クラウンMS50系は、1967〜1971年に販売された3代目クラウン(愛称:ハードトップ・ハイソカーの原点)の代表モデルです。
半世紀以上が経過した今、再び人気と評価が急上昇しており、旧車市場でも注目度が大きく高まっています。
この記事では、MS50が“なぜ今評価されているのか”を一次資料にもとづきつつ整理し、購入・保管・レストアを検討する方が押さえるべき重要ポイントをまとめて解説します。
近年は部品再生産やレストア事例も増えており、購入の判断材料が揃いつつあります。
とくに
「直6エンジンの静粛性」「当時の国産上級車らしい重厚な内装」「現代では再現が難しい造形」
など、価値の源泉は明確。
この記事では、MS50を選ぶべき人・注意点・維持で想定すべきコストもあわせて丁寧に解説します。
Contents
クラウン MS50 人気の理由・再評価

クラウンMS50系が再び脚光を浴びている背景には、当時の国産車が持っていた“古き良き上質さ”が評価されている点が挙げられます。
MS50は1960年代後半の国産高級車を象徴するモデルで、当時のカタログでも「静粛性」「快適性」「上質な造り込み」が大きくアピールされていました。
特に直列6気筒M型エンジン(排気量2.3L)は、実走映像を見ると非常にスムーズに回っている印象があり、今のクラシックカー愛好家からも高評価です。
また、近年の再評価ポイントとして「デザインの独自性」があります。
角型ヘッドライトの重厚なフロントマスク、金属の質感を強調した内装、無駄のないクラシカルなプロポーションなど、現代車では再現が難しい造形が注目されています。
中古市場では個体数が限られているため希少性も上がっており、状態の良いMS50は価格が安定して高値で取引される傾向です。
レストア面では、ボディパーツの入手難は依然としてありますが、メッキモール類や内装パーツの一部はリプロ品が登場しつつあり(クラウンMS50 モールリプロ品 - 旧車パーツ専門店)、フルレストアの事例も増えています。
動画サイトでも現存車の走行映像が多く公開され、若い層の興味も高まっていると感じます。
要点まとめ
- MS50は1960年代国産高級車の象徴で、静粛性と上質感が高評価。
- 現代にはないクラシカルなデザインが再評価の中心。
- 中古市場は希少性が高く、状態の良い個体は価格が上昇傾向。
- 一部パーツはリプロ品が登場しており、レストア環境が改善。
当時の走行映像を見る限り、直6の滑らかさと静粛性が本当に印象的でした。
今の車にはない重厚感や質感の高さが、MS50の人気復活につながっているのだと思います。
希少車としての存在感も年々強くなっているように感じますね。
クラウン MS50 人気の理由(デザイン編)

クラウンMS50が“デザイン面”で再評価されている理由は、1960年代国産高級車ならではのクラフトマンシップが随所に残されている点にあります。
当時のトヨタは輸出拡大期で、北米市場を意識した「重厚で威厳あるスタイル」を追求しており、MS50の造形はその象徴と言われています。
一次資料(当時カタログ)でも、MS50のデザインは“品格・静粛・高品質”の3点が強調されていました。
フロントマスクの存在感
MS50の印象を決定づけているのが、角型ヘッドライトと大型グリルから成るフロントマスクです。
縦方向に深みのあるグリルデザインは、当時の国産車には珍しい構成で、クラウンの「威厳ある上級車」というキャラクターを視覚的に伝えるものでした。
現代では安全基準により高いボンネット形状が難しく、MS50のような“箱型の重厚さ”は再現しにくいデザインとなっています。
サイドビューとプロポーション
当時のクラウンはキャビンが比較的コンパクトで、長いボンネットとトランクが強調された“クラシックセダンらしい三箱デザイン”が特徴です。
ホイールアーチの造形も薄く、ボディ面がまっすぐ伸びるライン取りは、現在の空力主体のデザインとは大きく異なります。
この素直なラインは、レストア後の塗装映えも非常に良く、近年の再評価ポイントのひとつです。
上質感を与えるクロームメッキや細部の造形
MS50はバンパー、ウィンドウモール、リアのガーニッシュなど多くの箇所にクロームメッキが使用されています。
現在の車ではコストや環境要件から樹脂パーツ化が進み、金属モールが少なくなりました。
そのため、MS50の外装を見ると「素材の質感」そのものが価値として浮き上がってきます。
デザインそのものだけでなく“素材の品格”が評価されているのが特徴です。
なお、モール類の一部にはリプロ品も存在し(例:クラウンMS50 モールリプロ品 - 旧車パーツ専門店)、外装の再生性が向上している点もデザイン維持に貢献しています。
ユーザーからの再評価の広がり
動画サイトなどで現存車が紹介される機会が増え、MS50のクラシックなスタイルに惹かれる若いファンも増加しています。
特に走行映像を見ると、ボディの直線的なラインが光を受けて美しく反射し、デザインの“古さ”ではなく“完成度の高さ”を感じ取れる場面が多いように思います。
要点まとめ
- 角型ライト×大型グリルの重厚フロントが唯一無二。
- 三箱デザインのクラシックプロポーションが高評価。
- 金属モールなど素材の質感が魅力。
- レストア後の美しさも再評価を後押し。
実車映像を見ると、直線的なボディラインに光が走る瞬間がとても美しく、MS50の持つ“品格”が自然と伝わってくるようでした。
特にメッキ類の輝きは、現代車では得られない質感だと感じます。
クラウン MS50 再評価ポイント(市場相場・希少性)

クラウンMS50が現代で再び注目される背景のひとつに、「中古市場での希少性」と「価格の安定・上昇傾向」があります。
生産終了から50年以上が経過しており、当時のクラウンの中でもMS(直6)系は販売台数が少なく、現存数は限定的です。
一次資料ベースの総生産台数は公開されていないものの、クラウンの当時の登録台数推移や現存台数の中古車情報を見る限り、MS50は市場に出る個体が非常に限られていることが分かります。
現在の市場における相場感
2020年代以降、MS50の流通数は年間数台レベルで、オリジナル度が高い個体やフルレストア済みの車両は特に高値で取引されています。
正確な平均価格は「状態」「レストア範囲」「オリジナル度」で大きく変動するため一概には言えませんが、概ね以下が目安です(※数字は市場動向からの参考値で、一次資料の定価等ではありません)。
| 状態 | 参考価格帯(推定) |
|---|---|
| ベース車・要レストア | 80〜150万円前後 |
| 部分レストア済み | 150〜250万円前後 |
| フルレストア・極上 | 250〜400万円以上 |
近年は海外のクラシックカー人気の影響もあり、国内旧車の価値全体が底上げされています。
MS50もその流れの中にあり、五十年以上経った今でも“下落しない旧車”として注目されています。
希少性が価格に影響する理由
希少性の背景には以下の要素があります。
- 直6のM型エンジンを搭載するクラウンとして貴重
- 当時の上級グレードで、維持されている個体が少ない
- レストア前提のベース車が枯渇してきた
- オリジナルの内装部品が残る個体は非常に少ない
とくに内装は劣化が進みやすく、当時の素材を維持したMS50は希少性が高く評価されやすい傾向があります。
海外人気の高まり
北米ではクラシック・トヨタの人気が上昇しており、セリカ・スープラはもちろん、クラウンも「Japanese Classic Luxury」として徐々に評価が高まっています。
輸出された個体は少ないものの、走行映像を見た海外ユーザーの反応も良く、今後は海外需要が価格にさらなる影響を与える可能性があります。
要点まとめ
- MS50は市場流通数が少なく希少価値が高い。
- 状態による価格差は大きいが、総じて価格が下がりにくい旧車。
- 海外人気の高まりが再評価を後押ししている。
MS50の中古相場を眺めると、台数の少なさと個体ごとの“ストーリー”が価格に色濃く反映されている印象があります。
動画でも海外ユーザーが興味を示していて、今後さらに注目度が上がりそうだと感じます。
クラウン MS50 人気の理由(走行性能・乗り味編)

クラウンMS50の再評価ポイントの中でも、走行性能と乗り味に関する魅力は、旧車ファンの間でとくに語られる部分です。
1960年代後半の国産車の中では高級志向を強く持ったモデルで、当時のカタログでも「静粛性」「振動の少なさ」「上級セダンらしい乗り心地」が大きくアピールされていました。
現代の車と比較すれば絶対性能こそ控えめですが、“ゆったりと流す楽しさ”がMS50の価値と言えます。
直列6気筒 M型エンジンの滑らかさ
MS50に搭載される2.3L直列6気筒M型エンジンは、当時のトヨタを代表する上級パワーユニットです。
回転フィールは非常に滑らかで、実際の走行動画でも「スーッと加速していく」印象を受けます。
トルクが低回転から出る特性のため、アクセルを踏み込まなくても十分に街中を走れる点は、現代の小排気量ターボ車とは異なる魅力です。
静粛性と乗り心地
MS50の評価ポイントとしてよく挙げられるのが、当時の国産車としては高レベルだった静粛性です。
ボディ構造や遮音材は現代車ほど進化していないものの、走行映像を見る限り、アイドリングの落ち着きや巡航時の静けさがよく伝わってきます。
またサスペンションはしなやかで、路面の凹凸を穏やかに吸収する“ゆったり系”の乗り味が特徴。
クラシックな“重厚さ”を感じられる乗り心地は、現代車とは異なる価値として再評価されています。
ハンドリングと走行感覚
ステアリングは大径で、操舵フィールは現代車ほどダイレクトではありません。
しかしそれが逆に「旧車らしい落ち着いた走り」を生み、長距離を淡々と流すような楽しみ方が似合う車です。
レトロなドライブ感覚を好むユーザーには、この点が大きな魅力となっています。
要点まとめ
- 直列6気筒M型エンジンは非常に滑らかで静粛性も高い。
- “ゆったり走ること自体が楽しい”乗り味が魅力。
- 操舵フィールは穏やかだが、これが旧車らしさを際立たせている。
走行映像を見ると、MS50が持つ落ち着いた乗り味がよくわかり、スピードを出すより“佇まいを楽しむ車”という印象を受けました。
直6のスムーズさは、時代を超えて愛される理由のひとつだと感じます。
クラウン MS50 レストア事情と部品供給(外装・内装・機関系)

クラウンMS50は登場から50年以上が経過しており、レストア前提の個体が中心です。
そのため
「部品は入手できるのか?」
「どこまで再生できるのか?」
は購入検討者が最も知りたいポイントです。
ここでは外装・内装・機関系の3つに分けて、現状のレストア事情を整理します。
外装パーツ:メッキ・モール類の再生は進んでいる
MS50は外装の要となるクロームメッキ部品が多く、ここが車の印象を大きく左右します。
純正新品は当然ながら入手困難ですが、近年は一部でリプロパーツが販売されており、特にモール類・ガーニッシュ類は再販品の選択肢が増えています。
バンパーの再メッキ加工は国内業者で対応可能で、仕上がりの品質も高く、外装の美観は比較的再生しやすい部類です。
ボディ板金はサビの進行具合で大きく作業量が変わり、予算のブレ幅が非常に大きくなる傾向があります。
内装パーツ:もっとも希少で、再生コストがかかる
MS50で最も苦労するのが内装です。
- 天井生地
- ドア内張り
- ダッシュパッド
- オリジナルシート布地
これらは当時の素材そのままを維持している個体が少なく、交換素材も限られます。
特にダッシュパッドは割れが多く、レストアの定番作業となっています。
リプロパーツは一部存在するものの、色味や質感が完全一致するケースは少なく「どこまでオリジナルに寄せるか」がレストア判断の分岐点になります。
シートについては張り替え業者の技術が高く、当時の風合いに近づけることは可能です。
機関系パーツ:M型エンジンは比較的維持しやすい
MS50の強みとして、搭載するM型エンジンの整備性とパーツの互換性があります。
M型系はトヨタの代表的な直6で、クラウン以外にも多く採用されていたため、消耗品や整備パーツの確保は比較的容易です。
- プラグ
- ポイント・コンデンサー
- ガスケット類
- ラバーパーツ
などは現在も入手できます。
一方で、キャブレターの部品や純正オルタネーター、ラジエーターなどは状態に左右されるため、良品中古やリビルド品を探す必要があります。
とはいえ、国内にはMS50/M系を扱うショップが複数存在し、整備ベースとしては「古いが手が入れられる」カテゴリに入ります。
レストア費用の概算
レストアの総額は車両の状態によって極端に変わりますが、傾向としては下記イメージです。
| レストア範囲 | 参考費用帯(推定) |
|---|---|
| 外装メッキ・塗装のみ | 80〜150万円前後 |
| 内装の全面再生 | 60〜120万円前後 |
| 機関系リフレッシュ | 30〜80万円前後 |
| フルレストア | 200〜350万円以上 |
※これは市場傾向を元にした参考値であり、一次資料の数字ではありません。
※ショップや地域によって大きく変動します。
要点まとめ
- 外装のモール類は一部リプロ化が進み、再メッキも可能で再生しやすい。
- 内装は最も希少で、オリジナル維持は難易度が高い。
- M型エンジンは整備性が高く、消耗品も入手しやすい。
- フルレストアは200万円超えが一般的で、状態差による価格変動幅が大きい。
レストア動画を見ると、MS50は仕上がり次第で本当に見違えるように蘇る印象があります。
特にメッキ部品が綺麗に整うと車全体の品格が一段上がるようで、まさに“旧車の醍醐味”だと感じます。
クラウン MS50 保管環境と維持の注意点(サビ・湿気・始動管理)

クラウンMS50は製造から50年以上が経過しているため、購入後の「保管」と「日常的な維持管理」が車の寿命を大きく左右します。
MS50は金属パーツの使用が多く、気候条件の影響を非常に受けやすいため、適切な保管方法が必須です。
ここでは、保管環境・サビ対策・湿気管理・始動管理の4つに分けて解説します。
屋内保管が“必須レベル”で重要
MS50はボディ鋼板が現代車ほど防錆処理されておらず、直射日光・雨風・温度変化に弱い傾向があります。
- 可能なら「シャッター付きガレージ」
- 難しい場合は「カーポート+高品質ボディカバー」
が最低ラインとなります。特に北部地域や沿岸部はサビが進みやすく、屋外保管だと短期間で劣化するケースがあります。
ボディカバーは「裏起毛のある通気性タイプ」が推奨され、通気性の低いものは結露を誘発するため逆効果になる場合があります。
サビの発生しやすいポイント
MS50は以下の箇所にサビが発生しやすい傾向があります。
- フロントフェンダー後端
- トランク下部
- ドア下の水抜き穴周辺
- フロアパン(特に助手席側)
- リアフェンダーアーチ
- メッキモールの裏側
これらは実車動画でもレストア前のサビがよく確認でき、状態の良い個体を保つには“予防”が重要とされています。
必要に応じて防錆処理剤を塗布することで長期維持に大きく影響します。
湿気管理:ガレージに除湿設備があると寿命が伸びる
MS50の内装は布地・ウレタン・ビニールなど湿気に弱い素材が多く、湿度管理が悪いと「カビ」「臭い」「内張りの浮き」などが発生します。
理想は以下の環境です。
- 湿度:50〜60%
- 直射日光を避ける
- 定期換気または除湿機の設置
特に梅雨時期は湿気が溜まりやすく、月1回程度の換気・始動が効果的だといわれています。
定期始動と走行でトラブル予防
旧車は“動かさない期間が長いほど壊れる”というのはMS50にも当てはまります。
- 月1回のエンジン始動
- 月1回の30〜50km程度の走行
- キャブレターや燃料ラインの詰まり予防
これらが車両コンディションを維持するうえで重要です。
タイヤ・ブレーキ・ラバー類の劣化
ゴム類は時間経過で必ず劣化するため、以下は定期的な点検が必要です。
- タイヤ(ひび割れ・硬化)
- ブレーキホース
- 足回りブーツ類
- ウォーターホース
MS50はラバー類の純正新品はほぼ入手不可ですが、汎用品や互換品を使った整備が可能なため、専門店で相談すると比較的スムーズに対応できます。
要点まとめ
- MS50は屋内保管が理想で、湿気管理が寿命を大きく左右する。
- サビの出やすいポイントを理解して予防することが重要。
- 月1回の走行・始動はトラブル防止に効果的。
- ラバー類は定期交換が前提で、互換品で対応可能。
クラウン MS50 購入判断ポイントと“失敗しない選び方”
クラウンMS50は希少性が高く、状態やレストア歴によって価値が大きく変わるモデルです。
購入検討時に見落としやすい点もあり、事前にチェック項目を整理しておくことで「高額なレストア費用を避ける」「良質な個体を選ぶ」ことが可能になります。
ここでは、購入前に必ず押さえておきたい重要ポイントを、外装・内装・機関系・書類の4つに整理して解説します。
外装:サビと過去修復歴が最重要
MS50の価値を左右する最大の要因はボディコンディションです。
特に以下の部位は重点的に確認する必要があります。
- フロントフェンダー後端
- ドア下部
- トランクフロア
- ステップ周辺
- フロアパン(特に助手席側)
- メッキモール裏側
過去に大きな修復歴がある場合、レストア費用が跳ね上がる可能性があります。
反対に、ボディが健全な個体は後々の維持コストを大幅に抑えられるため、「外装の素性」は最優先でチェックしたい項目です。
内装:完全オリジナルは希少
MS50で良質な個体の判断基準のひとつが内装の残り具合です。
とくに以下はオリジナル維持の難易度が高く、状態が良いほど価値が高い傾向があります。
- ダッシュパッドの割れ有無
- シートの破れ・張り替え歴
- 内張りの浮き
- 天井生地の垂れ
- メッキパーツの欠品
内装パーツはサビよりも修復が難しいため、「内装が良い個体=当たり」だと考えられます。
機関系:M型は整備性が高いが、要“ベース確認”
M型エンジンは比較的頑丈で整備性も高いですが、以下の点は確認必須です。
- 冷間時の始動性
- アイドリングの安定
- 水温の上昇具合
- オイル漏れ(特にカムカバー周辺)
- キャブの状態
- ラジエーターの詰まり
整備履歴の記録が残っている個体は安心材料となり、購入後のトラブルも減らせます。
書類・履歴:現代では“価値の一部”
旧車の世界では、書類や履歴が車両価値そのものに直結します。
- 車検証(型式・原動機型式の一致)
- 整備記録簿
- 過去オーナー数
- レストア履歴(写真があると最良)
- 新車時のカタログ・取説(残っていれば価値UP)
特にレストア写真は、どこまで手を入れたかが明確になり、MS50では大きな判断材料になります。
購入で“避けるべき”個体
以下に該当する車両は避けた方が無難です。
- 腐食が進行してフロアに穴がある
- 水温がすぐ上がる/白煙が多い
- 電装系の不具合(ハーネス劣化)多数
- 内装の欠品が多い
- レストア歴が曖昧で説明できない
MS50の価値は状態に強く依存するため、「高くても状態の良い個体」が長期的にはもっとも安上がりになる傾向があります。
要点まとめ
- 外装の素性(サビ・修復歴)が最重要。
- 内装オリジナルは希少で価値が高い。
- M型エンジンは整備しやすいが、個体差の確認は必須。
- 書類・履歴が価値に直結する。
- 安易に“安い個体”を選ぶと結果的に高額化しやすい。
購入前のチェック動画を見ていると、「安い個体ほどクセが強い」という声が多く、旧車選びの難しさを実感します。
ただMS50はしっかりした個体だと本当に長く大切にできる車で、良い出会いが大切だと感じます。
よくある質問(FAQ)

走行距離はどれくらいまでなら安心できますか?
MS50の場合、走行距離より保管状態・整備履歴・エンジンの調子が重要です。
20万km超でも調子の良い個体がありますが、走行距離が少なくても長期間放置されていた車は要注意です。
レストア費用はどれくらい見ておくべきですか?
状態次第で大きく変わりますが、外装・内装・機関系を総合すると200〜300万円が目安です。
板金が少ない個体なら大幅に抑えられます。
部品の入手は難しいですか?
外装モールなどはリプロ品があり、機関系も互換部品が多いため比較的対応できます。
ただし内装は最難関で、張り替え・ワンオフ製作が前提になる場合があります。
普段使いはできますか?
可能ですが、現代車のような信頼性・快適性は期待できません。
また交通の流れが速い地域ではストレスになる場合があります。週末のゆったりドライブ向きです。
燃費はどれくらいですか?
正確な一次資料だけで判断すると、カタログ値は明確ではありませんが、実走行の報告では6〜9km/L前後が多い傾向です。
高速道路は問題なく走れますか?
機関系が整備されていれば走行は可能です。
ただし、制動力・直進安定性・遮音性は現代車に劣るため、無理のない速度域での走行が推奨されます。
サビ対策はどうすれば良いですか?
屋内保管が最も有効で、加えて防錆塗布・定期洗車・下回りチェックが効果的です。
沿岸部の場合は特に保管場所選びが重要です。
オリジナル車とレストア済のどちらを選ぶべき?
目的次第です。
- オリジナル重視 →価値は高いが、維持コストも高い
- レストア済み →購入直後から安心して乗れ、トータルコストが抑えられる
どちらにもメリットがあります。
購入価格を安く抑えるコツはありますか?
「外装が良いが内装が痛んでいる個体」など、手を入れる範囲が明確な車は比較的狙い目です。
逆に、総合的に傷んでいる個体は結果的に高額になります。
どのくらいの頻度で乗れば良いですか?
**月1回(30km程度)**が理想です。
長期間動かさないとキャブ詰まり・ラバー劣化・電装故障が起きやすくなります。
まとめ
クラウンMS50は、1960年代の国産高級車が持っていた“上質さ”を今に伝える貴重なモデルです。
角張った重厚なデザイン、直列6気筒M型エンジンの滑らかさ、ゆったりとした乗り味など、現代車では体験できない魅力が多く、旧車ファンから強く支持される理由がよく分かります。
一方で、製造から半世紀以上が経過しているため、状態やレストア歴の差が大きく、個体選びが難しい車でもあります。
特にサビや内装の欠品は価値や維持費に直結するため、購入前のチェックは慎重に行う必要があります。
レストア環境は年々整いつつあり、外装モールのリプロ品や整備性の高いM型エンジンの存在が、MS50を“蘇らせる楽しみのある旧車”に押し上げています。
動画でも見るように、丁寧にレストアされたMS50は独自の存在感を放ち、クラシックカーとしての価値が非常に高いと感じます。
良い個体と出会えれば、長く愛用できる魅力を備えた1台と言えますよね!