固定電話を解約したはずなのに、受話器を上げると発信音がする、外から電話をかけると呼び出し音が鳴る、まだ電話機が使えるように見えると不安になることがあります。
固定電話には、加入電話、ひかり電話、光回線電話、ワイヤレス固定電話、他社IP電話など複数の種類があり、解約日、撤去工事、番号休止、転送設定、契約元によって状態が変わります。
この記事では、固定電話を解約したのに繋がるように見える原因、確認すべきポイント、請求が続く場合の注意点まで詳しく解説します。
Contents
【解約】固定電話を解約したのに繋がる主な原因

固定電話を解約したのに繋がるように見える場合、まず確認したいのは「何が繋がっているのか」です。
受話器を上げたときに音がするだけなのか、外からかけると呼び出し音が鳴るのか、実際に通話できるのかで原因が変わります。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 発信音がする | 回線や機器がまだ動作している可能性 |
| 外から呼び出し音が鳴る | 番号がまだ停止していない可能性 |
| 通話できる | 解約日未到来・契約未完了の可能性 |
| 着信だけできる | 転送・番号案内・処理中の可能性 |
| 請求が続く | 別契約やオプション残りの可能性 |
考えられる原因は次のとおりです。
解約予定日がまだ来ていない。
解約申し込みは済んだが、回線停止処理が完了していない。
撤去工事日や停止日が後日に設定されている。
「解約」ではなく「利用休止」や「一時中断」になっている。
固定電話ではなく、ひかり電話や他社IP電話が残っている。
電話転送サービスや番号案内の影響で繋がっているように見える。
電話機やホームゲートウェイが通電しているだけで、実際には外線通話できない。
契約元を間違えて、別会社の電話契約が残っている。
NTT西日本では、加入電話・INSネット・光回線電話・ワイヤレス固定電話の解約手続きについて案内しており、今後電話の利用を再開する可能性がある場合は、利用休止・一時中断も確認するよう案内しています。
NTT東日本でも、電話の権利を預かる「利用休止」という扱いがあり、通常の解約とは異なる扱いになります。
制度背景として、固定電話は「電話番号」「回線契約」「電話加入権」「光回線」「電話機器」「オプションサービス」が分かれている場合があります。
そのため、ひとつの手続きだけで、すべてが同時に止まるとは限りません。
知らないと起きる問題は、「受話器から音がする=契約が残っている」と早合点することです。
実際に外線へ発信できるのか、外から着信できるのか、請求が続いているのかを分けて確認する必要があります。
解約日・停止日がまだ来ていないケース
固定電話は、解約を申し込んだ日と、実際に利用停止される日が同じとは限りません。
申し込み後、指定した解約日や工事日までは電話が使える場合があります。
| 状態 | 考えられること |
|---|---|
| 申し込み直後 | まだ停止処理前 |
| 解約予定日前 | 契約期間中として利用可能 |
| 撤去工事前 | 回線や機器が動作している場合あり |
| 月末解約指定 | 月末まで利用できる場合あり |
| 受付未完了 | 解約申し込みが完了していない可能性 |
確認したいことは次のとおりです。
解約申し込み日ではなく、解約予定日
受付完了メールや書面
停止日・撤去工事日がいつか
解約手続きが受付中なのか完了済みなのか
契約者本人による手続きが完了しているか
代理人手続きで必要書類が不足していないか
電話会社のマイページやサポートで契約状態
光回線を利用した電話サービスの場合、光回線の解約や撤去工事と電話サービスの停止日が関係する場合があります。
NTT西日本のフレッツ光解約案内では、撤去工事が必要な場合は担当者が利用場所を訪問し、撤去工事が不要な場合はレンタル機器返却の流れになると案内されています。
条件整理は次のとおりです。
解約申し込み日と停止日は同じとは限らない。
停止日までは通話できる場合がある。
光回線電話は撤去工事や機器返却と関係する場合がある。
受付未完了だと契約が継続している可能性がある。
解約日を確認するには契約元への確認が必要である。
制度背景として、固定電話は物理回線や番号管理が関係するため、申し込みと同時に即停止されるとは限りません。
特に光回線や他社サービスとセットになっている場合は、停止日や撤去日が別に設定されることがあります。
知らないと困るのは、「解約申請を送ったからすぐ止まる」と思い込むこと。
解約後に繋がるように見える場合は、まず停止日を確認してください。
「解約」ではなく「利用休止」や「一時中断」になっているケース

固定電話には、完全に契約を終了する「解約」と、電話加入権などを一定期間預ける「利用休止」、一時的に利用を止める「一時中断」があります。
これらは似ていますが、意味が違います。
| 手続き | 内容 |
|---|---|
| 解約 | 契約を終了する手続き |
| 利用休止 | 電話の権利を一定期間預ける扱い |
| 一時中断 | 一時的に電話利用を止める扱い |
| 再開 | 休止・中断では再開手続きが関係 |
| 注意点 | 手続き名によって請求や番号の扱いが変わる |
確認すべきことは次のとおりです。
申し込んだ手続きが解約か利用休止か
利用休止票や受付書類が届いていないか
電話加入権を残す手続きになっていないか
再開予定がある手続きになっていないか
月額料金が止まっているか
電話番号がどう扱われるか
NTT西日本は、利用休止について最大10年間電話回線を預かるサービスと説明しており、5年ごとに延長または再利用の連絡が必要になると案内しています。
NTT東日本も、利用休止は電話の権利を預かる扱いで、利用休止期間は5年間、5年経過後も申し出がない場合はさらに5年後に契約解除扱いになると説明しています。
条件整理は次のとおりです。
解約と利用休止は同じではない。
利用休止中は回線使用料がかからない場合がある。
利用休止は再利用を前提にした扱いである。
利用休止中でも、電話番号は変わる場合がある。
完全にやめたい場合は、解約手続きかどうか確認する必要がある。
制度背景として、昔ながらの加入電話には電話加入権という考え方があり、利用をやめるときに「完全解約」ではなく「休止」を選べる場合があります。
そのため、利用者側が「解約した」と思っていても、実際には休止扱いになっていることがあります。
知らないと起きる問題は、休止と解約を混同することです。
将来また固定電話を使う可能性があるなら休止が選択肢になりますが、今後まったく使わないなら、手続き内容を契約元に確認してください。
ひかり電話・IP電話の契約が残っているケース
固定電話を解約したつもりでも、実際には加入電話だけを解約し、ひかり電話やIP電話が残っている場合があります。
特に、光回線の契約と電話サービスがセットになっている家庭では注意が必要です。
| 電話の種類 | 確認先 |
|---|---|
| 加入電話 | NTT東日本・NTT西日本など |
| ひかり電話 | 光回線事業者 |
| 光回線電話 | 契約している通信会社 |
| ケーブルテレビ電話 | CATV会社 |
| 050IP電話 | プロバイダ・アプリ事業者 |
確認することは次のとおりです。
電話番号がどのサービスに紐づいているか
光回線の契約に電話オプションが残っていないか
ホームゲートウェイやルーターに電話機が接続されていないか
050番号やIP電話アプリを使っていないか
ケーブルテレビ会社の固定電話契約が残っていないか
請求書に電話オプション料金が残っていないか
固定電話の解約先と、実際の請求元が一致している
NTT西日本の解約手続きページでは、加入電話・INSネットだけでなく、光回線電話やワイヤレス固定電話も解約対象回線として案内されています。
つまり、固定電話といってもサービス種類が複数あるため、自分がどの電話を解約したのか確認が必要。
条件整理は次のとおりです。
加入電話を解約しても、ひかり電話が残る場合がある。
光回線を残す場合、電話オプションも残っていないか確認する。
電話機が光回線機器につながっている場合は、ひかり電話の可能性がある。
請求元がNTT以外の可能性もある。
契約先が複数あると、片方だけ解約しても電話が使える場合がある。
制度背景として、現在の固定電話は従来のメタル回線だけではなく、光回線やIP電話で提供されるものが増えています。
そのため、昔ながらの「固定電話を解約した」という感覚だけでは、契約の全体像を把握しにくくなっています。
知らないと困るのは、電話番号は同じでも、提供元が変わっているケース。
以前の加入電話からひかり電話へ番号を移していた場合、加入電話側を解約しても、ひかり電話が残っていれば繋がる可能性があります。
| 状況 | 起きる問題 | 原因 |
|---|---|---|
| 加入電話だけ解約 | まだ電話が使える | ひかり電話が残っているため |
| 光回線を残した | 電話オプションも残る | 電話だけ外していない可能性 |
| ルーターに電話機接続 | 発着信できる | IP電話が動作しているため |
| 請求元が違う | 解約先を間違える | 他社電話契約の可能性 |
| 050番号が残る | 固定電話のように使える | IP電話契約が残っているため |
電話機や機器が通電しているだけのケース

固定電話を解約したあとでも、電話機やホームゲートウェイ、ルーターの電源が入っていると、受話器を上げたときに何らかの音がする場合があります。
ただし、それだけで外線通話ができるとは限りません。
| 状態 | 考えられること |
|---|---|
| 受話器から音がする | 電話機内部音・機器側の音の可能性 |
| 外へ発信できない | 回線は停止済みの可能性 |
| 外からかからない | 番号は停止済みの可能性 |
| ルーターの電話ランプ点灯 | ひかり電話が残っている可能性 |
| 機器だけ残っている | 返却や撤去前の可能性 |
確認することは次のとおりです。
実際に外部の携帯電話へ発信できるか
携帯電話から固定電話番号へかけてみる
通話が成立するか、呼び出し音だけか
ホームゲートウェイの電話ランプ
電話機をルーターから外して状態
レンタル機器の返却案内が届いていないか
契約元に回線停止済みか
光回線電話の場合、ホームゲートウェイやルーターに電話機を接続して利用します。
機器が残っていると、見た目には以前と同じように電話が使えそうに見える場合があります。
条件整理は次のとおりです。
電話機に音がするだけでは、契約継続とは断定できない。
外線へ発信できるか確認する必要がある。
外から着信できるか確認する必要がある。
光回線機器が残っていると、電話が生きているように見える場合がある。
レンタル機器の返却や撤去工事が必要な場合がある。
制度背景として、固定電話サービスは回線と電話機が別物です。
電話機に電源が入っている、ルーターが動いている、ランプが点いているだけでは、電話契約が有効かどうかは判断できません。
知らないと起きる問題は、機器が残っているだけで「解約できていない」と不安になることです。
外線発信・着信・請求の3つを確認すると、実際の契約状態を判断しやすくなります。
転送・番号案内・留守番電話サービスが残っているケース
解約後に電話番号へかけると何らかの案内が流れる、別の番号へ転送される、呼び出し音がするように見える場合、転送設定や番号案内、留守番電話サービスなどが影響している可能性があります。
| 状態 | 考えられること |
|---|---|
| 別番号へ転送される | 転送サービスが残っている可能性 |
| 案内メッセージが流れる | 番号変更案内や停止案内の可能性 |
| 呼び出し音だけ鳴る | 処理中・転送中の可能性 |
| 留守電につながる | 別サービス側の留守電の可能性 |
| 着信はするが発信できない | サービス切替途中の可能性 |
確認したいことは次のとおりです。
外から固定電話番号へかけたときの動き
誰かの携帯電話へ転送されていないか
番号変更案内サービスを申し込んでいないか
留守番電話サービスや転送電話を契約していないか
光電話や携帯電話側の転送設定
契約元に番号の状態
固定電話を解約すると、番号案内や転送を一定期間利用できるサービスがある場合があります。
ただし、利用できる内容や期間は契約元やサービス種類によって異なります。
公式情報が確認できないため、すべての固定電話で同じ扱いとは断定できません。
条件整理は次のとおりです。
電話番号へかけて反応があるだけでは、回線契約が残っているとは限らない。
転送サービスが残っている可能性がある。
番号変更案内や停止案内が流れているだけの場合がある。
留守番電話が別サービス側で動いている可能性がある。
契約元に番号状態を確認するのが確実である。
制度背景として、電話番号は単に通話するだけでなく、転送、案内、留守番電話など複数のサービスに紐づく場合があります。
解約や番号変更の直後は、完全に無反応になるとは限りません。
知らないと困るのは、「呼び出し音が鳴る=まだ契約中」と判断してしまうこと。
呼び出し音の後に誰につながるのか、どんな案内が流れるのかまで確認してください。
解約後も請求が続く場合の確認ポイント

固定電話を解約したはずなのに請求が続く場合は、解約未完了、別契約、オプション残り、光回線とのセット請求、機器未返却などを確認します。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 請求元 | NTT、光回線事業者、CATV、プロバイダなど |
| 請求項目 | 基本料、通話料、オプション、機器代 |
| 解約日 | いつまで利用扱いか |
| 別契約 | ひかり電話・IP電話が残っていないか |
| 機器返却 | レンタル機器の未返却がないか |
確認することは次のとおりです。
請求書の請求元
請求明細に電話基本料が残っているか
通話料なのか、オプション料なのか
光回線やインターネット料金と合算されていないか
ひかり電話やIP電話の契約が残っていないか
レンタル機器の返却が必要か
解約月の日割り・翌月請求の有無
NTT東日本の利用休止案内では、利用休止中は回線使用料などはかからず無料と説明されていますが、再度電話を取り付ける際には工事費がかかると案内されています。
解約や休止後の料金は、手続き内容や契約先によって確認が必要です。
条件整理は次のとおりです。
請求が続く場合は、まず請求元を確認する。
電話料金ではなく、光回線料金や機器代が残っている場合がある。
解約月の料金が翌月に請求される場合がある。
オプションだけ残っている可能性がある。
契約元が複数ある場合は、それぞれ確認する必要がある。
制度背景として、固定電話はインターネット回線やオプションとセットで請求されることがあります。
電話を解約したつもりでも、請求書には別の料金が残っている場合があります。
知らないと起きる問題は、請求金額だけを見て「電話が残っている」と判断することです。
明細の内訳を確認し、電話基本料・通話料・オプション・機器代を分けて確認してください。
解約できているか確認する具体的な手順
固定電話を解約したのに繋がるように見える場合は、次の順番で確認すると整理しやすくなります。
| 順番 | 確認内容 |
|---|---|
| 1 | 解約予定日・停止日を確認 |
| 2 | 外線発信できるか確認 |
| 3 | 外から着信できるか確認 |
| 4 | 請求元と請求明細を確認 |
| 5 | 電話サービスの種類を確認 |
| 6 | 契約元へ問い合わせ |
確認手順は次のとおりです。
解約受付メールや書面を確認する。
解約日・停止日・撤去工事日を確認する。
固定電話から携帯電話へ発信できるか確認する。
携帯電話から固定電話番号へかけてみる。
呼び出し音、案内メッセージ、転送先を確認する。
請求書の内訳を確認する。
加入電話、ひかり電話、IP電話のどれか確認する。
契約元へ電話番号と契約状態を確認する。
問い合わせる場合は、次の情報を用意するとスムーズです。
契約者名。
固定電話番号。
お客さま番号や契約ID。
解約申し込み日。
解約予定日。
請求書の請求元と金額。
現在の状態。
発信できるか、着信できるか。
NTT東日本のFAQでは、利用休止中の電話を解約する場合、局番なしの116または利用休止票に記載された連絡先へ連絡するよう案内されています。
契約状態の確認も、契約元へ問い合わせるのが確実です。
条件整理は次のとおりです。
解約状態は、発信・着信・請求の3点で確認する。
電話の種類によって問い合わせ先が違う。
請求元と契約元が一致しているか確認する。
利用休止票や契約書類があれば手元に用意する。
不明な場合は116や契約元サポートに確認する。
制度背景として、固定電話の契約確認は、電話番号だけでなく契約者情報やお客さま番号が必要になる場合があります。
本人確認が必要なため、書類を準備して問い合わせるとスムーズです。
知らないと困るのは、契約元を間違えて問い合わせることです。
NTTの加入電話なのか、光回線事業者のひかり電話なのか、ケーブルテレビの電話なのかを確認してください。
よくある質問

固定電話を解約したのに発信音がするのはなぜですか?
解約予定日がまだ来ていない、回線停止処理前、電話機や光回線機器が通電しているだけ、ひかり電話やIP電話が残っているなどが考えられます。
実際に外線へ発信できるか確認してください。
外からかけると呼び出し音が鳴るのは契約が残っているからですか?
必ずしもそうとは限りません。
転送設定、番号案内、処理中、別サービスの電話契約が残っている可能性があります。
通話が成立するか、どこにつながるかを確認してください。
解約と利用休止は同じですか?
同じではありません。
解約は契約終了、利用休止は電話の権利を一定期間預ける扱いです。
NTT東日本・NTT西日本では、利用休止の期間や再開時の工事費などが案内されています。
加入電話を解約したのに電話が使えることはありますか?
ひかり電話や他社IP電話が残っている場合、固定電話のように使えることがあります。
電話機がルーターやホームゲートウェイに接続されている場合は、光回線電話の契約も確認してください。
解約後も請求が来るのはなぜですか?
解約月の料金が翌月に請求されている、光回線や電話オプションが残っている、別会社の電話契約が残っている、レンタル機器代などが請求されている可能性があります。
請求明細の内訳を確認してください。
固定電話の解約状態はどこに確認すればいいですか?
加入電話ならNTT東日本・NTT西日本、ひかり電話なら光回線事業者、ケーブルテレビ電話ならCATV会社、050IP電話ならプロバイダやアプリ事業者に確認します。
契約者名、電話番号、契約IDを用意すると確認しやすいです。
まとめ
固定電話を解約したのに繋がるように見える場合は、まず解約予定日や停止日が来ているか確認することが重要です。
解約申し込み日と実際の停止日は同じとは限らず、撤去工事日や契約終了日までは使える場合があります。
また、解約ではなく利用休止や一時中断になっている場合、完全な契約終了とは扱いが異なります。
加入電話を解約したつもりでも、ひかり電話、光回線電話、ケーブルテレビ電話、050IP電話など別の電話契約が残っていれば、固定電話のように繋がることがあります。
確認するときは、発信できるか、外から着信できるか、請求が続いているかを分けて見ます。
請求が続く場合は、電話基本料なのか、光回線料金なのか、オプションや機器代なのかを明細で確認してください。
最終的には、契約者名、電話番号、契約ID、解約日、請求明細を用意して、契約元へ確認するのが確実です。