレーキマスターシリンダー | リプロ新品・リビルトあり | 純正は廃番だが、旧車専門店で再生済みASSYが手に入る。 |
| ホイールシリンダー(F/R) | リビルト品あり | ゴムカップ劣化が持病。段差で引きずり発生しやすい。 |
| ブレーキホース(前後) | 社外品あり/ステンメッシュ対応可 | 現代車汎用品流用も可。 |
| ブレーキシュー(リア) | 国内リプロあり | ライニング張替えも可能。 |
| ディスクパッド(フロント:ディスク車) | 汎用品流用あり | 車台番号で要確認。 |
| マスターリペアキット | リプロ多数 | 安価で、OH前提の部品。 |
| ブレーキ配管(パイプ) | ワンオフ製作 | 錆びやすく、交換時は全数引き直し推奨。 |
✅ ブレーキマスターシリンダー(MS50の生命線)
MS50のブレーキマスターは、
- ゴムカップ硬化
- 内部サビ
- ストローク不足
などが起きやすいため、旧車では最優先交換部品として扱われています。
旧車イベントの整備実例では、「MS50はブレーキマスターを新品化しただけで制動力が見違える」と紹介されていました。
✅ ホイールシリンダーの供給状況
リアはドラム構造のため、ホイールシリンダーが固着している個体が非常に多いです。
- ピストン固着
- ゴムカップ摩耗
- 返りが遅く“引きずり”発生
MS50用は純正廃番ですが、リビルト品が複数ショップで入手可能です。
✅ ライニング張替えも実用的
リアシューが入手できない場合、
・ライニング張替え(貼り替え)
・研磨調整
で再生可能。
✅ ブレーキホースは「現代品」を使うべき
純正ホースは完全に寿命切れなので、現代規格のホースへ交換するのが最適です。
選択肢は次の2種類:
- 純正互換ホース(ラバー製)
- ステンメッシュホース(制動安定性向上)
特にステンメッシュは
- ペダルタッチがカッチリ
- 制動距離が安定
- 長寿命
というメリットがあり、MS50オーナーの間で人気です。
✅ ブレーキ配管はワンオフ製作が基本
ブレーキパイプは
- 錆びやすい
- 曲げ戻し不可
という性質のため、交換時はワンオフ製作になります。
旧車専門店での“全数引き直し”が一般的で、費用は4〜8万円前後 が目安です。
✅ 足回り再生と同時にやるとコスパが高い整備
ブレーキの部品は、足回り整備と同時に行うと工賃を節約できます。
特に:
- ブレーキホース
- ブレーキライン
- ホイールシリンダー
- ブレーキシュー
は、下回りを一度に外すタイミングで交換するのがベスト。
要点まとめ
- ブレーキマスターはリプロ新品の供給が続いており安心
- ホイールシリンダーはリビルト品が中心
- ブレーキホースは現代品が最適
- 配管はワンオフ製作が前提
- 下回り整備と同時進行でコスパが向上
僕が整備動画を見た限り、MS50はブレーキ周りが整うだけで“まるで現代車のように安心して停まる”ようになっていました。
旧車の魅力は「走る・曲がる・止まる」のなかでも、特に“止まる”を整えるだけで劇的な進化を感じられるところだと改めて感じます。
入手しづらい部品と代替流用の実例

クラウン MS50 足回り/ブレーキ系
クラウンMS50は登場から50年以上が経過しているため、足回りとブレーキ周辺には「純正新品が完全に絶版」になっている部品が複数存在します。
ここでは “特に入手が難しい部品” と “現実的な代替・流用事例” を、実際の整備データやオーナー事例をもとにまとめます。
✅ 入手困難な足回り部品と理由
| 部品名 | 状態 | 理由 |
|---|---|---|
| ステアリングギアボックス本体 | 純正廃番/中古再生のみ | 内部シール劣化、ガタ、オイル漏れが多いが新品供給なし。 |
| ロアアーム(ASSY) | 中古・倉庫放出品のみ | 亀裂・曲がりが出やすく良品が枯渇。 |
| スピンドル・ナックル | 中古依存 | ハブベアリング圧入で痛みやすい。 |
| リーフスプリング Uボルト | 特注製作 | 錆びやすく純正再販なし。 |
| スタビライザーリンク(ASSY) | 中古 or 流用加工 | ゴム老化で交換必須だが純正絶版。 |
これらの部品は、**「中古良品を探す or 加工で再生する」**という選択肢が現実的です。
代替流用が可能な足回り部品(整備現場での実例)
① ショックアブソーバー:カローラ KE70 系流用
MS50の純正ショックはほぼ全滅状態ですが、カローラ KE70 系(1980年代前半)のショックが寸法的に近く、
- 加工なし、または軽微な加工で装着可能
- 乗り心地が大幅に改善
- 現代の減衰力で安定感向上
と、非常に人気の流用方法です。
実際の整備動画でも、「純正ショック → KE70ショック」への交換で直進安定性が劇的に変化している様子が紹介されています。
② ブッシュ類:汎用ウレタンブッシュで代用
トヨタ旧車はブッシュサイズがシンプルなため、ウレタン汎用品で代替しやすいメリットがあります。
- スタビブッシュ
- アクスルブッシュ
- シャックルブッシュ
これらは 「内径 × 外径 × 幅」 を合わせれば流用しやすく、耐久性も高いです。
③ ステアリングギア:MS60(後期クラウン)流用
MS50の持病である「ギアボックスのオイル漏れ」は、後期型MS60のギアを流用することで改善する例があります。
- 外観がほぼ同一
- 内部構造が改良されている
- オイル保持性が高い
※車両によっては僅かな加工が必要。
④ ブレーキ:ステンメッシュホース(現代汎用品)
純正ホースは劣化しているうえに廃番のため、現代の汎用ステンメッシュホースが最も現実的です。
ステンメッシュ化によりブレーキタッチがシャープに変わるそうです。
⑤ リーフスプリング:再生+追加リーフ
板バネは新規純正入手は不可能ですが、
- 再熱処理
- 反り戻し
- 1枚追加リーフで補強
といった再生技術で新品同等レベルまで復活できます。
また、Uボルトは 特注製作 が一般的で、どの旧車専門店でも製作可能です。
入手が難しい部品のポイントまとめ
- 純正ロアアーム・ステアリングギアは入手困難
- ショックは現代車流用が主流(KE70など)
- ブッシュは汎用ウレタンで代替しやすい
- 板バネは再生加工が現実的
- ブレーキホースは現代品がベスト
- パイプ類はワンオフ製作前提
旧車イベントを見ると、MS50は“外観は美しいのに足回りだけ手付かず”という個体が少なくありません。
ですが、実際の整備動画では、足回りを総リフレッシュした車両は見違えるように安定し、走りの印象がまるで別物になっていました。
特にショック交換やブッシュ総替えで“ここまで変わるのか”というほど劇的に改善するのがMS50の面白さだと感じています。
よくある質問(FAQ)

Q1. クラウンMS50の足回り部品は今でも新品で購入できますか?
A. 一部購入できます。
ブッシュ類・ショックアブソーバー(流用品)・ブレーキホース・マスターリペアキットなどはリプロ品や現代汎用品が流通しています。
ただし、ロアアームASSY・ステアリングギア本体・純正ショックなどは完全に絶版です。
Q2. 足回りの総リフレッシュ費用はどれくらいかかりますか?
A. 個体差がありますが、一般的には20万〜40万円前後です。
板バネ再生・ショック流用・ブッシュ総交換・ブレーキ周りのリフレッシュなど内容により変動します。
ステアリングギアの再生が加わると+5〜10万円ほど。
Q3. 足回りの純正形状にこだわらなくても大丈夫ですか?
A. 実用面を優先するなら問題ありません。
MS50オーナーの多くは
- ショック:現代流用品(KE70等)
- ブッシュ:ウレタン汎用品
を選び、快適性と安全性を重視しています。
展示目的で“完全純正”にこだわる場合は、中古良品の確保が必須になります。
Q4. 足回りの交換は部分的にやっても効果がありますか?
A. ありますが、本来の効果は「セット交換」で発揮されます。
特にブッシュ類は全数硬化しているため、一部分だけ交換しても他の劣化が原因で乗り味が改善しない場合があります。
Q5. 足回りを現代流用すると乗り心地はどう変わりますか?
A. “フワフワ感が取れて、しっとり安定する”という声が多いです。
ショック流用により高速道路の直進安定性が大きく向上します。
旧車らしい柔らかさを残しつつ、不安感が軽減されるのが特徴です。
Q6. リーフスプリングの再生はどこでできますか?
A. 旧車専門工場で可能です。
有名どころでは以下の通りです:
- RESTORE.JP(板バネ関連パーツ)
- 旧車パーツセンター(加工・再生実績あり)
再生の際は、反り戻し・熱処理・追加リーフなどの相談が可能です。
Q7. ブレーキホースはステンメッシュにした方が良いですか?
A. 実用面では非常におすすめです。
純正ホースは完全に寿命切れで、ステンメッシュ化により制動の安定性と安全性が大幅に向上します。
ペダルタッチもシャープになり、MS50のブレーキが現代的になります。
Q8. ステアリングギアボックスのオイル漏れは治りますか?
A. 治りますが、再生工場でのオーバーホールが必須です。
シール交換・ガタ取り調整・研磨などで改善します。
ただし、純正新品は存在しないため、中古コアの確保が前提になります。
Q9. 部品を探す際に最も効率的な方法は?
A. 純正品番で検索することです。
旧車パーツは名称より品番の方が確実にヒットします。
また、海外サイト(eBay・Sparesbox)で調達する場合も品番検索が必須です。
Q10. 今後、足回り部品の供給はさらに悪くなりますか?
A. はい、“徐々に悪化する”と考えるべきです。
特にロアアーム・ステアリングギアなどは在庫減少が続いており、10年以内に良品中古の獲得が難しくなる可能性があります。
ブッシュ類は汎用品で代替できるため、影響は少なめです。
まとめ
クラウンMS50の足回り・ブレーキ系統は、車齢50年以上という条件を考えると、すべてのパーツが“交換前提”と見てよい状況です。
しかし、それは決して悲観すべきことではなく、現代の流用部品・リプロ部品・再生加工をうまく使うことで、MS50は想像以上に快適で安定した走りを取り戻せます。
■ 足回りの現実:純正絶版でも維持は可能
MS50の純正足回りパーツはすでに多くが廃番となっていますが、
- ブッシュ類:汎用ウレタン流用
- ショック:カローラKE70系流用
- 板バネ:再生加工
- ホース類:現代品で代用
といった“代替ルート”が確立されているため、旧車の中では比較的維持しやすい部類に入ります。
特にショック流用は乗り味改善に大きく寄与し、「旧車だから怖い」「フワフワして不安」というイメージを払拭してくれます。
■ ブレーキは“優先度No.1の整備項目”
クラウンMS50は、ブレーキマスターやホイールシリンダーが劣化すると制動力が急激に低下します。
幸い、これらはリプロ品・リビルト品が流通しているため、フルOH(オーバーホール)+ホース新品化を行えば安心して走れる状態になります。
ステンメッシュホース化は、特に高速道路を走るオーナーにとって大きなメリットになります。
■ “入手が難しい”部品は、中古の確保が鍵
ステアリングギアボックス・ロアアームASSY・ナックルなどは中古依存のため、良品を見つけたら即確保して保管するのがベストです。
旧車の世界では「部品は使う前から買っておく」という習慣が重要になります。
■ 専門工場の存在がMS50維持の“救い”
足回り・ブレーキは構造が比較的シンプルで、旧車専門工場なら今でも問題なく整備対応ができます。
板バネ再生やUボルト特注など、技術が残っている分野であり、職人の知識が車を未来につなげてくれるという強い魅力があります。
■ MS50は“走る旧車”として優秀
正しく整備されたMS50は、
- 高速道路でも安定
- 段差での衝撃が減る
- ふらつきが消える
- 制動力が向上
と、現代車に通じる快適性を持つようになります。
■ 結論
クラウンMS50の足回り・ブレーキ系は、純正部品の供給が減っているものの、流用品・再生品・リプロ品を組み合わせれば、十分維持可能です。
そして何より、MS50は手を加えるほど“変化がわかりやすい車”です。
走りの質が改善していく過程そのものが、この車を維持する大きな喜びになります。
