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【えきねっと】往復で買えないのはなぜ?往復乗車券の廃止と現在の予約方法を解説

えきねっとで新幹線や特急列車を予約しようとしたとき、往復で購入する項目が見つからず、片道しか選べないことがあります。

「以前は往復で買えたのに、往復の選択肢がなくなっている」

「行きと帰りの新幹線をまとめて予約できない」

「往復乗車券が廃止されたと聞いたけれど、今はどうやって購入するの?」

このような場合、えきねっとの予約方法が変わったのか、往復での移動自体ができなくなったのか、分からなくなることもあるでしょう。

また、往復割引が使えなくなったことで運賃が高くなるのか、すでに購入した往復乗車券はどうなるのかも気になるところです。

この記事では、えきねっとで往復購入ができない理由や、2026年3月の往復乗車券廃止による変更点、現在の正しい予約方法を解説します。

えきねっとで往復で買えないのはなぜ?

えきねっとで往復の列車をまとめて購入できないのは、2026年3月14日からJRの往復乗車券が廃止され、現在は往路と復路をそれぞれ片道で申し込む仕組みになっているためです。

えきねっと公式FAQでも、往復の列車を一緒に申し込めるかという質問に対して、片道ずつ申し込むよう案内しています。

ただし、ここで注意したいのは、往復乗車券の廃止と、えきねっとで往復の列車を一括予約できないことは、厳密には別の話だという点です。

往復乗車券とは、行きと帰りの乗車区間を1組にした普通乗車券のことです。

一方、えきねっとで新幹線や特急列車を申し込む際の「往復予約」は、行きと帰りの列車をまとめて選択・購入する操作を指します。

えきねっとのFAQには、往復列車の一括申込ができないという案内が以前から掲載されており、2026年の制度変更だけが原因ではありません。

現在の取扱いを整理すると、次のようになります。

項目2026年10月現在
往復乗車券の新規購入× 廃止
往復割引の新規適用× 終了
往復の列車を一括予約× 不可
行きの列車を片道予約○ 可能
帰りの列車を片道予約○ 可能
往復の移動そのもの○ 可能
往復タイプのおトクなきっぷ△ 商品による

つまり、往復で旅行できなくなったわけではなく、行きと帰りをそれぞれ申し込めば、従来どおり往復の移動ができます。

JRの往復乗車券は2026年3月14日に廃止された

往復乗車券の発売は2026年3月13日で終了

JR各社は、2026年3月13日をもって往復乗車券と連続乗車券の発売を終了しました。

2026年3月14日以降は、通常の往復移動であっても、原則として片道乗車券をそれぞれ購入する形になります。

JR東日本の公式案内でも、えきねっとでの往復乗車券の取扱いは、2026年3月13日購入分をもって終了すると明記されています。

なお、廃止されたのは往復乗車券という券種であり、普通乗車券そのものがなくなったわけではありません。

601km以上の往復割引も終了

往復乗車券の廃止に伴い、従来の「往復割引」も終了しました。

以前は、片道の営業キロが601km以上の区間を往復する場合、往路と復路の運賃がそれぞれ1割引になる制度がありました。

例えば、東京~新大阪間など、片道601km以上の条件を満たす区間では、往復乗車券を購入することで運賃部分の割引を受けられました。

しかし、2026年3月14日以降に新しく購入する乗車券には、この往復割引は適用されません。

項目2026年3月13日まで2026年3月14日以降
往復乗車券発売あり発売終了
連続乗車券発売あり発売終了
601km以上の往復割引条件を満たせば適用取扱終了
片道乗車券発売あり引き続き発売
新幹線eチケット(往復割)発売あり新規発売終了

注意したいのは、往復割引の対象が「運賃」であり、新幹線の特急料金まで一律に1割引になる制度ではなかったことです。

そのため、往復割引の終了による負担増は、利用区間の運賃によって異なります。

新幹線eチケット(往復割)も発売終了

えきねっとで提供されていた「新幹線eチケット(往復割)」も、2026年3月13日購入分をもって発売を終了しました。

この商品は、従来の往復割引を新幹線eチケットに適用するものでした。

現在は新しく購入できませんが、通常の新幹線eチケットサービスは引き続き利用できます。

つまり、新幹線eチケット全体が廃止されたわけではありません。

えきねっとで往復の新幹線を予約する方法

現在、えきねっとで新幹線を往復利用する場合は、行きと帰りを別々の片道予約として申し込む方法になります。

行きの新幹線を予約する

まず、往路の列車を予約します。

  1. えきねっと公式サイトにログインする。
  2. 「JRきっぷ」が選択されていることを確認する。
  3. 乗車駅・降車駅・乗車日・出発時刻・人数を入力する。
  4. 「列車を検索する」を選択する。
  5. 希望する新幹線と座席の種類を選ぶ。
  6. 新幹線eチケットなど、希望するきっぷの種類を選択する。
  7. 申込内容と金額を確認し、予約を確定する。

新幹線eチケットを利用する場合は、対象となる交通系ICカードを登録することで、紙のきっぷを受け取らずに乗車できます。

ただし、利用できる路線や商品には条件があります。

帰りの新幹線を予約する

往路の予約が完了したら、続けて復路を申し込みます。

  1. えきねっとの列車検索画面に戻る。
  2. 今度は帰りの駅を乗車駅、出発した駅を降車駅に設定する。
  3. 帰宅する日付と希望する出発時刻を入力する。
  4. 帰りに利用する列車を検索する。
  5. 希望する座席と商品を選択する。
  6. 申込内容を確認し、復路の予約を確定する。

例えば、東京から仙台へ行って帰ってくる場合は、次のように申し込みます。

予約乗車区間乗車日
往路東京 → 仙台10月20日
復路仙台 → 東京10月22日

このように、行きと帰りの予約をそれぞれ成立させれば、往復で利用できます。

ただし、往路の予約が成立しても、復路の座席が自動的に確保されるわけではありません。

帰りの列車についても、申込完了画面や申込履歴で予約が成立していることを確認する必要があります。

往路と復路の発売開始日が異なる場合がある

通常の指定席は、原則として乗車日の1か月前の午前10時から発売されます。

そのため、行きと帰りの乗車日が異なる場合は、それぞれの発売開始日も異なります。

例えば、10月20日出発、10月22日帰着の旅行では、通常の発売開始日は次のようになります。

予約乗車日通常の発売開始日
往路10月20日9月20日10時
復路10月22日9月22日10時

えきねっとには早期予約や事前受付のサービスもありますが、対象列車や申込条件が異なります。

また、事前受付を利用する場合も、往復の列車を一括で申し込むことはできません。

往復で買えなくなったことで料金は高くなる?

往復乗車券の廃止によって、すべての利用者の運賃が一律に高くなるわけではありません。

影響が大きいのは、これまで往復割引を利用していた人です。

601km以上の区間では往復割引がなくなる

従来の往復割引は、片道601km以上の区間が対象でした。

例えば、片道の通常運賃が10,000円だった場合、以前の往復割引では次のような計算になります。

項目従来の往復割引割引終了後
片道運賃9,000円10,000円
往復運賃18,000円20,000円
差額—2,000円

※計算方法を示すための仮定の金額です。実際の運賃や端数処理、特急料金は含んでいません。

ただし、2026年3月14日にはJR東日本などで運賃改定も行われています。

そのため、実際の料金差は往復割引の終了だけでなく、運賃改定や購入する商品によっても変わります。

600km以下の区間では従来から往復割引の対象外

片道の営業キロが600km以下の区間では、従来の往復割引は適用されませんでした。

そのため、往復乗車券の廃止によって、従来の1割引が失われるわけではありません。

ただし、運賃改定などによって実際の支払額が変わる場合はあります。

また、601km以上という基準は、単純な地図上の直線距離ではなく、JRの営業キロに基づくものです。

往復割引の代わりに安く購入する方法はある?

従来の往復割引は終了しましたが、えきねっとには現在も割引商品があります。

新幹線eチケット(トクだ値)を利用する

新幹線eチケット(トクだ値)は、対象列車や区間などの条件を満たす場合に利用できる割引商品です。

通常のきっぷとは異なり、列車・区間・座席数・発売期間などに制限があります。

そのため、往復で利用する場合は、行きと帰りのそれぞれで対象商品が販売されているか確認する必要があります。

往路では割引商品が購入できても、復路では売り切れている場合があります。

また、トクだ値には変更や払戻などの制約があるため、価格だけで判断しないことが重要です。

往復タイプのおトクなきっぷを確認する

往復乗車券が廃止されても、往復利用を前提としたすべての割引商品がなくなったわけではありません。

JRでは、区間や利用条件を限定した「おトクなきっぷ」を販売している場合があります。

ただし、これらは通常の往復乗車券とは別の商品です。

購入方法や有効期間、途中下車、列車の指定方法などが商品ごとに異なります。

えきねっとの「おトクなきっぷ」では、往復タイプの商品について、行きまたは帰りの列車を申し込む操作が案内されている場合もあります。

通常の往復乗車券が廃止されたことと、往復タイプの企画乗車券がすべて廃止されたことは同じではありません。

廃止前に買った往復乗車券は使える?

2026年3月13日までに購入した往復乗車券は、発売終了後も条件を満たせば利用できます。

JR東日本の公式FAQでは、発売終了前に購入した往復乗車券や連続乗車券について、券面に記載された有効期間内であればそのまま利用できると案内しています。

2026年3月14日以降の乗車でも有効

例えば、2026年3月13日までに購入した往復乗車券で、実際の乗車日が3月14日以降だった場合でも、有効期間内であれば利用できます。

また、廃止前に購入した新幹線eチケット(往復割)についても、乗車日が3月14日以降であっても有効と案内されています。

ただし、発売終了後に新しく往復割引の商品を購入することはできません。

購入済みの往復乗車券を変更する場合

JR東日本の公式FAQでは、2026年3月13日までに購入した往復割引の乗車券について、3月14日以降の変更でも改定前の運賃で取り扱い、変更後も条件を満たせば往復割引を適用すると案内しています。

ただし、すべての変更が無条件に認められるわけではありません。

変更できる内容や期限などは、購入した乗車券や商品に適用されるルールに従います。

すでに購入した往復乗車券がある場合は、安易に払い戻して片道乗車券を買い直すのではなく、まず変更条件を確認してください。

往復を別々に予約する際の注意点

行きと帰りの予約成立をそれぞれ確認する

片道ずつ申し込む場合、往路と復路は別々の予約として扱われます。

そのため、片方の予約だけが成立している可能性があります。

特に、帰りの予約を後から申し込む場合は、申込履歴で両方の予約が確認できるか注意してください。

片方を変更しても、もう片方は自動変更されない

行きと帰りを別々に予約した場合、片方の列車を変更しても、もう片方の予約が自動的に変更されるわけではありません。

例えば、旅行の日程を1日延ばす場合、帰りの列車についても別途変更手続きが必要です。

変更可能な期限や手数料は、商品や受取状況などによって異なります。

新幹線eチケットは人数分のICカードを確認する

新幹線eチケットサービスでは、利用人数分の交通系ICカードが必要です。

複数人で往復予約する場合は、往路と復路それぞれの予約に対して、乗車する人のICカード情報が正しく紐づけられているか確認してください。

なお、新幹線eチケットは対象路線が限られており、全国すべての新幹線で同じ方法を利用できるわけではありません。

よくある質問

えきねっとで往復ボタンがなくなったのは不具合?

必ずしも不具合ではありません。

2026年3月14日から往復乗車券の発売が終了しており、えきねっとでも往復乗車券の新規購入はできません。

また、往復の列車をまとめて申し込む機能についても、公式FAQでは対応していないと案内しています。

行きと帰りを同じ日に予約できる?

往路と復路の両方が発売期間内であれば、同じ日にそれぞれ予約できます。

ただし、一度の操作で往復の列車をまとめて申し込むことはできません。

行きと帰りを別々に検索し、それぞれ購入してください。

往復乗車券の廃止はJR東日本だけ?

いいえ。

往復乗車券と連続乗車券の発売終了は、JR各社に関係する制度変更です。

えきねっとだけの独自ルールではありません。

ただし、JR各社が販売する企画乗車券や割引商品については、それぞれ取扱条件が異なります。

往復で買うより片道ずつ買う方が高い?

従来の往復割引が適用されていた601km以上の区間では、割引終了による影響があります。

一方、従来から往復割引の対象外だった区間では、その割引がなくなることによる直接的な影響はありません。

実際の支払額は、運賃改定や利用する割引商品などによって異なります。

まとめ

えきねっとで往復購入ができない場合は、2026年3月の制度変更と、現在の予約方法を確認することが重要です。

  • JRの往復乗車券は2026年3月13日で発売終了となった。
  • 2026年3月14日以降は、従来の601km以上の往復割引も終了している。
  • えきねっとでは、行きと帰りの列車を片道ずつ申し込む必要がある。
  • 通常の新幹線eチケットや対象の割引商品は引き続き利用できる。
  • 廃止前に購入した往復乗車券は、有効期間内であれば利用できる。

往復乗車券が廃止されても、行きと帰りの列車をそれぞれ予約すれば、従来どおり往復で移動できます。

予約時は、往路と復路の両方が成立していることを確認し、利用できる割引商品や変更条件もあわせて確認してください。

参考リンク

-えきねっと