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【ねんきんネット】追納申請書をスマホで作成する方法は?やり方・提出方法や注意点を解説

国民年金の学生納付特例や保険料免除を受けていた人が、過去の保険料を後から納めたいと考えたときに必要になるのが「国民年金保険料追納申込書」です。

「ねんきんネットからスマホで追納申請書を作れる?」

「追納できる期間や金額はどこで確認する?」

「作成した申請書はオンラインで提出できる?」

と疑問に思う人もいるでしょう。

ねんきんネットには、年金記録の確認や追納可能な月数・金額の確認、各種届書の作成など、複数の機能があります。

しかし、パソコン版とスマートフォン版では利用できる機能が異なります。

また、申請書を作成することと、実際に追納の申し込みを完了することは別の手続きです。

提出方法や納付期限を間違えると、希望する期間の追納ができなくなる可能性もあります。

この記事では、ねんきんネットで追納申請書をスマホから作成できるのか、具体的なやり方や提出方法、注意点を解説します。

ねんきんネットの追納申請書はスマホで作成できる?

結論からいうと、ねんきんネットのスマートフォン版では、国民年金保険料追納申込書を作成できません。

日本年金機構は、ねんきんネットのパソコン版とスマートフォン版で利用できるサービスを区別しています。

公式のサービス一覧では、「届書の作成」はパソコン版のみ対応しており、スマートフォン版は非対応です。

機能スマホ版パソコン版
年金記録の確認○○
追納可能月数・金額の確認○○
年金見込額の試算○○
届書の作成×○
一部届書の電子申請○○
国民年金保険料の納付機能○○

ここで注意したいのが、「届書の作成」と「届書の電子申請」は別の機能だという点です。

追納申込書は、ねんきんネットのパソコン版でPDFを作成できますが、この機能による追納申込書の提出は電子申請ではありません。

作成したPDFを印刷し、年金事務所へ提出する必要があります。

したがって、スマートフォンだけで追納申込書の作成から提出まで完結させることはできません。

ただし、スマホから追納可能な期間や金額を確認することは可能です。

スマホでできること・できないこと

追納手続きに関連する操作を整理すると、次のようになります。

操作スマホでの対応
ねんきんネットにログイン○
過去の免除・猶予期間を確認○
追納可能月数を確認○
追納可能な保険料額を確認○
追納申込書をねんきんネットで作成×
追納申込書を電子送信×
日本年金機構の申込書PDFを閲覧○
納付書によるスマホアプリ納付○(条件あり)

日本年金機構の公式サイトから空欄の追納申込書PDFをスマートフォンで閲覧することはできます。

ただし、PDFを閲覧できることと、ねんきんネットの届書作成機能をスマートフォンで利用できることは異なります。

パソコンがない場合は、公式サイトから申込書を入手して印刷し、手書きで作成する方法もあります。

まずスマホで追納できる月数と金額を確認する

追納申込書を作成する前に、どの期間について追納できるのかを確認しましょう。

ねんきんネットでは、スマートフォンから「納付・後払い(追納)可能月数と金額の確認」を利用できます。

1.ねんきんネットにログインする

最初に、ねんきんネットへログインします。

ログイン方法には、主に次の2つがあります。

  • マイナポータルと連携してログインする
  • ねんきんネットのユーザIDとパスワードでログインする

マイナポータルと連携している場合は、マイナンバーカードを利用してログインできます。

初めて利用する場合は、マイナポータルとの連携またはユーザIDの取得が必要です。

2.追納可能月数と金額を確認する

ログイン後、**[納付・後払い(追納)可能月数と金額の確認]**に進みます。

画面の案内に従って、過去の未納期間や免除・猶予期間、追納可能な月数と金額を確認してください。

なお、ねんきんネットの表示には、通常の未納保険料と、免除・納付猶予・学生納付特例を受けた期間の追納に関する情報が含まれる場合があります。

通常の未納保険料を納める手続きと、承認済みの免除・猶予期間を追納する手続きは同じではありません。

追納申込書が必要になるのは、原則として免除・納付猶予・学生納付特例が承認された期間の保険料を後から納める場合です。

3.希望する追納期間を整理する

追納可能な期間が表示されたら、次の内容を確認します。

  • 何年何月分の保険料を追納したいか
  • 追納できる月数は何か月か
  • 追納に必要な保険料はいくらか
  • 10年の追納期限が近い期間はないか
  • 一括で納付するか、分割を希望するか

追納できる期間が複数ある場合は、原則として古い期間から納めます。

ただし、免除期間と納付猶予・学生納付特例期間が混在している場合は、納付順序について年金事務所への相談が案内されています。

パソコン版ねんきんネットで追納申込書を作成する方法

追納申込書をねんきんネットの機能で作成する場合は、パソコン版を利用します。

日本年金機構が案内している基本的な流れは次のとおりです。

1.パソコン版にログインする

パソコンからねんきんネットにログインします。

マイナポータル経由、またはねんきんネットのユーザIDを利用できます。

2.「届書を申請する」から追納申込書を選ぶ

ねんきんネットの届書作成機能に進み、**[国民年金保険料追納申込書]**を選択します。

届書の作成機能では、基礎年金番号や生年月日などの基本情報が自動表示されるため、すべてを手入力する必要はありません。

3.必要事項を入力する

画面の案内に従って、追納を希望する期間などを入力します。

追納申込書には、主に次の項目があります。

入力項目内容
個人番号または基礎年金番号本人を特定する番号
生年月日本人の生年月日
氏名申請者の氏名
電話番号連絡先
追納申込期間追納したい年月
分割区分一括・月数ごとの分割など

入力内容に誤りがある場合は、ねんきんネットのエラーチェック機能で確認できることがあります。

4.PDFをダウンロードする

必要事項を入力したら、印刷用のPDFファイルをダウンロードします。

ここで申込書が作成されますが、まだ追納の申し込みは完了していません。

5.PDFを印刷して必要事項を確認する

ダウンロードしたPDFを印刷します。

日本年金機構では、印刷した届書の署名欄などに手書きで署名または押印し、必要に応じて修正するよう案内しています。

作成した申込書を確認したうえで、年金事務所へ提出します。

スマホしかない場合の追納申込書の作り方

パソコンを持っていない場合でも、追納申込書を提出する方法はあります。

日本年金機構の公式サイトでは、空欄の「国民年金保険料追納申込書」をPDFで公開しています。

このPDFを入手して印刷し、必要事項を手書きで記入する方法です。

手順

  1. 日本年金機構の**[国民年金保険料追納申込書]**のページを開く。
  2. 申込書のPDFを表示する。
  3. PDFを保存する。
  4. 自宅や利用可能な印刷サービスで印刷する。
  5. 必要事項を手書きで記入する。
  6. 年金事務所へ郵送または持参する。

この方法では、ねんきんネットの自動入力機能や入力チェック機能は利用できません。

そのため、個人番号または基礎年金番号、追納期間などを間違えないように確認する必要があります。

なお、共有パソコンや共用プリンターを利用する場合は、個人情報が残らないよう注意してください。

作成した追納申込書の提出方法

追納申込書は、年金事務所へ提出します。

提出方法は、窓口への持参と郵送の2種類です。

提出方法対応注意点
年金事務所の窓口○本人確認書類を準備
年金事務所への郵送○記載内容・添付書類を確認
ねんきんネットから電子送信×追納申込書は電子申請非対応
マイナポータルから電子送信×追納申込書の電子提出には非対応
街角の年金相談センター×追納手続きは取り扱わない

年金事務所の窓口へ提出する

印刷した追納申込書を、年金事務所へ持参します。

個人番号(マイナンバー)で申請する場合は、本人確認書類が必要です。

マイナンバーカードがあれば、原則として1枚で番号確認と本人確認ができます。

マイナンバーカードを持っていない場合は、マイナンバーを確認できる書類と、運転免許証などの本人確認書類を用意します。

郵送で提出する

年金事務所へ郵送することもできます。

マイナンバーを記入して申請する場合は、次のいずれかを添付します。

  • マイナンバーカードの表面・裏面のコピー
  • マイナンバー確認書類のコピーと、本人確認書類のコピー

日本年金機構では、本人確認書類の写しを添付するための「本人確認書類添付台紙」も公開しています。

基礎年金番号で申請する場合と、マイナンバーで申請する場合では確認書類の扱いが異なるため、申込書の記入要領を確認してください。

なお、街角の年金相談センターでは追納手続きを取り扱っていません。

提出先を間違えないようにしましょう。

追納申込書を提出した後の流れ

申込書を提出しただけでは、保険料の追納は完了しません。

日本年金機構が申込内容を確認し、追納が認められると納付書が送付されます。

その納付書を使用して、実際に保険料を納めます。

追納保険料の支払い方法

利用できる支払い方法は次のとおりです。

支払い方法追納で利用できるか
金融機関・郵便局の窓口○
コンビニエンスストア○
Pay-easy○
対応スマートフォン決済アプリ○
口座振替×
クレジットカード納付×
ねんきんネットの納付書によらない納付×

ここで間違えやすいのが、ねんきんネットの「国民年金保険料の納付」機能です。

この機能はスマートフォンから利用できますが、追納保険料については、ねんきんネットの「納付書によらない納付」を利用できません。

追納の場合は、日本年金機構から送られてくる納付書を使います。

スマートフォン決済アプリで支払う場合も、納付書に記載されたバーコードなどを利用する方法です。

対応アプリや納付可能額などの条件は、納付書と日本年金機構の最新案内を確認してください。

追納申請書を作成するときの注意点

追納できるのは原則10年以内の期間

追納できるのは、追納が承認された月の前10年以内にある、免除・納付猶予・学生納付特例の承認期間です。

例えば、過去に学生納付特例を利用していた場合でも、10年の期限を過ぎた期間は追納できません。

追納期限が近い場合は、申込書の提出から納付書の発行、実際の納付までに必要な時間も考慮してください。

日本年金機構も、期限直前に申し込むと期限までに追納できなくなる場合があると注意しています。

3年度目以降は加算額が発生する

追納は、いつ行っても当時の保険料と同額で納められるわけではありません。

免除・納付猶予・学生納付特例の承認期間について、翌年度から数えて3年度目以降に追納する場合は、経過期間に応じた加算額が上乗せされます。

2026年度に追納する場合の例は次のとおりです。

対象年度全額免除・納付猶予・学生納付特例の1か月分
2021年度17,110円
2022年度16,990円
2023年度16,770円
2024年度16,980円
2025年度17,510円

これは2026年度中に追納する場合の日本年金機構公表額です。

実際の納付額は対象年度や免除区分によって異なります。

一部免除の残りを納めていない場合は追納できない

国民年金保険料の一部免除を受けた期間については、免除されなかった残りの保険料を納めている必要があります。

例えば、半額免除を受けた月でも、残りの半額を納付していなければ、その期間について追納できません。

全額免除や学生納付特例とは条件が異なるため、ねんきんネットで納付記録を確認してください。

老齢基礎年金を受け取れる人は追納できない

日本年金機構では、老齢基礎年金を受け取ることができる人は追納できないと案内しています。

年齢や年金の受給状況によっては、過去に免除期間があっても追納の対象になりません。

該当するか判断できない場合は、年金事務所へ確認しましょう。

追納申込書を作成できない・表示されない場合の対処法

スマホで「届書の作成」が見つからない

スマートフォン版では、届書作成機能そのものが利用できません。

そのため、追納申込書の作成画面が表示されない場合は、まず利用している端末を確認してください。

ねんきんネットで自動入力された追納申込書を作成したい場合は、パソコン版を利用します。

スマホしかない場合は、公式サイトから申込書PDFを入手して印刷する方法があります。

「届書の電子申請」に追納申込書がない

ねんきんネットには「届書の電子申請」という別の機能があります。

しかし、すべての届書が電子申請に対応しているわけではありません。

追納申込書は、ねんきんネットの届書作成機能で作成し、印刷して提出する書類です。

「届書の電子申請」から追納申込書を探しても、電子申請の対象として表示されないため注意してください。

追納可能な月数や金額が表示されない

ねんきんネットの「納付・後払い(追納)可能月数と金額の確認」は、利用対象者に条件があります。

日本年金機構では、過去に免除・納付猶予・学生納付特例の承認期間や未納期間がある人のうち、老齢基礎年金の受給者や強制徴収対象者・納付誓約者などに該当しない人を対象としています。

そのため、表示されない場合は、単純な通信エラーとは限りません。

また、追納できる期間がない可能性もあります。

自分の記録と表示が一致しない場合は、年金事務所へ確認してください。

PDFを印刷できない

PDFのダウンロードはできても、プリンターがないため印刷できない場合があります。

この場合は、自宅以外の印刷サービスを利用するか、年金事務所で申込書を入手する方法があります。

追納申込書は、必ずねんきんネットで作成しなければならない書類ではありません。

公式の申込書を使用し、必要事項を正しく記入して提出することが重要です。

追納するメリットは?将来の年金額は増える?

追納する最大のメリットは、将来受け取る老齢基礎年金の金額を増やせることです。

日本年金機構では、1年間分の保険料を追納した場合の年金額の増加について、次の目安を示しています。

追納する期間将来の年金額の増加目安
全額免除期間を1年間追納年間約1万円
納付猶予期間を1年間追納年間約2万円
学生納付特例期間を1年間追納年間約2万円

これは日本年金機構が示す概算であり、実際の増加額は個別の加入記録などによって異なります。

また、追納した国民年金保険料は、所得税や住民税の計算において社会保険料控除の対象になります。

ただし、税負担がどの程度軽減されるかは、その年の所得や適用される税率などによって異なります。

追納するかどうかは、必要な納付額、将来の年金額の増加、現在の家計状況などを踏まえて検討するとよいでしょう。

まとめ

ねんきんネットの追納申請書について、最も重要なのはスマートフォン版とパソコン版の違いです。

  • スマートフォン版では追納可能月数や金額を確認できる
  • ねんきんネットの追納申込書作成機能はパソコン版のみ対応
  • 作成した追納申込書はPDFでダウンロードし、印刷する必要がある
  • 追納申込書は電子申請できず、年金事務所への郵送または持参が必要
  • スマホしかない場合は、公式の申込書PDFを入手して手書きで作成する方法がある
  • 追納が承認されると納付書が届き、その納付書を使って保険料を支払う
  • 追納できるのは原則10年以内で、期間によって加算額が発生する

特に注意したいのは、スマートフォンで追納可能額を確認できても、そのまま追納申込書を電子送信できるわけではないことです。

パソコン版の届書作成機能を利用するか、公式サイトから申込書をダウンロードして記入し、年金事務所へ提出してください。

参考リンク

-ねんきんネット