イープラスで購入したチケットについて、急に公演へ行けなくなったり、同行者にチケットを渡したくなったりすることがあります。
「イープラスのチケットは友達や家族に譲渡できる?」
「スマチケを分配すれば、購入者以外でも入場できる?」
「行けなくなったチケットをリセールに出すにはどうすればいい?」
このような場合、チケットの受取方法や公演ごとのルールによって、利用できる手続きが異なるため、どの方法を選べばよいのか迷うこともあるでしょう。
また、スマチケを分配できても本人確認で入場できない可能性があるほか、個人間での譲渡や転売には注意が必要です。
この記事では、イープラスのチケットを譲渡する方法や、スマチケの分配手順、公式リセール・トレードの利用条件と注意点を解説します。
イープラスのチケットは他人に譲渡できる?

イープラスでは、チケットの譲渡・転売は利用規約上、原則として禁止されています。
ただし、スマチケの分配機能を利用できる公演や、公式リセール・トレードの対象公演では、それぞれ定められた方法でチケットを渡したり、再販売したりできます。
公式ヘルプでも、利用規約第17条に基づき、第三者への譲渡・転売は原則禁止と案内されています。
そのため、購入したチケットを自由に他人へ譲れるわけではありません。
主な方法を整理すると、次のようになります。
| 方法 | 利用できる条件 | 主な用途 |
|---|---|---|
| スマチケの分配 | 分配可能な公演 | 同行者へのチケット受渡し |
| イープラスの定価リセール | リセール対象公演 | 行けなくなったチケットの再販売 |
| チケプラトレード | トレード対象公演 | 公式サービスを通じた再販売 |
| 紙チケットを知人に渡す | 公演規約などによる | 原則禁止のため個別確認が必要 |
| SNSやフリマサイトで譲渡・転売 | 原則禁止 | 正規の譲渡方法ではない |
重要なのは、スマチケの分配と、チケットの譲渡・転売は同じ意味ではないという点です。
分配機能は、主に同行者が自分のスマートフォンでチケットを受け取るための仕組みです。
一方、購入者が行けなくなったチケットを第三者に再販売する場合は、対象公演で実施される公式リセールやトレードを利用する必要があります。
スマチケを分配して同行者に渡す方法
イープラスの電子チケット「スマチケ」は、分配可能な公演であれば、LINEまたはメールを利用して別のスマートフォンへ送ることができます。
ただし、分配先の人もイープラスアプリをインストールする必要があります。
スマチケが分配できるか確認する方法
まず、購入したチケットが分配に対応しているか確認します。
公式に案内されている確認手順は次のとおりです。
- イープラスの「申込み履歴(申込み状況照会)」を開く。
- 該当する公演の「詳細」を選択する。
- 「受取方法」の欄を確認する。
- スマチケの分配可否や認証方法を確認する。
公演によっては、分配可否が表示されない場合もあります。
また、すでにチケットをダウンロードしている場合は、イープラスアプリのチケット画面でも確認できます。
分配できない公演では、チケット画面に「このチケットは分配できません」と表示されます。
この場合は、原則として購入者と同行者が一緒に入場する必要があります。
LINEでスマチケを分配する手順
LINEを利用する場合は、次の手順で操作します。
- イープラスアプリを開き、分配したいスマチケを表示する。
- 「同行者へ分配する」を選択する。
- 「LINEで分配する」を選び、「次へ」をタップする。
- 分配先の個人アカウントを選択する。
- 相手にチケットのダウンロード用URLを送信する。
- 受取人がURLを開き、イープラスアプリでチケットをダウンロードする。
公式ガイドでは、LINEで分配する際はグループトークではなく、相手の個人アカウント宛てに送るよう案内されています。
また、複数枚を分配する場合は、1枚ずつ操作する必要があります。
メールでスマチケを分配する手順
LINEを利用しない場合は、メールでも分配できます。
- イープラスアプリで該当するスマチケを表示する。
- 「同行者へ分配する」を選択する。
- 「メールで分配する」を選び、「次へ」をタップする。
- 分配先のメールアドレスを入力する。
- 宛先を確認して「メール送信」を選択する。
- 受取人が届いたURLからスマチケをダウンロードする。
メールで分配する場合は、受取人が「@eplus.co.jp」からのメールを受信できるよう設定しておく必要があります。
メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダーや受信拒否設定も確認してください。
スマチケは購入者本人の分も分配できる?

イープラスの公式ヘルプでは、分配可能な公演であれば、購入したすべてのチケットを別の端末へ分配することも可能と案内されています。
ただし、購入者本人のチケットを分配できることと、購入者以外が問題なく入場できることは別です。
公演によっては、申込者や同行者の本人確認が行われます。
本人確認がある公演で購入者本人のチケットを第三者に分配した場合、入場できない可能性があります。
また、チケットには購入者の氏名が表示されます。
同行者を事前登録した公演では、購入者と同行者それぞれの氏名が表示される場合があります。
そのため、購入者が行けなくなったからといって、本人分のチケットを別の人へ送れば必ず入場できるわけではありません。
同行者登録が必要な公演では分配先が制限される
申込み時に同行者の事前登録が必要な公演では、分配先が制限される場合があります。
特に、スマチケのダウンロード時にSMS認証や電話番号認証が必要なチケットでは、事前登録した同行者の電話番号に対応する端末にのみ分配できます。
例えば、同行者としてAさんを登録していた場合、後からBさんへ自由に分配できるとは限りません。
分配先を変更したい場合は、公演の受付条件や同行者変更に関する案内を確認してください。
スマチケの分配を取り消す・やり直す方法
分配先を間違えた場合や、同行者が変更になった場合は、チケットの受取状況によって対応が異なります。
相手がまだダウンロードしていない場合
分配先の人がチケットをダウンロードしていなければ、分配を取り消してやり直すことができます。
- イープラスアプリで分配中のチケットを表示する。
- 「同行者へ分配をやめる」を選択する。
- 分配の取消しを行う。
- 必要に応じて、正しい相手へ再度分配する。
分配を取り消した後は、以前送信したURLからチケットをダウンロードできなくなります。
相手がすでにダウンロードした場合
分配先の人がチケットをダウンロード済みの場合、送信者側から分配を取り消すことはできません。
この場合は、受取人にチケットを再分配してもらう必要があります。
ただし、再分配できるかどうかは公演の分配条件にも左右されます。
また、分配中のチケットでは入場できません。
自分が使用するチケットを誤って分配した場合は、入場前に正しい端末へ戻しておく必要があります。
行けなくなったチケットを公式リセールに出す方法

公演に行けなくなった場合は、公式リセールを利用できるか確認してください。
イープラスの定価リセールは、対象公演のチケットを公式の仕組みで再販売するサービスです。
ただし、すべての公演が対象になるわけではありません。
定価リセールの対象か確認する方法
公式ヘルプでは、リセール対象公演の場合、リセール期間になると申込み履歴に「リセール対象公演」と表示されると案内されています。
確認手順は次のとおりです。
- イープラスの「申込み履歴(申込み状況照会)」にログインする。
- 該当する公演の「詳細」を選択する。
- 「リセール対象公演」の表示があるか確認する。
- リセールの受付期間や出品条件を確認する。
リセールの実施有無は、公演やアーティストの公式サイトでも確認できます。
なお、リセール対象公演であっても、受付期間外は出品できません。
定価リセールに出品する手順
イープラスの定価リセールには、枚数を選択して出品する方式と、チケットを指定して出品する方式があります。
具体的な方式は公演によって異なりますが、基本的な流れは次のとおりです。
- イープラスの申込み履歴にログインする。
- リセール対象公演の「詳細」を開く。
- 「リセール出品登録」を選択する。
- 出品する枚数、または対象チケットを選択する。
- 内容を確認して「登録」を選択する。
- リセール結果発表日時になったら申込み履歴で結果を確認する。
リセールが成立した場合は「成立」、成立しなかった場合は「不成立」と表示されます。
また、受付期間内であれば、出品の取消しや再出品が可能です。
リセールに出せば必ず売れる?
公式リセールに出品しても、必ず成立するわけではありません。
購入希望者がいない場合や、対象チケットが成立条件を満たさない場合などは、不成立になることがあります。
リセールが成立しなかった場合、チケットが自動的にキャンセル・返金されるわけではありません。
また、出品できる枚数や対象チケット、手数料、代金の受取方法などは公演やリセール方式によって異なります。
出品前に、該当公演の案内を確認することが重要です。
チケプラトレードでチケットを譲る方法
イープラスで購入したチケットの中には、チケプラトレードの対象となる公演もあります。
チケプラトレードは、公式に認められたチケットトレードサービスです。
対象公演では、イープラスの申込み履歴から出品手続きを開始できます。
チケプラトレードの出品手順
- イープラスの「申込み履歴(申込み状況照会)」を開く。
- 該当する公演の「詳細」を選択する。
- トレード期間中に表示される「トレードに出品する」を選択する。
- 案内に従ってチケプラトレードの出品手続きを進める。
- 出品後は、チケプラトレード側で成立状況を確認する。
ただし、チケプラトレードには出品できない条件があります。
公式ヘルプでは、主に次のようなケースが出品対象外として案内されています。
- トレード対象外の公演
- 配送受取やQR受取で購入したチケット
- 離れた座席を了承して購入したチケット
- 同行者分を残して申込者分のみを出品したい場合
このように、定価リセールとチケプラトレードでは、利用条件が異なります。
どちらのサービスを利用できるかは、購入した公演の案内に従って判断してください。
紙チケットは友達や家族に譲渡できる?

紙チケットの場合、スマチケのような分配機能はありません。
また、紙チケットを直接渡せるからといって、自由に譲渡してよいわけではありません。
イープラスの利用規約では、チケットの譲渡・転売は原則禁止されています。
そのため、友達や家族に譲る場合でも、公演の公式ルールを確認する必要があります。
特に、購入者本人の氏名が印字されているチケットや、入場時に本人確認が行われる公演では注意が必要です。
本人確認がある場合、購入者以外の人がチケットを持参しても入場できない可能性があります。
購入者が行けなくなった場合は、公式リセールやトレードの対象になっているか確認してください。
SNSやフリマサイトで譲渡するとどうなる?
X(旧Twitter)やフリマサイト、個人間の取引サービスなどを通じて、チケットを譲渡したいと考える人もいるでしょう。
しかし、イープラスではチケットの譲渡・転売を原則禁止しています。
また、スマチケの公式ヘルプでは、営利目的で第三者に分配する行為は禁止されており、転売が判明した場合は主催者の判断でチケットが無効になることがあると案内されています。
ただし、どのような方法で転売を検知しているのか、具体的な判定基準は公式には公開されていません。
そのため、SNSでの取引なら問題ない、定価以下なら必ず認められるといった判断はできません。
さらに、個人間の取引では、代金を支払ってもチケットを受け取れない、本人確認で入場できないなどのトラブルも考えられます。
イープラスは、直接購入以外の方法で発生したチケットのトラブルについて責任を負わないと案内しています。
チケットを手放す場合は、公演で認められている公式リセールやトレードを利用することが重要です。
よくある質問

スマチケを分配すると購入者の名前は表示される?
はい。
イープラスの公式ヘルプでは、分配したチケットにも購入者の氏名が表示されると案内されています。
同行者を事前登録した公演では、購入者と同行者それぞれの氏名が表示される場合があります。
分配したチケットは相手だけで入場できる?
分配可能な公演で、本人確認などの条件を満たしていれば、受取人が自分のスマートフォンで入場できる場合があります。
ただし、公演によっては購入者との同時入場が必要な場合や、本人確認が行われる場合があります。
分配できたことだけで、単独入場が保証されるわけではありません。
スマチケをスクリーンショットで渡してもいい?
スマチケのスクリーンショットや画面キャプチャーでは入場できません。
公式ヘルプでも、スクリーンショットを提示しても入場できないと案内されています。
チケットを渡す場合は、対象公演で認められた正式な分配機能を利用してください。
リセール対象外のチケットはキャンセルできる?
イープラスでは、購入者の都合によるチケットの取替え・変更・キャンセルは原則としてできません。
リセール対象外の場合も、行けなくなったという理由だけで返金されるわけではありません。
公演中止・延期などに伴う払戻しについては、主催者が払戻しを実施すると決定した場合に案内されます。
まとめ
イープラスのチケットを他人に譲る場合は、スマチケの分配と公式リセール・トレードの違いを理解することが重要です。
- イープラスでは、チケットの譲渡・転売は原則禁止されている。
- 分配可能なスマチケは、LINEやメールを使って同行者へ送れる。
- 購入者本人のチケットも分配できる場合があるが、本人確認で入場できない可能性がある。
- 行けなくなったチケットは、対象公演であれば定価リセールやチケプラトレードに出品できる。
- SNSやフリマサイトでの個人間取引は、規約違反や入場トラブルにつながる可能性がある。
まずは申込み履歴で分配可否やリセール対象の表示を確認し、公演ごとのルールに沿った方法で手続きを進めてください。