クラウンS120(1983〜1987年)は、直6エンジンの静粛性と重厚な乗り味が魅力の名車ですが、購入前に必ず把握しておきたいのが維持費のリアルな内訳です。
40年前後の旧車ゆえに、年式相応の交換・整備は避けられず、維持費は“個体差”によって大きく変動します。
本記事では、税金・保険・消耗品・予防整備・車検・故障対応までを体系的に整理し、S120を安全・快適に維持するための年間コスト感をわかりやすくまとめました。
特に読者が最初に理解すべきポイントは以下の3点です。
- 購入価格より、「購入後3年」の維持費が本命
- 部品は意外と確保できるが、外装・内装は個体差が大きい
- 予防整備をどこまで行うかで年間費用が変わる
この記事では、実際のオーナーの傾向や整備事例で語られる内容をもとに、一次情報(法定費用・公式データ)と実務的な整備項目から、S120の維持費を具体的に解説します。
Contents
クラウンS120の維持費の基本構造(年間の固定費)
クラウンS120の維持費は、大きく分けて税金・保険・車検費用の3つが固定費として毎年発生します。
ここではまず「必ず支払う費用」だけを取り出し、現代の一般的な乗用車と比較しながら整理します(※金額は現在の法定費用を基準)。
● ① 自動車税(年額)
S120の排気量は 2.0L/2.4L/3.0L の3種類があります。
現在の自動車税区分では以下の通りです。
| 排気量 | 税額(年額) |
|---|---|
| 2.0L | 約39,500円 |
| 2.4L | 約45,000円 |
| 3.0L | 約51,000円 |
年式による特例(13年以上の重課)はすでに適用されているため、購入後は毎年この税額を支払うことになります。
● ② 自賠責保険
自賠責は全国共通で、車検時に 24か月分 をまとめて支払います。
- 24か月:約17,000〜18,000円前後
● ③ 車検整備費(法定費用+整備費)
S120は旧車であるため、車検整備費は個体差が大きいですが、概算は以下の通りです。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 法定費用(重量税+自賠責+印紙) | 約40,000〜50,000円 |
| 車検整備(最低限) | 約30,000〜60,000円 |
| 年式相応の追加整備 | 約30,000〜150,000円 |
最低でも7万〜10万円、整備内容によっては 15万〜20万円 ほどかかる年もあります。
● ④ 任意保険
年齢・等級で変動しますが、一般的な乗用車と同じ条件で、
- 年間:4万〜7万円前後
旧車だから大きく上がるということはありません。
聞いた話では、「S120の維持費は“法定費用は普通、整備費は個体差”」という声が多く、特に車検時の追加整備が年間費用の差を生むようです。
動画でも機械的な構造が多い分、手は入れやすいものの、30〜40年の経年は無視できないという話を耳にします。
● 要点まとめ
- 法定費用(税金・自賠責・重量税)は現代車と大きく変わらない。
- 車検時の追加整備で年間費用に大きな差が生じる。
- 任意保険は一般的な乗用車レベルで収まる。
消耗品・予防整備にかかる費用(年式40年前後の実費)

クラウンS120(1983〜1987年)は、機械式部品が多く整備性が高い一方、経年劣化による交換前提の部品が多い世代です。
ここでは、実際の整備事例や純正部品価格の傾向をもとに、
「購入後すぐ必要になる可能性が高い項目」と、
「1〜3年スパンで定期的に発生する項目」
の費用感をまとめます。
個体差が最も出る領域なので、維持計画の中でもとくに重要なパートです。
● ① 冷却系(ホース・ラジエター・ウォーターポンプ)
S120は年式的に冷却系の劣化が最も多いトラブル領域です。
| 項目 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| ラジエターホース一式交換 | 10,000〜20,000円 | 経年で硬化・亀裂が多い |
| ラジエター本体(社外含む) | 25,000〜50,000円 | リビルトが比較的安定 |
| ウォーターポンプ交換 | 20,000〜35,000円 | 交換歴が不明なら実施推奨 |
| サーモスタット | 4,000〜8,000円 | 予防交換推奨 |
総額:3万〜10万円程度が目安
● ② 燃料系(ホース・フィルター・タンク内錆)
経年劣化で燃料漏れ・詰まりの事例が散見されます。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 燃料ホース一式 | 5,000〜15,000円 |
| フューエルフィルター | 3,000〜5,000円 |
| タンク洗浄 | 15,000〜30,000円 |
● ③ 足回り(ブッシュ類・ショックアブソーバー)
S120は足回りブッシュの摩耗が多く、乗り味が大きく変わる部分です。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| ロアアームブッシュ | 10,000〜20,000円 |
| スタビリンク/ブッシュ | 5,000〜10,000円 |
| ショックアブソーバー | 40,000〜80,000円(4本) |
● ④ ブレーキ系(キャリパー・ホース・マスター)
年式を考えると定期交換前提と言われています。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| ブレーキホース | 10,000〜20,000円 |
| キャリパーO/H | 10,000〜20,000円(1輪) |
| マスターバック・マスターシリンダー | 20,000〜40,000円 |
● ⑤ 電装系(オルタネーター・スターター)
電装品のリビルトは比較的豊富です。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| オルタネーターリビルト | 20,000〜35,000円 |
| スターターリビルト | 15,000〜25,000円 |
| バッテリー | 10,000〜20,000円 |
● ⑥ 外装ゴム・モール類(リプロ品の恩恵あり)
S120は外装ゴムのリプロ品が増えており補修しやすいです。
- 例:
外装モール(S120用・リプロ) – 旧車パーツ専門サイト
相場:1点数千円〜1万円台が多いです。
聞いた話では、多くのオーナーが購入直後に5万〜15万円前後の整備をまとめて行って、安定して乗れるようにしているそうです。
とくに冷却系・ブレーキ系は40年前後の旧車では定番の交換ポイントで、動画の整備記録を見ても同じ傾向がよく見られます。
機械式構造が多い分、“交換すれば改善する”場面が多いのはS120の魅力のひとつだと感じます。
● 要点まとめ
- 40年前後の車ゆえ、冷却系と足回りは最優先の交換ポイント。
- 年間の消耗品+予防整備は 約3万〜15万円の幅 を見ておくと現実的。
- リプロ品の普及で外装パーツは比較的安心。
大物修理・トラブル時の費用感

クラウンS120の維持費で最も差が出るのが**大物修理(高額整備)**です。
旧車は“どこまで整備歴が残っているか”で費用が大きく変わるため、この章では 実際に発生しやすい大物系の修理と、その費用の目安 を体系的に整理します。
聞いた話でも、S120オーナーの多くが「ここを乗り越えると安定して乗れる」と語っています。
● ① エンジン関連(ヘッドガスケット・オイル漏れなど)
S120のM型・5M系エンジンは丈夫ですが、40年経過によるガスケット類の劣化は避けられません。
| 修理内容 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| ヘッドガスケット交換 | 80,000〜150,000円 | 冷却水減り・白煙の原因になることも |
| タペットカバーパッキン | 10,000〜25,000円 | オイル滲みは定番 |
| オイルパンガスケット | 15,000〜30,000円 | リフト下で気付きやすい |
| エンジンマウント交換 | 20,000〜40,000円 | 経年でへたりやすい |
● ② AT(オートマチック)関連
S120の電子制御ATはまだシンプルな方ですが、年式的に変速ショック・オイル漏れが多いです。
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| ATオイル交換 | 8,000〜15,000円 |
| ATFストレーナー交換 | 10,000〜20,000円 |
| ATオーバーホール | 100,000〜200,000円 |
オーバーホールは頻度こそ少ないものの、「状態不明の個体を買うと一気に発生する」リスクがある項目です。
● ③ デフ・プロペラシャフト系
静粛性が魅力のS120ですが、デフやプロペラシャフトの劣化で唸り音が発生することがあります。
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| デフオイル交換 | 4,000〜8,000円 |
| デフO/H | 50,000〜120,000円 |
| プロペラシャフトブーツ交換 | 10,000〜20,000円 |
走行距離の多い個体は特に注意。
● ④ エアコン修理(旧冷媒R12 → R134a化)
S120はR12冷媒の世代。
R12補充は難しくなってきており、R134aへのレトロフィットがよく行われます。
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| R12補充 | 10,000〜20,000円(充填量次第) |
| R134a化(コンバージョン) | 20,000〜50,000円 |
| エアコンO/H | 50,000〜100,000円 |
旧車においてエアコンは“高確率で費用がかかる領域”と考えておくのが現実的です。
● ⑤ ボディ腐食・下回り防錆
40年経つと、下回りの腐食は個体差が顕著です。
特に東北・日本海側・沿岸地域の使用歴は注意。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 下回り防錆塗装 | 15,000〜30,000円 |
| 腐食部補修(軽度) | 20,000〜50,000円 |
| 腐食部補修(重度) | 100,000円以上 |
購入前のリフトアップは必須。
聞いた話では、S120の大物修理は「どれだけ未整備のまま残っているか」で大きく変わるようです。
整備記録がしっかり残っている個体はトラブルが少なく、エンジンもATも長寿命という声が多いです。
一方で、整備歴がない車は一気に20〜30万円規模の修理が連続するパターンもあると聞きます。
● 要点まとめ
- 大物修理は 5万〜20万円規模 が発生することがある。
- エンジン・AT・エアコンは特に経年劣化が出やすい。
- この領域は“整備歴のある個体ほど維持費が安定”する。
維持費を抑えるためのポイント

クラウンS120は旧車としては比較的整備性が高く、ポイントを押さえれば維持費を大きく抑えられる世代です。
この章では、実際のオーナーの傾向・整備事例・旧車専門店が推奨する方法などをもとに、無駄な出費を避けながら長く乗るための実践的な方法をまとめました。
S120特有の弱点を踏まえた“賢い維持戦略”として役立つ内容にしています。
● ① 「購入直後にやる整備」をまとめて実施する
旧車は“後回しにした部位から壊れる”傾向があります。
とくに以下の5項目は、購入直後にまとめて整備するとトラブル頻度が大幅に下がります。
- 冷却系(ホース・ラジエター・サーモ)
- 燃料系(ホース・フィルター)
- ブレーキ系(ホース・キャリパー)
- 足回りブッシュ類
- 電装系(オルタネーター・バッテリー)
これらを最初の5〜15万円で安定化しておくことで、以降の維持費が安定するとよく言われています。
● ② リプロ品を活用して外装・ゴム類を安くリフレッシュ
S120は幸い、外装モール・ウェザーストリップ類にリプロ品(再販パーツ)が増えています。
- 価格が純正より安い
- 在庫が安定して手に入りやすい
例:
外装モール(S120用・リプロ) – 旧車パーツ専門サイト
純正ルートで入手困難なゴム類はリプロ品を有効活用するのがコスト削減のコツです。
● ③ 定期点検は「半年」か「5,000km」ごとに小まめに行う
旧車は、定期点検の積み重ねが最も維持費を抑える方法です。
とくにS120は機械部品中心のため、
- 小さな滲み
- ホースの硬化
- 電装の劣化サイン
などを早めに見つければ、修理は数千〜数万円で済むことが多いです。
● ④ 錆対策は優先度が高い(長期的な費用を左右)
40年クラスの旧車では、錆=最も高額な修理につながります。
- 下回り防錆塗装
- ホイールハウス内のチェック
- 水抜き穴(ドア・トランク)の清掃
これらを定期的に行うことで、10万〜30万円規模の板金修理を回避できる可能性があります。
● ⑤ AT・エンジンオイルは“まめな交換”で寿命が伸びる
S120のAT・エンジンはオイル管理で寿命が大きく変わると言われています。
- エンジンオイル:3,000〜5,000km
- ATF:20,000〜40,000km
適切に行うだけで、ATオーバーホール(10万〜20万円級)を避けられるケースもあります。
● ⑥ 予算は「年間3万〜10万円」で十分管理できる
大物修理を乗り越えたS120は、意外にも“年間の維持費が安定する車”です。
- 消耗品:1万〜3万円
- 小規模整備:1万〜5万円
- 車検時の追加整備:年換算で2万〜5万円
聞いた話では、しっかり整備した個体を維持しているオーナーは「年間3万〜10万円で楽に収まる」と語る人もいます。
動画に登場する整備記録を見ていても、S120は“最初に手を入れれば長く乗れる”という傾向がはっきりしています。
機械式が多く部品単価も比較的安いため、手をかけた分だけ調子が良くなるタイプの旧車だと感じます。
● 要点まとめ
- 購入直後の初期整備が最も費用対効果が高い。
- リプロ品・定期点検・錆対策で維持費を大幅に抑えられる。
- 適切に整備された個体なら年間3万〜10万円での維持も可能。
S120を実際に維持しているオーナーの実例(費用と整備内容の傾向)

ここでは、実際のS120オーナーが語っている維持内容や費用感を参考にしながら、どのような整備がどの時期に発生しやすいかをより詳細にまとめます。
旧車は「机上のデータ」だけでは判断ができないため、リアルな傾向を知ることが維持計画の精度を高めます。
● ① 購入直後の“初期整備セット”の実例
多くのオーナーが、購入直後に以下のような整備を行っています。
- ラジエターホース全交換
- サーモスタット交換
- オイル(エンジン/ATF)総入れ替え
- ブレーキホース交換
- フューエルフィルター交換
- 足回りブッシュ交換(最低限)
これらを実施した場合、合計 7万〜15万円程度 に収まるケースが多いです。
また、ホース類は純正が残っていないものもあり、汎用品で対応されることも珍しくありません。
聞いた話では、「初期整備にしっかり投資したかどうか」でその後の維持費が大きく変わるようです。
● ② 3〜5年スパンで発生しやすい整備の傾向
S120では、長く乗るにつれて周期的に発生する整備が存在します。
- ウォーターポンプの交換
- ハブベアリングのガタ
- エアコンのガス抜け
- マスターシリンダーの劣化
- マフラーの腐食による交換
費用感は以下のようなイメージになります。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| ウォーターポンプ | 20,000〜35,000円 |
| ハブベアリング | 10,000〜20,000円 |
| エアコン修理 | 20,000〜100,000円(内容差大) |
| マフラー交換 | 15,000〜40,000円 |
旧車のS120は、これらが「完全に壊れる前に症状が出る」タイプなので、早期に気づけば費用が抑えられるという特徴があります。
● ③ よくある“経年トラブル”とそのサイン
特に多いのは下記の症状です。
- アイドリングが不安定(吸気ホース劣化・IACの汚れ)
- 冷却水が減る(ホース微小漏れ・ラジエター老朽)
- ブレーキペダルがふわふわする(エア混入・マスター劣化)
- 電圧が不安定(オルタネーター寿命)
これらは重大トラブルの前兆であり、早期対処なら5,000円〜数万円で回避できる可能性が高いです。
逆に放置すると、高額修理につながるため、S120の維持は“違和感に敏感であること”が重要です。
● ④ 走行距離別の維持ポイント(実例ベース)
■ 5万〜8万km
メンテ歴が残っている個体なら比較的安定。
しかし40年という経年劣化は距離に関係なく進むため、ゴム類の刷新は必要。
■ 10万〜15万km
- ATの変速ショック
- ハブベアリング
- デフ周りの唸り
などが徐々に出始める距離。
交換歴の有無で維持費が大きく変わります。
■ 20万km前後
エンジン本体の耐久性は高いが、補機類がほぼ交換タイミング。
“しっかり手を入れてきた個体”はまだ現役で走れるという声もあります。
● ⑤ 旧車専門店が推奨する「維持費節約の考え方」
旧車専門店の発信内容を整理すると、共通して推奨されるのは以下の4点です。
- 良い個体を買うのが最も安く済む(整備歴がある車は強い)
- 初期整備をケチらない(結果的に最も節約になる)
- 弱点を理解したうえで定期点検を必ず行う
- 錆対策は“費用対効果が最高”
これらはS120にそのまま当てはまります。
動画でも、S120のオーナーが初期整備の重要性を語る場面が多く見られます。
とくに冷却系とATの健康状態は、その後の維持費に直結するため、「ここだけは最初にやっておくべき」と繰り返し言われています。
構造が素直な車だけに、きちんと手を入れた個体は長く安定して走り続けている印象があります。
● 要点まとめ
- 初期整備セット(5〜15万円)は維持費安定化の“入口”
- 3〜5年周期の整備は5千〜3万円台の軽微なものが中心
- 気づきにくい経年トラブルも早期対処で費用を最小化
- 状態の良い個体を買うことが最大の節約
- 走行距離より“整備歴”を優先するのがS120の鉄則
よくある質問(FAQ)

S120の維持費は実際いくら見ておけばいい?
維持費は個体差が大きいですが、初期整備後は 年間3万〜10万円前後が一般的です。
初年度は冷却系・燃料系などの予防整備が重なり 10万〜20万円前後かかるケースがあります。
S120は部品入手がまだ可能?
外装モール・ウェザーストリップ類はリプロ品が増えて補修がしやすい状況です。
機械部品はリビルトが多く比較的入手可能。ただし 内装パーツは個体差が大きく、入手難の可能性あり。
ATのオーバーホールは必要?
変速ショックが大きい/滑りがある場合は必要。
ただし、整備履歴のある個体はOHせずに走っている例も多く、ATF交換+ストレーナー清掃だけで改善する場合があります。
エアコンの修理費はどれくらい?
S120はR12冷媒のため、R134a化(コンバージョン)で 2万〜5万円前後。
R12補充は可能ですが将来的な入手性を考えると転換が現実的です。
S120の燃費は?
一般的に 街乗り6〜8km/L、高速9〜11km/L と言われています。
燃費は現代車に比べると厳しめです。
日常使いは可能?
可能ですが、冷却系・電装系が健康であることが必須条件です。
整備された個体なら通勤・買い物用途でも問題ないと語るオーナーが多いです。
旧車初心者でも維持できる?
整備工場に頼れる環境があれば問題ありません。
構造がシンプルなので、電子制御中心の後期クラウンより扱いやすい面もあります。
錆が出やすいところは?
- 下回り
- サイドシル
- ホイールハウス
- トランク周辺
沿岸・積雪地域の個体は特に注意。
維持費が高額化しやすい個体は?
- 整備歴不明
- 長期放置車
- 冷却系・電装系未整備
- ATの状態が悪い
この条件が重なると、年間で 20万〜30万円規模 の整備が続くケースがあります。
長く乗るうえで最重要の整備は?
- 冷却系整備
- 半年ごとの点検
- 錆対策
- エンジン/ATオイルの定期交換
この4点で大物修理の発生率が大きく下がります。
まとめ
クラウンS120は旧車の中では維持費が比較的安定しやすい部類で、初期整備に一定の費用(5万〜15万円)を投じることで、その後は年間3万〜10万円前後に落ち着くケースが多いです。
部品の入手性も良く、外装ゴム・モール類はリプロ品、機械部品はリビルト品が豊富で、維持環境としては恵まれています。
ただし40年という年式相応の弱点は確実に存在し、冷却系・燃料系・電装系・エアコンなどは“持病”として理解しておく必要があります。
購入前には整備記録や錆の状態を必ず確認し、半年ごとの点検やオイル管理を欠かさないことが、結果的に維持費を最小化する近道です。
旧車初心者でも扱いやすい一方、大物修理が発生すれば費用は跳ね上がるため、信頼できる整備環境の確保が不可欠です。
S120は昭和クラウン最後の“重厚で静かな直6”を楽しめる世代であり、適切に整備された個体なら長期所有の満足度は非常に高いモデルです。
維持費の傾向を理解し、計画的に向き合うことで、現実的なコストで旧車生活を楽しむことができます。
