シビックSB1には「2ドアセダン/3ドアハッチバック」という2つの主要ボディが存在します。
どちらも1970年代初期ホンダの軽快な設計思想を受け継ぎながら、使い勝手・走行フィール・ボディ構造・錆の出方などに明確な違いがあります。
旧車として購入を検討するうえで、この2つのボディタイプの差は“乗り味”だけでなく“維持費”“レストアの難易度”“部品入手性”にも直結する大切なポイントです。
この記事では、それぞれの特徴を整理しつつ、実際に購入・維持する際に重視すべき観点を深く掘り下げます。
コンパクトなSB1とはいえ、ボディ形状ひとつで乗り方が大きく変わるため、購入前に把握しておくことは大きなメリットになります。
荷室スペース、後席の実用性、車体剛性、錆びやすさ、整備性など、不安になりやすい点にも触れながら、あなたに合ったボディ選びの判断材料を提供します。
Contents
2ドア/3ドアの基本的なボディ構造の違い

SB1の2ドアと3ドアは見た目だけでなく、骨格構造・リアゲートの設計・実用性に明確な違いがあります。
まずは基本構造を比較し、ボディタイプによってどのような特徴が生まれるかを整理します。
ボディ形状の基本的な違い
2ドア(ノッチバック)
- トランクとキャビンが分離した構造
- リアガラスが開閉せず、独立したトランクリッドを備える
- ボディ後端の剛性が高く、振動が収まりやすい
- 室内と荷室が完全に区切られている
3ドア(ハッチバック)
- リアゲートが大きく開き、室内と荷室が連続
- 荷物の積み下ろしがしやすく、実用性が高い
- 屋根側まで開くため、構造上リア周りの剛性は2ドアより低い
- シートアレンジによって広いラゲッジスペースを確保できる
当時のボディ展開と市場での位置づけ
2ドアが想定していたユーザー像
- 小型セダンとしての“きちんと感”を重視
- 家族用途や通勤メインのユーザー
3ドアが想定していたユーザー像
- 若い層、スポーティな使い方
- 荷物を多く積むライフスタイル
- 軽量×実用性を求めるユーザー
ボディ構造と部品点数の違い(比較表)
| 項目 | 2ドア | 3ドア |
|---|---|---|
| リアゲート | 独立トランク | 大型ハッチゲート |
| 剛性 | 高め | やや低い |
| 実用性 | 荷室固定 | 荷室拡張幅が大きい |
| 錆の出やすさ | トランクリッド周り | ハッチゲート下部・雨溜まり |
| 車重 | やや重い | やや軽い |
要点まとめ
- 2ドアは“セダン的構造”で剛性が高く、振動が少ない。
- 3ドアは荷室とキャビンがつながり、実用性が高い構造。
- ボディ構造の差が、走り・錆の出方・維持性にも影響する。
- 軽快さは3ドア、防振性と落ち着きは2ドアが優勢。
2ドアはしっかり感があり、骨格の落ち着きが感じられる印象があります。
一方3ドアは軽快さと使いやすさが魅力で、当時のホンダらしい明るい雰囲気が強く出ているとよく聞きます。
室内・荷室スペースと使い勝手

シビックSB1の2ドアと3ドアは、同じホイールベースでも室内の使い勝手が大きく異なります。
とくに「荷室の広さ」「後席の実用性」「開口部の大きさ」は日常使用に直結するため、購入前に最も差が出やすいポイントです。
室内スペースの違い
2ドア(ノッチバック)
- 後席は“必要最低限”のスペース
- トランクとキャビンが分離しているため静粛性が高い
- 後席へアクセスする際、ドアが大きく開くものの…開口部は3ドアに劣る
- 天井まで連続した空間でないため、積載物の形状は制限される
2ドアは乗員スペースと荷室が切り分けられているぶん、後席は少々窮屈ですが、トランク側と音が混ざらず落ち着いた室内空間になります。
3ドア(ハッチバック)
- 後席は2ドアよりアクセスしやすい
- 大開口のハッチで荷物の出し入れが圧倒的に楽
- 室内と荷室がつながり、全体が広く感じられる
- 長尺物や大きな荷物も載せやすい
3ドアは後席への乗り込みが容易で、キャビン全体が明るく開放的。
日常で“使いやすさ”を求める場合は大きなアドバンテージになります。
荷室スペースの比較
2ドア
- 独立トランクのため基本容量は一定
- 形状が四角く荷物が安定しやすい
- ニオイや音がキャビンへ伝わらないメリットがある
- シートを倒してもキャビンと完全に繋がらない構造
3ドア
- 後席を倒すとフラットに近い広い荷室になる
- 自転車、小型家電、キャンプ道具など載せられる幅が広い
- 大きな荷室開口部で積載の自由度が高い
- 荷物の種類によっては室内に音・匂いが伝わりやすい
開口部・乗降性・使い勝手の評価表
| 項目 | 2ドア | 3ドア |
|---|---|---|
| 後席へのアクセス | △(狭め) | ○(乗り込みやすい) |
| 荷室の汎用性 | △(固定トランク) | ◎(後席倒すと広大) |
| 積み下ろしの容易さ | △ | ◎ |
| 静粛性 | ◎ | ○ |
| 雨天時の荷室操作性 | ○ | △(大きいハッチは雨が入りやすい) |
実用性で見る「向き・不向き」
2ドアが向く人
- 後席を使う頻度が少ない
- 静かで落ち着いた乗り味を求める
- 荷室は多く使わない
- 見た目の端正さが好き
3ドアが向く人
- 日常的に荷物を積む
- 友人や家族を後席に乗せる機会が複数ある
- 旧車でも“便利さ”を重視したい
- レジャー用途でも使いたい
要点まとめ
- 2ドアは“ノッチバックの端正さと静粛性”が魅力で、荷室が独立しているため落ち着いた室内空間になる。
- 3ドアは“室内の広さと荷室の自由度”が魅力で、積載性は圧倒的に高い。
- 普段使い・日常実用性なら3ドア、落ち着いた雰囲気や“クルマらしい形”を重視するなら2ドアが合う。
2ドアは当時の小型セダンらしいきちんとした佇まいがありますし、3ドアはSB1本来の軽快さと明るい雰囲気がそのまま形になっている印象があります。
用途によって“らしさ”が大きく変わるのが面白いですね。
車体剛性・走行フィールの差

同じシビックSB1でも、2ドアと3ドアでは「ボディ剛性」「走りの質」「乗り心地」に明確な違いが出ます。
これはリア構造の差と、トランクの有無によって生まれる“骨格の硬さ”が主な理由です。
ボディ剛性の違い
2ドア(ノッチバック)
- トランクとキャビンが分離した構造で、リア周りの剛性が高い
- ボディ後端が箱状構造になるため振動が収まりやすい
- 小さな入力でのボディの“ゆすられ感”が少なく、落ち着いた乗り味
- 段差通過時のキシミ音が出にくい傾向
剛性の高いリア構造は、小型車ながら安定した走行を支えています。
3ドア(ハッチバック)
- リアゲートが大きく開口するため、後部骨格が薄くなる
- ボディ上部まで開く構造の影響で、ねじれ入力に弱くなる
- 後部からの微振動が室内に伝わりやすい
- そのぶん“軽快さ”と“軽やかな動き”が強調されやすい
使い勝手の良さと引き換えに、剛性面では2ドアよりわずかに劣ります。
走行フィールの違い
2ドア
- 安定方向の走り
- バタつきが少なく、直進安定性が高い
- 高速道路でも落ち着いて走れる
- コーナーでは“穏やかに曲がる”印象が強い
しっかり感のある乗り味が特徴で、長距離や高速走行に向きます。
3ドア
- “軽快”“軽やか”という表現が似合うキャラクター
- 街乗りでスッと動き出す感じが強い
- 車体後部の軽さを感じる場面がある
- コーナーではキビキビと動くが、高速域ではわずかに揺すられ感が出る
スポーティで、小さく軽い車ならではの楽しさがあります。
乗り心地の比較
| 観点 | 2ドア | 3ドア |
|---|---|---|
| 段差での揺れ | ◎(収まりが良い) | ○(軽さが目立つ) |
| 室内騒音 | ◎(トランク隔壁で静か) | △(後部から音が伝わる) |
| 振動の伝わり方 | ◎(安定) | △(軽快だが揺れが出る) |
| 高速安定性 | ◎ | ○ |
運転して分かる“性格差”
2ドアは…
- 古い小型車とは思えない落ち着き
- “大人っぽい”走り
- トランク付きによる荷重の安定で挙動が素直
3ドアは…
- 小さく軽いため楽しい、扱いやすい
- 軽快な町乗り性能が魅力
- スポーティで若々しい印象が強い
要点まとめ
- 2ドアはリア剛性が高く、走行が非常に落ち着いている。
- 3ドアは軽快でキビキビ動くが、高速域では揺れがやや出る。
- 乗り心地は2ドアが安定寄り、3ドアは軽快寄り。
- 日常使いの快適性は2ドア、街中での取り回しや楽しさは3ドアが勝る。
2ドアはコンパクトカーながら不思議な“落ち着き”があり、上質な古い小型セダンのような雰囲気があると聞きます。
一方で3ドアは、この時代のホンダらしい軽快さが前面に出ていて、走らせるたびに楽しい気持ちになるような印象があります。
錆びやすい部位の違い
2ドアと3ドアは外観こそ似ていますが、リア構造の違いが“錆の出方”に大きく影響します。
とくにSB1は防錆が十分でなかった時代のモデルのため、ボディ形式ごとの弱点を理解しておくことが購入前チェックに役立ちます。
2ドア(ノッチバック)の錆ポイント
トランクリッド周辺
- トランクの縁、ウェザーストリップ溝に錆が出やすい
- 雨水が溜まりやすい構造で放置すると内部腐食に発展
トランクフロア
- 独立したトランク構造ゆえ、湿気が溜まると見えないところから腐食
- スペアタイヤハウスに水が溜まる個体もある
リアフェンダー後端
- ローアアーム付近からの巻き上げで錆が進行
- 内側から腐るケースが多い
Cピラー根元
- 窓周りのシーリングが劣化すると雨漏り→内部腐食が起きやすい
3ドア(ハッチバック)の錆ポイント
ハッチゲート下部
- 大型ゲートの下端に水が溜まりやすい
- ゲート内部に錆が回って穴あきになるケースもある
リアゲートヒンジ部
- 開閉頻度が高いためヒンジ側が歪む→塗膜割れ→錆が発生する悪循環
ラゲッジフロア
- 室内と荷室がつながるため湿気が溜まりやすい
- カーペットの下が腐食していても気づきにくい
サイドシル後端
- 3ドアは後席開口部が広く、骨格強度の関係で応力集中しやすい部分が腐食しやすい
2ドア/3ドアで異なる“雨水の流れ”
2ドア
- トランクで雨水を逃がすため、トランク周りに局所負担が集中
- そのため“点で錆びる”傾向がある
3ドア
- ハッチバックの構造上、水が室内側に侵入しやすいルートが多い
- 結果として“面で錆が広がる”ことがある
錆びやすさ比較表
| 部位 | 2ドア | 3ドア |
|---|---|---|
| トランク縁 | ◎(要注意) | — |
| ハッチゲート下端 | — | ◎(最重要) |
| ラゲッジフロア | △ | ◎ |
| Cピラー根元 | ○ | ○ |
| サイドシル後端 | ○ | ◎ |
購入前に必ず確認すべきポイント
2ドア
- トランクを開けてウェザーストリップ溝の錆
- スペアタイヤ付近の水溜まり跡
- トランクリッド裏側の錆
3ドア
- ハッチゲート下端の塗膜割れと膨らみ
- ラゲッジカーペットをめくっての内部腐食
- ゲートヒンジまわりの歪み・クラック
要点まとめ
- 2ドアは“トランク構造ゆえの局所腐食”が多く、見落としやすい場所に注意。
- 3ドアは“大開口ハッチ構造ゆえの水溜まり・湿気”が問題になりやすい。
- ラゲッジフロアやゲート下端は3ドア最大の要注意ポイント。
- 2ドアはトランク内部、3ドアはハッチ内部とフロア周辺の状態が判断基準になる。
2ドアは独立したトランク構造の恩恵で落ち着いた雰囲気がありますが、そのぶんトランク周りの錆が進むと一気に広がることも。
3ドアは使い勝手が良い一方で、ゲート周りの構造的弱点が錆として現れることが多いようです。
どちらも“購入前の一点チェック”が重要ですね。
維持費・レストア難易度の違い

2ドアと3ドアは機械的な部分に大きな差はありませんが、ボディ構造の差が維持費・レストア費用・作業難易度に確実に影響します。
とくにSB1のように“ボディの状態が価値を決める”旧車では、車体形式ごとの差が維持のしやすさに直結します。
維持費の基本的な傾向
2ドア(ノッチバック)
- トランク構造がシンプルで、水の侵入ルートが限定的
- 錆が“局所的”に出るケースが多く、修理範囲を絞りやすい
- ボディ補修費は安定しやすい
- 部品点数が少ない部分が多く、内部構造の複雑さは少なめ
年間維持費は比較的読みやすく安定します。
3ドア(ハッチバック)
- 大型ハッチゲートゆえ、錆が広範囲に及ぶ場合がある
- ラゲッジ側の内装・ゴム部品の劣化で補修費が上がりやすい
- ハッチの調整・バランス取りが必要な個体もある
- ウェザーストリップのコストが高い場合がある
維持費は個体差が大きく、年によって増減が出やすい傾向にあります。
レストアで難しくなる箇所
2ドアが難しくなる部分
- トランクフロアの交換(内部腐食が広い場合)
- トランクリッドの錆び取りと再塗装
- Cピラー根元の雨漏り修理
- 内張りの再生(パーツ供給が少ない)
構造はシンプルですが、“溝の錆”が深刻だとコストが跳ね上がります。
3ドアが難しくなる部分
- ハッチゲート下端の補修(面積が大きく歪みやすい)
- ラゲッジフロアの一体補修(室内とつながるため範囲が広い)
- ゲートヒンジ部の溶接・補強
- ハッチ周りのウェザーストリップの再調整
特に 広い面積で錆が進むと、大規模な板金 になる傾向があります。
レストア費用の目安(あくまで傾向)
| 作業内容 | 2ドア | 3ドア |
|---|---|---|
| トランク周り補修 | 中 | — |
| ハッチゲート補修 | — | 高 |
| ラゲッジフロア補修 | 中 | 高 |
| ウェザーストリップ交換 | 低 | 中〜高 |
| 内装再生 | 中 | 中 |
※ 年式・個体差により大きく異なるため、不明点は「不明」とします。
維持費が上がる“決定的な要因”
2ドア
- トランク下部の腐食拡大
- トランクリッドの交換が必要なレベルの錆
- 内装パーツの欠品
3ドア
- ハッチ下端の穴あき・大規模腐食
- ラゲッジフロアの長尺補修
- ゲートヒンジ周りの歪みと再溶接対応
3ドアは構造上“面で腐る”ケースが多く、一度大規模補修に入ると費用が重くなりがちです。
要点まとめ
- 2ドアは維持費が安定しやすく、局所補修で済むケースが多い。
- 3ドアは面積の大きい部分が腐食しやすく、レストア費が高くなりがち。
- ボディ構造が違うため、修理費の振れ幅が大きくなるのは3ドア。
- 構造のシンプルさと読みやすさでは2ドアが有利。
2ドアは古いセダン的な“構造の素直さ”があって維持が読みやすいと言われます。一方3ドアは使いやすさの代わりに、ハッチ周りの腐食や広範囲の補修が必要になることがあり、旧車としての“手間のかかり方”がちょっと違ってきますね。
どちらを選ぶべきか(ユーザー像別)
2ドアと3ドアは、同じシビックSB1でありながら「用途」「維持のしやすさ」「走りの好み」によって向き不向きがはっきり分かれます。
ここでは、実際の使用シーンを踏まえた“おすすめのユーザー像”を整理します。
日常性・落ち着いた走りを求めるなら 2ドア
2ドアが向いているユーザー
- 旧車でも“落ち着いた乗り味”を求める
- 荷物をあまり積まない
- 静粛性や車内の“きちんと感”を重視
- ボディ剛性の高さを評価したい
- 年間の維持費をなるべく安定させたい
2ドアを選ぶ理由
- トランク構造がしっかりしており、振動・音が伝わりにくい
- 直進安定性が良く、高速道路でも疲れにくい
- 錆が局所的に出ることが多く、補修費が読みやすい
“落ち着いて乗れる旧車”としての魅力を求める人に向きます。
便利さ・軽快さ・積載性を求めるなら 3ドア
3ドアが向いているユーザー
- 荷物を多く積みたい(キャンプ・日常買い物など)
- 友人や家族を後席に乗せる機会がある
- 軽快でキビキビした走りが好き
- 小さくて扱いやすいホンダ車らしさを楽しみたい
- 古い車でも“実用性”を大切にしたい
3ドアを選ぶ理由
- 大開口ハッチで積載性が段違い
- 後席アクセスが良く、人を乗せやすい
- 街乗りでの動きがとても軽く、楽しい
使いやすく、明るいキャラクターを楽しみたい人に合っています。
2ドア/3ドアの比較表(ユーザー像視点)
| 観点 | 2ドア | 3ドア |
|---|---|---|
| 室内静粛性 | ◎ | ○ |
| 荷物の積みやすさ | △ | ◎ |
| 後席実用性 | △ | ○ |
| ボディ剛性 | ◎ | △ |
| レストア費の読みやすさ | ○ | △ |
| 走りの性格 | 安定・落ち着き | 軽快・スポーティ |
| 旧車初心者向け度 | ○ | ○ |
こんな人は 2ドア を選ぶと後悔しない
- 静かで落ち着いた走りが好き
- 通勤・街乗りが中心
- 荷室はあまり使わない
- メンテ費用をなるべく抑えたい
こんな人は 3ドア を選ぶと後悔しない
- 旧車でもしっかり荷物を積みたい
- 日常と趣味の両方で使いたい
- 軽快で楽しい走りを楽しみたい
- レジャーや買い物で車をよく使う
要点まとめ
- 2ドアは“落ち着き”と“静粛性”、維持のしやすさに優れる。
- 3ドアは“軽快さ”と“積載性”、日常実用性に優れる。
- 走りの方向性は「2ドア=安定」「3ドア=軽快」で明確に分かれる。
- 日常の使用シーンを重視するなら3ドア、古いセダンの雰囲気を楽しむなら2ドアが合う。
2ドアは古い小型セダンのような落ち着いた雰囲気があって、長く付き合うと“味”が出る印象があります。
3ドアは軽快で実用的で、SB1らしい明るさがそのまま形になっているように思います。
どちらも性格が違って魅力的ですね。
FAQ よくある質問

Q1. 2ドアと3ドア、どちらが旧車初心者に向いていますか?
初心者には 2ドア が向いています。
構造がシンプルで維持費が読みやすく、錆も局所的に出る傾向があるため、大きな出費につながりにくいからです。
Q2. 荷物を積むことが多いならどちらが良いですか?
3ドアハッチバック が圧倒的に便利です。
大開口のリアゲートと後席を倒した際の広い荷室は、実用性で大きく差が出ます。
Q3. 車体剛性が高いのはどちらですか?
2ドア です。トランクとキャビンが分離した構造のためリア周りが強く、走行時の安定感も高い傾向があります。
Q4. 錆びのリスクが高いのはどちらですか?
錆の“範囲が広くなりやすい”のは 3ドア です。
ハッチゲート下端とラゲッジフロアは特に注意が必要です。
2ドアはトランク周りに錆が集中しやすく、場所が限定される傾向があります。
Q5. レストア費用はどちらが高くなりやすい?
3ドア です。
ハッチゲートやラゲッジフロアは面積が大きく、歪みが出やすいため、補修範囲が広くなりがちです。
Q6. 走りの性能で違いはありますか?
2ドアは“安定志向”、3ドアは“軽快志向”です。
高速走行や長距離移動は2ドア、軽やかな街乗りは3ドアの方が楽しめます。
Q7. 人を乗せる機会がある場合はどちらが良い?
3ドア が便利です。
後席アクセスが良く、開口部が広いため乗り降りがスムーズです。
Q8. 車内の静粛性が高いのはどちらですか?
2ドア です。
トランク隔壁によって荷室の音が室内に伝わりにくく、古い車ながら落ち着いた空間になります。
Q9. 部品の入手性に差はありますか?
機械的部品はどちらも大きな差はありませんが、3ドアのハッチ周りの部品は希少化しやすい 傾向があります。
2ドアはトランク周りの部品の確保が課題になる場合があります。
Q10. 最終的にどちらが“持っていて楽しい”?
これは用途次第ですが、
- 落ち着いたクラシック感を味わいたい → 2ドア
- 軽快で明るい雰囲気を楽しみたい → 3ドア
という傾向が強いです。
まとめ
シビックSB1の2ドアと3ドアは、同じモデルでありながらボディ構造の違いによって“性格”が大きく異なります。
2ドアはリア剛性が高く、静粛で落ち着いた乗り味が特徴。
独立トランクゆえ荷室と室内が分かれ、古い小型セダンのような上質な雰囲気があります。
また、錆が局所的に出る傾向があり、維持費も比較的読みやすい点がメリットです。
一方で3ドアは、広い開口部と荷室の自由度による“圧倒的な実用性”が魅力。
街乗りでの軽快な動き、後席の使いやすさ、大きな荷物を積める点など、日常と趣味のどちらにも使える万能型です。
ただし、ハッチゲート下端やラゲッジフロアは錆が進みやすいため、個体選びにはしっかりした確認が必要です。
選び方の基準は明快で、
- 日常性・安定性→2ドア
- 実用性・軽快さ→3ドア
という分かれ方になります。
どちらも1970年代のホンダらしさが詰まっており、ボディ形状が違うだけでキャラクターが大きく変わるのが面白いところです。
自分の使い方と好みに合った1台を選べば、SB1はきっと長く楽しめる相棒になってくれるはずです。
参考リンク
- ホンダ シビックSB1 カタログアーカイブ
https://www.honda.co.jp/ - ホンダ技研工業:シビック初代 技術資料
https://www.honda.co.jp/ - 国立国会図書館デジタルコレクション:1970年代 国産車資料
https://dl.ndl.go.jp/ - 1970年代 ホンダ車サービスマニュアル
https://www.honda.co.jp/ - ホンダ車部品資料(1970年代)
https://www.honda.co.jp/
