R-2 K12

【スバル R-2 K12】当時のカタログで振り返る装備と新車価格|スペック・仕様を整理

スバル R-2 K12は1969年に登場したスバル360の後継軽自動車ですが、当時のカタログ内容や新車価格の情報は現代の車種に比べて庶民的なアーカイブが少なく、資料やカタログ現物の確認が重要になります。

本記事では、当時のカタログで確認できる基本仕様や装備、そして新車時の価格情報を可能な限り整理します。

具体的には、標準仕様と上級仕様の構成、エンジン・装備の違い、グレード傾向などをカタログベースで解説します。

価格については明確な一次資料公開が不十分なため、信頼できる資料・情報をもとに取り扱い、推測や断言はしません。

旧車購入前に当時の仕様と価格帯感を理解する参考としてお読みください。

【スバル R-2 K12】基本装備と仕様概要(カタログベース)

スバル R-2 K12は1969年に発売された軽自動車です。

基本的な仕様は以下のように整理できます。

エンジンと駆動系

R-2 K12では、スバル360の流れを受け継いだ空冷2ストローク EK33型 356cc 2気筒エンジンが搭載されました。

基本の最高出力は約30ps前後とされています。

  • エンジン形式:空冷2ストローク 2気筒(EK33型)
  • 排気量:356cc
  • 駆動方式:リアエンジン・リアドライブ(RR)
  • トランスミッション:4速MT(基本)

※1970年にスポーツモデルでキャブレター強化や足回り強化の仕様が設定された例も報告があります。

車体・基本サイズ

当時の標準カタログ表示としては以下の通りです(上位モデルも同基本寸法)。

  • 全長 × 全幅 × 全高:約2995 × 1295 × 1345 mm
  • ホイールベース:約1920 mm
  • 乗車定員:4名

この車体寸法は、同時代の軽自動車として標準的です。


装備の基本傾向

当時の装備構成は現代車のような豪華装備ではなく、以下のような基本装備が中心でした。

  • 4速マニュアルミッション
  • 標準シート
  • 基本メーター(速度計・燃料計など)
  • ヒーター(装備の有無はグレード差あり)
  • ラジオ(オプション扱いの場合あり)

なお、詳細な装備表はカタログ現物(1969〜1972年のカタログ)に依存しますが、ネット上では現物PDFが確認できる例が限られています。


装備表の例(一般情報)

種別内容
エンジンEK33型 356cc 空冷2ストローク
最高出力約30ps級(代表値)
ミッション4速MT
駆動RR
サスペンション独立懸架系
ホイールスチールホイール(基本)
ブレーキドラム式

カタログ原本の確認が難しい点は、当時の軽自動車として標準的であったという総論で整理しています。


要点まとめ

  • R-2 K12は356cc 空冷2ストロークエンジン搭載車
  • 外観は軽自動車の標準フォーマット
  • 装備は基本的な内容が中心(カタログに依存)
  • 詳細装備は資料確認が必要

1969〜1972年当時のクルマは、現代車のような装備一覧が一般公開されていないため、カタログ原本での確認が理想的だそうです。

旧車ファンにとっては、そんな「自分で調べる楽しさ」もあるのかもしれませんね。

【スバル R-2 K12】主要グレードの装備差と特徴

R-2は発売当初から単一仕様ではなく、装備や出力差によるバリエーション展開がありました。

ただし年式ごとに追加・整理が行われているため、常に同じ構成だったわけではありません。

グレード展開の方向性

確認できる範囲では、R-2は以下のような区分が存在しました。

区分性格
標準仕様ベーシック装備
上位仕様内外装の質感向上
スポーツ系出力向上・専用意匠
商用系(バン)実用重視・簡素装備

正式な年式別グレード名の完全一覧は、公開資料のみでは網羅困難です。


出力仕様の違い

R-2は基本30ps級の仕様に加え、出力向上型が設定された時期があります。

区分出力傾向特徴
標準型約30ps前後日常用途向け
高出力型30ps超級スポーティ志向

※具体数値や設定時期は年式により差異あり。

高出力仕様ではキャブレターや吸排気の変更が行われたとされます。


外装装備差

項目標準上位仕様
ホイールキャップ簡素装飾タイプ
サイドモール有(仕様による)
エンブレム基本仕様専用意匠あり

ただし現存車両では交換歴がある場合が多く、外装のみでグレード断定はできません。


内装装備差

項目内容
シート素材グレード差あり
メーター意匠デザイン差存在
内張り素材・色差あり

上位仕様では質感向上が図られています。


商用仕様との違い

商用(バン系)は以下の点で異なります。

  • リアシート簡素化
  • 内装簡略
  • 外装装飾の削減

登録区分と現車状態を照合する必要があります。


要点まとめ

  • R-2は複数グレード展開
  • 出力差と装備差が存在
  • 内装が識別材料になりやすい
  • 交換歴に注意が必要

当時の軽自動車でも、仕様ごとに個性があったそうです。

小さな違いがその車の性格を決めていたのは興味深いですね。

【スバル R-2 K12】当時の新車価格(資料に基づく範囲)

R-2は1969年(昭和44年)に発売されました。

当時の軽自動車市場では、各社が30万円台後半〜40万円台前半の価格帯で競合していました。

R-2の新車価格は、確認できる範囲ではおおよそ以下の水準とされています。

代表的な価格帯(発売当初)

区分新車価格(当時)
標準仕様約40万円前後
上位仕様約45万円前後
スポーツ系50万円前後の例あり

※具体的金額は年式・グレード・装備により異なります。

※完全な公式価格一覧は公開資料での網羅確認は困難です。


当時の価格水準との比較

1969年当時の大卒初任給は約3万円前後とされています。

仮に40万円とすると、月給約13か月分に相当します。

これは現在の感覚でいえば、決して安価な買い物ではありません。


競合車との価格帯比較(概念整理)

車種価格帯傾向
ホンダ N36030万円台後半〜
三菱 ミニカ30万円台後半〜
スバル R-240万円前後〜

R-2は極端な廉価モデルというより、やや上の価格帯に位置していた傾向があります。


装備と価格の関係

価格差は主に以下に起因します。

  • 出力仕様の違い
  • 内外装の意匠差
  • 装備内容(ヒーター・ラジオ等)

オプション設定の有無によっても総額は変動しました。


現代価値換算について

物価指数による単純換算は可能ですが、社会構造や購買力の違いがあるため、厳密な比較はできません。

参考値として考える必要があります。


要点まとめ

  • 発売当初は約40万円前後が中心
  • 上位仕様はより高額
  • 当時としては決して安価ではない
  • 正確な価格は年式ごとに確認が必要

1960年代後半の軽自動車は、今の感覚以上に大きな買い物だったそうです。

価格を見ると、当時の家庭にとっての存在感が想像できますね。

【スバル R-2 K12】装備・価格から見る当時の位置付け

R-2 K12は、スバル360の後継として登場したモデルですが、その装備内容と価格設定を見ると「単なる廉価軽」ではなかったことが分かります。

当時の軽自動車は、徐々に“実用車”としての完成度を求められる時代に入っていました。

R-2はその流れの中で、一定の質感と性能を両立しようとした存在といえます。

装備水準から見た立ち位置

R-2の基本装備はシンプルですが、4速MTや30ps級エンジンなど、当時としては標準以上の内容でした。

観点評価
エンジン出力軽市場で上位水準
トランスミッション4速採用で実用性向上
内外装グレードにより差別化
駆動方式RRを継承

特に4速化は、スバル360時代からの進化を象徴するポイントです。

価格帯から見るターゲット層

当時の約40万円前後という価格は、軽自動車としては標準〜やや上位帯に位置します。

極端な低価格路線ではなく、

  • 自家用車としての信頼性
  • 実用性
  • ブランド継承

を重視した価格設定だったと考えられます。

スバル360との比較

項目スバル360R-2
出力約16ps約30ps級
変速機3速中心4速中心
価格帯比較的抑えめやや上昇傾向

R-2は、性能向上とともに価格も引き上げられたモデルでした。

当時の市場内での立場

R-2は、

  • 360のブランド資産を引き継ぎ
  • 実用軽への進化を担い
  • しかし2ストRRという構造を維持した

という、過渡期的立場にありました。

そのため、後に主流となる水冷FF軽とは方向性が異なります。

歴史的意味合い

R-2は、

  • 空冷2スト軽の成熟段階
  • RR軽の最終期モデル
  • 軽自動車高度化期の象徴

といった位置付けで語られることが多い車種です。


要点まとめ

  • 装備水準は当時の上位寄り
  • 価格は標準〜やや上位帯
  • 360からの性能進化モデル
  • 軽自動車の過渡期的存在

価格や装備を見ていくと、R-2が“単なる後継”ではなく、新しい軽自動車像を模索していたことが伝わってきますね。

当時の空気感を感じられる一台だそうです。

まとめ

スバル R-2 K12の当時カタログと新車価格を整理すると、この車が単なるスバル360の後継ではなかったことが見えてきます。

356cc空冷2ストロークエンジンを継承しながらも、出力は約30ps級へ向上し、4速MTの採用など実用性を強化。

装備面でもグレードによる差別化が図られ、当時の軽自動車としては標準〜やや上位帯に位置する価格設定がなされていました。

新車価格は概ね40万円前後(仕様により差あり)とされ、当時の所得水準から見ても決して軽い買い物ではありませんでした。

これはR-2が「廉価車」ではなく、実用車としての完成度を求めたモデルだったことを示しています。

ただし、年式ごとの装備差や価格の詳細はカタログ原本の確認が必要であり、公開資料だけでは完全な一覧化は困難です。

購入やレストアを検討する場合は、当該年式のカタログや車台番号との照合が重要になります。

装備と価格を知ることで、R-2が当時どの位置にあったのかがより明確になります。

軽自動車の進化過程を理解するうえで、非常に意味のあるモデルといえるでしょう。

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